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Vol.052

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□┓  メルマガ KINEJUN Vol.052
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こんにちは、キネ旬メルマガ事務局 森岡です。

新年度早々、文字通り春の嵐に見舞われました。
私は嵐の過ぎた夜の9時くらいに会社を出て、最寄りの駅に着いてみると、普段の半分
以下のまばらな人影。大部分の方は早々に帰宅していたようです。大震災以後、こうい
った非常時に対する対応が、確実に迅速になっていると感じます。
その一方、地震警報のアラームには、あまり正確でないこともあり、だんだんと意識が
薄れていっており、注意喚起のさせ方の難しさを感じます。

劇場で行っている、本編上映前のアナウンスはその注意喚起のさせ方がおもしろいです。
場内では禁煙とか、携帯はOFFに、などあまりにも基本的な禁止事項を、それぞれの劇場
が、工夫を凝らして来場者にお願いしています。
お洒落に、コミカルに、ユーモアを交えたそれらの映像は、劇場のカラーも出ておもしろ
いですし、何より、本来の目的の禁止事項を守ってもらうということも、頭ごなしでなく、
事務的でないので、私などは素直に「はい!分かりました」となります。
劇場ごとによって違うこれらの映像を見比べてみるのも、また楽しいものです。

さて、新年度はじめてのメルマガをどうぞお楽しみください!


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□┓  目  次
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1.『キネマ旬報4月下旬号』は、ユニバーサル映画の100年を大特集

2.『acteur アクチュール』5月号、4月5日発売!

3.エンタメ旬報――TAF2012、ACE2012/「アニメ部」ツイッターについて

4.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』 

5.BOOK REVIEW ――『99%の誘拐』/岡嶋二人 著

6.インフォメーション

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□┓ 1.『キネマ旬報4月下旬号』は、ユニバーサル映画の100年を大特集
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■ハリウッドの最古参、ユニバーサル映画の100年を大特集
ユニバーサル映画が設立されたのは1912年4月30日。
同じく今年100周年を迎えるパラマウント ピクチャーズより、登記上、わずか数日ほど
早かったというハリウッドの最古参スタジオを、『キネマ旬報』4月下旬号は大特集。

第1作“Traffic in Souls”から4月13日公開「バトルシップ」(東宝東和配給)まで、
ユニバーサル映画は実に多くの劇映画、TVムービーを制作・配給し続けてきました。

本特集ではその歴史を振り返ると共に、「わたしとユニバーサル」というテーマで、菊地
秀行さんにはモンスター映画、佐藤忠男さんには音楽映画、川本三郎さんには西部劇、森
卓也さんには喜劇、石上三登志さんにはTVムービーについての思い出を綴っていただきま
した。

またグラビアではユニバーサル映画を代表する懐かしの作品のチラシをカラーグラビアで
ご紹介。
ハリウッドの映画史ともいえる、ユニバーサル映画100年の歩みが読めるのは本誌だけ!
保存版の1冊です。

(キネマ旬報編集部 岡崎優子)

■お楽しみはこれからだ! オスカー2作、公開間近
トーキーの時代に向かうハリウッドを舞台に、愛と人情を描いて第84回アカデミー賞で
作品賞、監督賞、主演男優賞、作曲賞、衣裳賞を獲得したフランス発のサイレント映画
「アーティスト」。

独特な文化や宗教のなかに普遍的な家族のドラマを見出し、静かながらサスペンスみな
ぎる語り口で各国の候補作を圧倒、見事、同アカデミー賞外国語映画賞に輝いたイラン
映画「別離」。

監督 ミシェル・アザナヴィシウスと評論家 芝山幹郎さんが「アーティスト」を巡り、
豊かで知的なクロストークを交わし、一方、「別離」特集では評論家 大場正明さんが
イランの文化背景からアスガー・ファルハディ監督の作家性の変遷を解き明かすほか、
監督本人のインタビューも掲載。

受賞作が公開されるこの時期、アカデミー賞の授賞式は終えても、
「お楽しみはこれから」です!

