甲斐みのりのコラム「東京映画散歩」

第19回:向島界隈

『acteur(アクチュール)』3月号の連載「東京映画散歩」。第19回目に訪れたのは、「濹東綺譚」「下町の太陽」「菊次郎の夏」などの舞台やロケ地で、滝田ゆう『寺島町奇譚』や吉行淳之介『原色の街』にも描かれた、向島界隈。本誌では「アート&カフェこぐま」「長命寺 桜もち」「墨田区立隅田公園 少年野球場」「押上食堂」「カド」を詳しく紹介していますが、スカイツリーから向島まで、さらなる見所を。

写真1

東京スカイツリー

東京の新名所・東京スカイツリーで注目したいのは、
ミナペルホネン・皆川明氏デザインのユニフォーム。
インフォメーション、ショップスタッフ、駐車場誘導係まで、全部で7種類。
写真撮影をお願いすると快く応じてくれる。
オフィシャルショップでも、東京スカイツリーモチーフで
ミナペルホネンデザインのおみやげが購入できる。
墨田区押上1-1-2 0570-55-0634

写真2

ムーミンハウスカフェ

フィンランドからやってきた童話「ムーミン」の世界を楽しめるカフェ。
フィンランドで人気のコーヒースタンド「ロバーツコーヒー」の
ブルーベリーコーヒーや、登場人物や家をかたどったワッフル、
ランチ(ライス)、デザート、飲みもの、愛嬌いっぱいのメニューがたくさん。
テイクアウト用のニョロニョロドーナツはブルーベリー味。
墨田区押上1-1-2東京ソラマチ1F 03-5610-3063

写真3

ハト屋

映画「のんちゃんのり弁」やドラマ「東京バンドワゴン」の
ロケがおこなわれた「キラキラ橘商店街」にある、
大正元年創業のコッペパン専門店。プレーン1個120円、
ピーナッツバターもしくはジャム付だと150円。
ふっくら香ばしく、昔の給食を思い出す懐かしい味。
パンを持って近くの「鳥よし」に行けばメンチカツを挟んでもらえる。
墨田区京島3-23-10 03-3611-8290

写真4

鳩の街通り商店街

昭和33年、売春防止法が施行されるまで赤線地帯として知られた一帯が、
親しみやすい商店街に。
吉行淳之介『原色の街』の舞台で、昭和の面影が色濃く残る。
メインストリートから一筋入ると、
元はカフェーだったタイル貼りの建物がところどころに。
“米兵出入り禁止”を意味する「OFF LIMITS」というペイントがかつての歴史を物語る。
東京都墨田区向島5丁目界隈 03-3612-9495

写真5

向島百花園

200年前の文化・文政時代、先代出身の骨董商により開園。
江戸時代には文人墨客が集まりサロン的役割を果たした。
園内にありお茶やお菓子で一服できる売店「茶亭さはら」で
扱うみやげものの中でも、
戦前まで園内に存在した窯で作られていたみやげものを再現した
「都鳥箸置き」がおすすめ。つがい(2個セット)で660円。
墨田区向島3-18-3 03-3611-8705

甲斐みのり

文筆家。旅や散歩、お菓子や手土産、クラシック建築にホテル、雑貨に暮らしなど、女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、雑誌や書籍に執筆。数校のカルチャースクールで、まち歩き講座の講師をつとめる。著書に『乙女の東京』『お菓子の旅』など。

 バックナンバー

第19回:向島界隈

第18回:高円寺

第17回:築地

第16回:東京駅~丸の内

第15回:浅草

第14回:渋谷

第13回:上野駅

第12回:上野恩賜公園

第11回:人形町

第10回:雑司が谷

第9回:聖蹟桜ヶ丘

第8回:椎名町

第7回:新宿

第6回:阿佐ヶ谷

第5回:東京タワー

第4回:神楽坂

第3回:井の頭公園

第2回:谷根千

第1回:神保町

帯

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