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Vol.060

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□┓  メルマガ KINEJUN Vol.060
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こんにちは、キネ旬メルマガ事務局 森岡です。

オリンピックの熱気と真夏の熱気が日本の夜を覆い、寝不足、夏バテ気味になっている
人も続出しているのではないでしょうか?多くの人が同じように一喜一憂して、その思
いをみんなと共有できる楽しみを感じる今日この頃。
そんな意味では映画館での映画鑑賞も同じ楽しさを感じられる場所。普段なかなか行く
機会がない方も、この夏は映画館で、知らない人たちの中で、笑ったり、泣いたりする
事の楽しさを感じて欲しいと思います。
映画館は確実に涼しいですし。

それではメルマガをお楽しみください。

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□┓  目  次 
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1.『キネマ旬報』8月下旬号は2012年の見逃してはいけない日本映画「かぞくのくに」 

2.アクチュール9月号の表紙は、堺雅人さんです

3.エンタメ旬報――2種類の人間

4.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』 

5.MOVIE REVIEW ――「アタック・ザ・ブロック」

6.インフォメーション

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□┓ 1.『キネマ旬報』8月下旬号は2012年の見逃してはいけない映画「かぞくのくに」
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■断言、2012年の見逃してはいけない日本映画――「かぞくのくに」
あなたの「かぞく」はどこにいますか。
あなたの「くに」はどこですか。
この映画の登場人物たちは日本に住んでいるけれど、
「かぞく」は北の人であり、
その「かぞくのくに」は北の、あの国です。
「ディア・ピョンヤン」や「愛しきソナ」といったドキュメンタリーで、
在日コリアン2世である自分のこと、一緒に暮す家族のこと、
北に帰った家族のことを語ってきたヤン・ヨンヒ監督の、
初フィクション作品「かぞくのくに」。
自身の体験を下敷きに「映画」を作るとき、
監督はなにを思い、なにを願ったか。
作り手の体験の「再現」以上のものにするために、
役者は「映画」にどう向き合ったのか。
『キネマ旬報』8月下旬号表紙・巻頭特集では
ヤン・ヨンヒ監督×ヤン・イクチュン氏(「息もできない」でおなじみ、そして本作に
も出演)の対談、主演・安藤サクラさん、井浦新さんへのロング・インタビューから、
じっくりと深く深く、それらの問いに迫ります。

(『キネマ旬報』編集部 島崎奈央)

■第2企画は、“闇の奥”――「ダークナイト ライジング」特集 
「深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」 
ジョーカーという「深淵」を覗き、 
「深淵」に見返されたバットマン。 
あの「ダークナイト」から4年。 
ケープとマスクを捨てたブルース・ウェインの前に、 
ふたたびゴッサムを震撼させる巨悪があらわれる。 
男はあらたな「深淵」を怖れるのか。 
「闇の騎士」としての宿命を受け入れるのか。 
本特集では「ダークナイト」トリロジーを再検証。 
壮絶に幕を迎え、正義/悪の境界線が無効化する。 
そしてバットマンという「概念」は更新され、 
アメリカの「敵」の所在が問われる。 

(『キネマ旬報』編集部 平嶋洋一)

『キネマ旬報』の詳細はこちらから
http://www.kinejun.com/kinejun/tabid/62/Default.aspx

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□┓ 2.アクチュール9月号の表紙は、堺雅人さんです
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【アクチュール9月号の表紙は、堺雅人さんです】

『acteur(アクチュール)』9月号は現在発売中!
ページ増量、なのに、お値段は据え置きと、とてもお得な一冊です。

巻頭特集は、映画「鍵泥棒のメソッド」で売れない貧乏役者をダメ男臭たっぷりに演じ
ている、堺雅人のグラビア&インタビューです。

企画特集「噂の女 二〇一二」では、今注目の女性クリエイター5人に焦点を当てました。
とにかく、皆さん美しく、かっこいいです!

そのほか、加瀬亮、阿部サダヲ、佐藤健、綾野剛、安藤サクラ×井浦新、三浦貴大、
溝端淳平など、注目俳優へのインタビューも満載です。

それから……

【『アクチュール・ミュージカル』まもなく発売! 表紙は井上芳雄さんです】

ミュージカル俳優、話題の新作劇に焦点を当てた、ムック
『アクチュール・ミュージカル #1』が8月16日に発売されます。
表紙・巻頭大特集は、井上芳雄のグラビア&インタビューです。

また、伝説のミュージカル「ミス・サイゴン」特集ほか、橋本さとし、良知真次、坂本
真綾、彩吹真央、オム・ギジュン、ソン・スンヒョンらのインタビューに、伊礼彼方×
水夏希、シリル・ニコライ×城田優、ジョン・キャメロン・ミッチェル×森山未來の対
談も掲載。

また、弊誌には田代万里生さんも登場。とある劇場内での撮影時、「こちらから撮ると
面白そう」と、舞台に飛び乗る田代さん。舞台終演直後なのに、疲れひとつ見せず、終
始笑顔で取材に応じてくれました。おかげで、最高のカットをおさめることができました。
内容盛りだくさん、充実の一冊となっています。ぜひお楽しみに!