(キネマ旬報編集部 島崎奈央)


■『キネマ旬報』4月下旬号の詳細はこちらから
http://www.kinejun.com/kinejun/tabid/62/Default.aspx

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□┓ 2.『acteur アクチュール』5月号、4月5日発売!
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4月5日(木)発売の『acteur アクチュール』5月号は、8月に主演映画「るろうに
剣心」の公開を控えながら、この5月に『ロミオ&ジュリエット』で初舞台を踏む、
佐藤健の巻頭特集です。実に生々しい、佐藤健の“いま”の声をお届けします。

第二特集では、映画・演劇問わず“何でもアリ!”を真情に、久々にそれらとはほぼ関
連しない東京タワーについての特集です。

コラムニストの泉麻人氏、漫画家の楳図かずお氏、そしてアクチュール史上初! 
着ぐるみ(=ゆるキャラ)のノッポンが登場。
スカイツリー開業を目前に、東京タワーの魅力について改めて言及する、硬派(!?)な
特集です。お楽しみに。

ほか、松山ケンイチ、丸山隆平、豊原功補ほか、女性陣で尾野真千子、戸田恵梨香など、
今回も充実の一冊となっております!

また、5月9日には、TEAM NACSを特集する
『アクチュール・ステージ#4』を発売。どうぞご期待ください。


(『アクチュール編集部』川村夕祈子)

『アクチュール』の詳細はこちら
http://www.kinejun.com/acteur/tabid/72/Default.aspx

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□┓ 3.エンタメ旬報――TAF2012、ACE2012/「アニメ部」ツイッターについて  
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●TAF2012、ACE2012が閉幕! そして…「アニメ部」ツイッターはじめました!

2010年12月に都議会で可決された“東京都青少年の健全な育成に関する条例”に対する
反発から、角川書店をはじめとするアニメコンテンツメーカーが、都が主催するアニメの
見本市・東京国際アニメフェア(以下TAF)への出展取り止めを表明したのが2011年のこ
と。そうした都に反対するメーカーが中心となって立ち上げたのが、新たなアニメイベン
ト、アニメコンテンツエキスポ(以下ACE)ですが、3月に起きた東日本大震災の影響によ
り、初開催予定だったACE、及びTAF2011は共に中止となりました。

それだけに、今年開催されたTAF2012(3/22~25)と、ACE2012(3/31~4/1)には多く
の注目が集まったわけですが、蓋を開けてみるとTAF2012の出展社数は2010年の244社から
214社に減少。記録更新を続けていた総来場者数は、4日間合計で2010年の74.4%となる
98,923人に。パブリックデーの2日間では、2010年の70.7%となる74,173人と、少し寂し
い結果となりました。一方、ACE2012は2日間で41,628人(2日間合計)を記録。

コンテンツ見本市が主体のTAFと、ユーザープロモーションが主体のACE。
それぞれ性質が異なり、いずれも魅力的なイベントであることに変わりは無いのですが、
情報の初出し、制作発表などが双方に分散することになるので、アニメ情報を追うマスコ
ミにとって毎年3月は気が抜けない1ヵ月となりそうです。

そして! そんな中、キネマ旬報社のアニメ関連書籍の情報をつぶやく
「キネマ旬報社 アニメ部」(@kinejun_anime)が立ち上がりました。
早速、部員がTAFとACEについてのリポートをつぶやいていますので、ぜひご覧下さい。


(出版編集部 佐藤英恵)


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□┓ 4.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』     
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3月27日の朝日新聞朝刊に『3D、邦画から消える?』という記事が掲載された。3Dのスクリ
ーン数は、2011年末時点で、全スクリーン3339のうち、951(28.5%)となっている。
2009年12月23日、「アバター」が公開されたときは、3Dスクリーン数は300にも満たなかっ
た。劇場は3Dには懐疑的だった。今まで、何回か公開された3D映画はキワモノだったからだ。
「アバター」の3Dバージョンは、公開劇場の20%程度だったが、興収は80%くらい稼いだ。
つまり、3Dを導入しなかった劇場は恩恵を受けられなかった。

「アバター」の映像を見ると、今度はキワモノではなく、多くの人が定着すると思った。
そこで3Dスクリーンの導入が加速し、翌2010年の興行成績上位には3D作品が並んだ。しか
し、2011年に入ると、3D作品の興収は伸び悩んだ。3Dというだけでは前年のような勢いは
なかった。

