甲斐みのりのコラム「東京映画散歩」

第5回:東京タワー

『acteur(アクチュール)』11月号の連載「東京映画散歩」、第5回目のテーマは「東京タワー」でした。東京のシンボルでもある東京タワーは、数々の映画作品にも印象的に登場しますが、人それぞれに東京タワーにまつわる思い出のエピソードがあるのではないでしょうか。そんな東京タワーと映画の関わりや、お散歩地図はぜひ本誌にて。ご紹介しきれなかった立ち寄り処をどうぞ。

写真1

増上寺

浄土宗の大本山として室町時代に創建され、
徳川家の菩提寺として栄えた寺院。
本堂の背後に東京タワーがそびえる風景が荘厳さを際立たせる。
境内の「芝縁」では、おばんざい定食や甘味など食べられ、
「ロード・オブ・サ・リング/王の帰還」の
ジャパン・プレミアが開催されたことも。
港区芝4-7-35 03-3432-1431

写真2

秋田屋

昭和4年創業、ビル街の中、東京タワーを望む場所にある老舗もつ焼き店。 午後3時半の開店から、1階客席が埋まるほどの人気店だが、
2階席もあるのでご安心を。
名物は軟骨のコリコリとした食感がクセになるたたきで、
ひとり1串のみと制限があるほど。
牛もつ煮込みや、くさやも美味。   
港区浜松町2-1-2 03-3432-0020

写真3

聖オルバン教会

ロマンチックな佇まいの建物を好む建築ファンに愛される、
チェコ出身の建築家、アントニン・レイモンド。
木とレンガの山小屋風の教会は昭和30年に彼が手がけた。
東京地区で唯一、礼拝の全てを英語でおこなうことでも有名。
礼拝後はホールでコーヒーがふるまわれ、礼拝にも参加しやすい。
港区芝公園3-6-25 03-3431-8534

写真4

野田岩麻布板倉本店

江戸時代から200年続くうなぎの老舗。
飛騨高山から移築した古民家風の建物が風情ある。
甘すぎずさっぱりとした味わいのタレの正体は、
味噌と醤油のみ。
ふっくら蒸した鰻を、焦げ目がつかぬよう備長炭で
手間ひまかけて焼き上げる。
高級な江戸・山手の味として大名にも親しまれた。
港区東麻布1-5-4 03-3583-7852

写真5

芝給水所

明治31年、東京都ではじめて稼働された給水所のひとつが
東京都水道局芝給水所。
改築の際、鉄筋コンクリートの給水所上部を「芝給水所公園」に整備。
その脇には今はなき旧淀橋浄水場の門が移設された。
レンガ造りの芝給水所旧建物の一部も残され、
近代水道の歴史を伝えている。
港区芝公園3-6-7 03-3431-2177(管理事務所)

甲斐みのり

文筆家。旅や散歩、お菓子や手土産、クラシック建築にホテル、雑貨に暮らしなど、女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、雑誌や書籍に執筆。数校のカルチャースクールで、まち歩き講座の講師をつとめる。著書に『乙女の東京』『お菓子の旅』など。

 バックナンバー

第19回:向島界隈

第18回:高円寺

第17回:築地

第16回:東京駅~丸の内

第15回:浅草

第14回:渋谷

第13回:上野駅

第12回:上野恩賜公園

第11回:人形町

第10回:雑司が谷

第9回:聖蹟桜ヶ丘

第8回:椎名町

第7回:新宿

第6回:阿佐ヶ谷

第5回:東京タワー

第4回:神楽坂

第3回:井の頭公園

第2回:谷根千

第1回:神保町

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