甲斐みのりのコラム「東京映画散歩」

第3回:井の頭公園

『acteur(アクチュール)』7月号の、連載「東京映画散歩」第3回で案内したのは、「住みたい街」の上位にランクインする吉祥寺の、憩いの公園。
本誌で紹介している「井の頭恩賜公園」、「井の頭自然文化園」、「三鷹の森ジブリ美術館」、「いせや総本店公園店」、「山本有三記念館」の他、思い出が深かったり、 記憶に残る個人的に好ましい店や場所について、どうぞ。

写真1

うさぎ館

井の頭公園駅前に「宵待草」という喫茶店があったのだけれど、
数年前に閉店してしまい残念に思っていた。
しかし、その店のオーナーで画家でもある吉田キミコさんが
公園の中、少女漫画に登場するようなオープンカフェを
はじめられていた。
名物はガレット。店内にはうさぎのモチーフが。
武蔵野市御殿山1-19-43 0422-43-0015

写真2

井の頭自然文化彫刻園

井の頭文化園で、ゾウのはな子やリスとふれあい、
ミニ遊園地を楽しんだあと、ぜひ訪れてほしい彫刻園。
長崎平和記念像を手がけた彫刻家・北村西郷の作品群を一同に観賞できる。
アトリエ館、彫刻館A館、彫刻館B館と3館の建物の中に、
迫力ある作品がすらりと並ぶだけでなく、野外にも展示。  
武蔵野市御殿山1-17-6 0422-46-1100

写真3

Roundabout

古いビルの2階、上京してからずっと通い続けている店がある。
文房具や器をはじめ暮らしの道具や衣類、
骨董的価値のある古いものから、
機能的な定番品の新しいものまでぎっしり。
いったいいくつのものを我が家に持ち帰ったことか。
店名は、環状交差点という意味。駅の北側には姉妹店も。
武蔵野市吉祥寺南町1-6-7-2F 0422-47-5780

写真4

宝古堂福田

太陽も沈みかけ、ときは夜へと変わりゆく頃。
吉祥寺駅近くから南東にのびる「末広通り」の路上で、
骨董を並べ道行く人に売るおじいさんがいる。
そんな噂をきいてでかけたところ、
現実に遭遇することができたのですが。
まるで、つげ義春作品のような光景に、
ただ遠くから見つめるばかり。
※末広通り沿いの路上に夕方以降、不定で出店

写真5

小匙舎+みずたま雑貨店

旅によって見つけられた物語のある古道具と雑貨を扱う「小匙舎」と、
インテリアコーディネーターが選ぶ日本の懐かしい道具の店
「みずたま雑貨店」、ふたりのオーナーがともに築いた小さなお城。
手にすると、遠い国や遠い時間を感じられる
美しく愛らしい品々と出会えるでしょう。
武蔵野市吉祥寺南町2-13-5 0422-26-7324

甲斐みのり

文筆家。旅や散歩、お菓子や手土産、クラシック建築にホテル、雑貨に暮らしなど、女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、雑誌や書籍に執筆。数校のカルチャースクールで、まち歩き講座の講師をつとめる。著書に『乙女の東京』『お菓子の旅』など。

 バックナンバー

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第18回:高円寺

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第16回:東京駅~丸の内

第15回:浅草

第14回:渋谷

第13回:上野駅

第12回:上野恩賜公園

第11回:人形町

第10回:雑司が谷

第9回:聖蹟桜ヶ丘

第8回:椎名町

第7回:新宿

第6回:阿佐ヶ谷

第5回:東京タワー

第4回:神楽坂

第3回:井の頭公園

第2回:谷根千

第1回:神保町

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