3Dスクリーン数951は、常時拡大公開作品を2本、同時に公開できる規模である。しかし、そ
の3Dがフル稼働することは少ない。洋画のファミリー向け作品では2D吹替え版が求められ
ることが多いとも聞く。字幕は読みにくいし、家族で見るにはコスト負担が大きいからだろう。
「タンタンの大冒険」が公開されたときは、多額の設備投資をしたが、こんなことになるとは
と呆然とする劇場関係者もいた。

SFファンタジーの大作が多いハリウッド映画は3Dの特性も活かせるが、ドラマの多い邦
画はもともと3Dに相応しい企画が少ない。その結果、3Dの企画が減り、朝日の記事につ
ながった。

しかし、せっかく普及した技術をこのままブームで終わらせることはないと思う。もし、2D
と3Dが同料金なら観客がどちらを選ぶのか。そして、まだまだ3Dならではの企画は見つか
ると思うのだが。

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□┓ 5.BOOK REVIEW ――『99%の誘拐』/岡嶋二人 著
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どこの本屋さんにも定番文庫として棚に並んでる岡嶋二人の著作物。推理小説、ミステリフ
ァンにはなじみのある名前だと思うが(ちなみに岡嶋二人の名前の由来は「おかしなふたり」
をもじったもの)、徳山諄一と井上泉の共作筆名。今はコンビを解消しているが、約30作品
にも及ぶ作品はどれを読んでもおもしろい。

彼らの作品は「殺人事件」よりも「誘拐」をテーマにするものが多く、今回オススメしたい
「99%の誘拐」も例外ではない。

ストーリーを簡単に紹介すると、末期ガンに侵された男が手記を残して生涯を終えた。その
手記には8年前にその男の息子を誘拐された時の記憶が綴られていた。そして12年後にかつ
ての事件に端を発する新たな誘拐事件が起こる。その犯行はコンピュータによって制御され
た前代未聞の誘拐事件だった……。

上記の内容だと近未来もののようにも感じるかも知れないが、自分の読後感は、「犬神家の
一族」の映画を観終わったのと同じだった。何とも言えない気持ちである。

ところで岡嶋二人の作品はあまり映像化されていない。20年前に執筆された作品ではあるが
全く色あせていない。最近はちょっと注目されるとすぐに映画化、ドラマ化される小説が多
い中、まだ手付かずなのが奇跡にさえ思う。


(広告営業部 山田正人)


■『99%の誘拐』/岡嶋二人 著/講談社
http://amzn.to/HFHB3R

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□┓ 6.インフォメーション
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■原節子関連書が4月下旬、2冊刊行!!

『「新しき土」劇場用パンフレット』

原節子が16歳の時に主演した伝説の日独合作映画で、実に75年ぶりに劇場公開となる
「新しき土」(1937年/アーノルド・ファンク、伊丹万作共同監督)。
映画史的にも重要な本作のリバイバル公開を記念して、ドイツのファンク財団から入手
した貴重な写真や資料、新たな批評などを収録する劇場パンフレット。

http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/978-4-87376-393-4/Default.aspx


『原節子』

「河内山宗俊」「わが青春に悔なし」「青い山脈」「めし」「東京物語」など、日本映画
史を代表する女優・原節子。
出演作グラビアやポートレートをはじめ、詳細なフィルモグラフィー、評論や公開当時の
インタビュー・証言などを集めた永久保存版の女優アルバム!

http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/978-4-87376-394-1/Default.aspx


■日本中のレンタル&セル店で働く映像の“目利き”たちが、お客さんに本当にオススメ
したい作品を決める“ベスト・オブ・ビデオ”決定選こと、「ビデオ屋さん大賞」。

「第2回」を迎える今年も、2011年にリリースされた全ジャンルの映像作品約4万タイト
ルの中から、“絶対にマチガイナイ100本”が決定!
3.26から、全国のビデオ屋さんでコーナーが展開されるので、本結果を借りて&買って
楽しんでね!

≪「ビデオ屋さん大賞」はココ↓からもチェック!≫
【公式HP】http://www.kinejun.com/Portals/0/videoya
【Facebook】http://www.facebook.com/videoyasan
【Twitter】http://twitter.com/videoyasan2012
【KINENOTE】http://www.kinenote.com


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メルマガ KINEJUN Vol.052 (2012.04.05)
発行元:(株)キネマ旬報社 メルマガ事務局

■個人情報について http://www.kinejun.com/company/privacy/tabid/91/Default.aspx

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