ゆみぞうエンタメ図鑑 毎月5・20日更新。
03 19


2013/03/19





いよいよ、桜の季節ですね。
近所の公園で、河津桜がもう咲いていて
濃いピンクが、可愛らしいです。
でも、やっぱり薄いピンクの染井吉野が
待ち遠しい。園芸種だそうですが
傑作だと思います。博士です。

桜の木を見ると、中学の国語の教科書に
載っていた「言葉の力(大岡信)」を
思い出してしまいます。

染色家が、桜を使って桜色に染色が出来る
という話が出てくるのですが
花びらからではなく、樹皮を
煮詰めて作るんだそうです。
それも、桜の花が咲く直前の樹皮を使うと
えも言われぬ色が、取り出せるのだとか。

作者も驚いたと書いているのですが
読んでいるこちらも驚きました。

樹皮! 樹皮がピンクを内包していたとは!

と、目からウロコだったので
20年以上経った今でも覚えています。

同じ教科書を使っていて、覚えている方も
多いのではないでしょうか。
そしてこの話は、この先
いつまでも忘れないと思います(笑)。

心に残って、毎年桜を見るたびに
それを思い出す人が大勢いるって
壮大で、素敵な話だなあ。

そして、その話を知らなくて
今、この文章で知った人が
同じように思い出してくれたら

この素敵な話に博士のっかれるんですけど
どうですか。ダメですか。

「言葉の力」では、言葉の一語一語が
花びら一枚一枚と、同じだと。
我々は、花びらに現れたピンクしか
見えないけれど、その花びらは生み出す
大きな幹が背負っているんだと念頭におくと
一語一語のささやかな言葉の、ささやかさ
そのものの大きな意味が実感されてくる
んじゃないかと書かれています。

というわけで、今回、丁寧な言葉を
心がけて書いてみたんですが
どうでしょうか。

のっかれる、とか書いた時点で
ダメだった気がする博士なのでした。

 

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筆者紹介

ほしのゆみ(通称:ゆみぞう)

1972年生まれ。千葉県浦安市在住。
日常の1コマを絵日記にしたHP『絵日記でもかいてみようか 』は1日平均4万ヒットの大人気。
著書に『奥さまはマリナーゼ』シリーズ、『楽婚レシピ』(いずれも宙出版)、『品性でも磨いてみようか』(メディアファクトリー)、『おいしいオット・ライフ』(白泉社)など。最新刊に『奥さまはマリナーゼFINAL』(宙出版)がある。
 
http://enikkidemo.com/

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