(『アクチュール』編集部 下森宏益)

『アクチュール』の詳細はこちら
http://www.kinejun.com/acteur/tabid/72/Default.aspx

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□┓ 3.エンタメ旬報――2種類の人間
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東京に下北沢という街があります。新宿から急行7分、渋谷から3分。ちょっと古い言葉
を使うなら「サブカル」の街。文化系の若者が住みたい街として都内屈指の人気を誇り
ます。ちなみに、映画「モテキ」で幸世がみゆきと最初に待ち合わせたのは、下北沢の
書店「ヴィレッジ・ヴァンガード」前でした。

そんな下北沢に今年7月20日、「B&B」という新しい書店がオープンしました。
http://bookandbeer.com/

広さは30坪程度。標準的なコンビニくらいの小さなお店です。「B&B」の特徴はこんな
感じです。

1)売る本は配本(待ってれば問屋から送られてくる)に頼らず、すべて店側が自前で発注
2)営業時間は12時から24時(!)まで
3)店内にビールサーバーを備え、本を選びながらビールが飲める
4)基本的に「毎日」トークイベントを開催する
5)本以外にも文房具や雑貨、本棚(!)も販売する

現在の書店が抱える問題は、「品揃えがどこも一緒、だからAmazonで買う」「早く閉ま
るから結局コンビニに行ってしまう」「頻繁に立ち寄る格別の理由がない」「(経営的
観点から)そもそも本の利益率が低い」です。それを、街の小規模店という(言葉は悪
いですが)いまどき流行らないかたちで、解消しようとしているわけです。

実はキネマ旬報社のお笑いムック『コメ旬』も、「B&B」でトークイベントを行いました。
http://comejun.com/?p=455

ここまで読まれた方はぜひ、2号前の「メルマガKINEJUN」の「エンタメ旬報」を読み返
してみてください。
http://www.kinejun.com/mailmagazine/tabid/265/Default.aspx
はい、そうです。今回は完全にこれの続きなのでした。

(出版編集部・稲田豊史)

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□┓ 4.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』     
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「テルマエ・ロマエ」はあと一息で興行収入60億円、「BREAVE HEART 海猿」も公開3週
目に入って早くも興収38億円、70億円超を予感させる勢いだ。「おおかみこどもの雨と雪」、「ポケットモンスター」「NARUTO」も勢いよく続き、東宝は絶好調だ。7月14日の朝日新聞では、上半期〈東宝の一人勝ち〉と1面に記事が出た。


東宝にとって、こうして目立つことに、実は困惑していると思う。島谷能成社長を専務
時代に取材したとき、「あんまり、一人勝ちって騒がないでくださいよ、出る杭は打たれ
るんですから」と語っていた。

この東宝の強さの秘密はどこにあるのか。強い興行網とそれを支える映画営業力は大きな
原動力だが、それ以上に、組織に受け継がれたDNAも大きいと思う。

古い話だが、弁士のスーパースターだった徳川夢声は、トーキーとともに仕事を失い、
東宝の前身であるPCLで俳優として再スタートした。そんな徳川氏はPCL映画について著書
『あかるみ十五年』(清流出版)で次のように書いている。

「まず見た目が一寸インテリ的で、一寸ハイカラで(シークでとはいかない)、どこかに
ハクライ映画らしき香りがあり、明朗であるかのようで、その癖ニヒルの響きを微かにも
ち、よく味わってみると、何も残らない、そして必ず何所かに間の抜けたところがあり、
到底大人のみる代物でなく、若いサラリーマン向きで、成績の悪い女学生向きで、飛んで
もない場所に音楽が矢鱈飛び出す。」

今の東宝作品のあてはまるところも多いと思うが、この原稿、昭和10年公開作品「三色旗
ビルディング」についての思い出を、昭和14(1939)年ころに書いたものだ。
時代には常に光と影の部分があるが、東宝は一貫して光を描き、それが一般大衆に広く受
け入れられてきた。まあ、しかし、夢声さんの分析は鋭い。


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□┓  5.MOVIE REVIEW ――「アタック・ザ・ブロック」
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舞台はサウス・ロンドンの公営団地。看護師の女性サムはモーゼス率いる少年ギャンググル
ープに金品を奪われる。すると突如そこに隕石のようなものが落下。さっそくここでエイリ
アンが登場するのだが、逃げ出すどころか少年ギャングたちはエイリアンをボコボコにして
しまう。そこから物語は思わぬ方向に進行していくのだが……。

開始早々エイリアンが登場し、さらにそのエイリアンをボコボコにしてしまうという、この
男気溢れるストーリー展開に開始10分でもう降参するしかない。
ギャングの定番スラム街とは違い、舞台が団地ということで日本人でも設定に親近感がわく。
物語全体も中弛みすることなくシャープに展開していくが、その要素の一つがセリフの言い
回しだ。日本人の感性には無いシャレの効いたセリフが、字幕であっても十分に楽しめる。
少年ギャングのチームプレイや自転車で走り回る姿は、私だけかもしれないが『グーニーズ』
のような懐かしさも感じさせる。

最後に住民から「モーゼス」コールが沸き起こる一押しのシーンがあるが、そのシーンは
『8Mile』並みの高揚感があり、思わず拳を握ってしまうだろう。
大作にはない低予算ならではの良さが詰まったこの作品、間違いなくオススメだ。

(広告営業部 平岡憲和)

■「アタック・ザ・ブロック」
KINENOTEページ:
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=54034


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□┓ 6.インフォメーション
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メルマガ KINEJUN Vol.060 (2012.08.06) 
発行元:(株)キネマ旬報社 メルマガ事務局 http://www.kinejun.com/

■個人情報について http://www.kinejun.com/company/privacy/tabid/91/Default.aspx

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