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Vol.064



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□┓  メルマガ KINEJUN Vol.064
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こんにちは、キネ旬メルマガ事務局 川口です。

今年4月より晴れて社会人となり、キネマ旬報社に入社いたしました。
入社当初、学生時代より劇場で映画を見る機会はグッと減るのかなと心配していました。
が、決してそんなことはなく、むしろ少なくなった自由な時間を大切に使おうと、少なく
とも週1回は劇場へ足を運んでいます。

新作のチェックはもちろん自社のコンテンツでしております!
紙ならキネマ旬報の“UP COMING”、
WEBならKINENOTEの“公開作品リスト”で最新公開作を楽々チェックできます。

先週は「カルロス」第2部と「ル・コルビュジエの家」を面白く観ました。
共に、ラテン生まれの快作かつ怪作!おすすめです。

なお、11月中に本メルマガをリニューアル予定!
今号がリニューアル前最後の配信となります。

それでは、今号のメルマガをお楽しみくださいませ。

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□┓  目  次
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1.キネマ旬報10月下旬号は邦画話題作2作を大特集

2.『アクチュール』11月号の表紙&巻頭特集(16P)は松坂桃李さん!

3.エンタメ旬報――「再生の力」を信じる

4.MOVIE REVIEW――「ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1」 

5.インフォメーション

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□┓1.キネマ旬報10月下旬号は邦画話題作2作を大特集
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【映画は何を殴るのか】のテーマを追った10月下旬号。「アウトレイジ ビヨンド」「黄金を
抱いて翔べ」の2作を、「北野武のビート」、そして「井筒和幸のヒロイズム」のキーワー
ドで読み解きます。


【巻頭特集】北野武のビート「アウトレイジ ビヨンド」
あの男は、生きていた。
そして野に放たれた。
動揺する元親分子分たち。
暗躍するマル暴。
その余波は西にまで及ぶ。
暴力からなかば下りたはずの男が、仁義を貫く。
悪と悪が正面衝突する。罵声・怒声が飛び交う。
その観相学的インパクト。
震災以降の表面的スローガンに、全員悪人が苛立っている。
組織暴力の現在が、ヤクザという磁場に吸い寄せられる。
そしてセリフの洪水の果てに、北野映画の音は美しく沈黙化する。
東京の暴力。浅草のやさしさ。
侘しさ、情けなさ、弱さ。
暴力の叙事的連鎖から抒情へ。
それが北野武やくざの映画の打ちつづけるビートだ。

(『キネマ旬報』編集部 平嶋洋一)


【第2特集】井筒和幸のヒロイズム「黄金を抱いて翔べ」
大銀行の地下3階につづくエレベーター。
降りればそこには240億円もの金塊が眠っている。
誰も見ていない、確かなことはわからない。
けれど男たちは信じて、翔んだ。
夢に生きるか。人生を賭せるか。
井筒が言う“ウチらとやつら”。
彼は常にその境界に意識的だった。
井筒和幸の、そして“ウチら”のヒロイズム。
男たちが、持たざる者たちが、
スクリーンで息をはずませる。

(『キネマ旬報』編集部 島崎奈央)


『キネマ旬報』の詳細はこちらから
http://www.kinejun.com/kinejun/tabid/62/Default.aspx

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□┓ 2.『アクチュール』11月号の表紙&巻頭特集(16P)は松坂桃李さん!
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昨年、映画「僕たちは世界を変えることができない。」でキネマ旬報ベスト・テン新人男
優賞を受賞し、今年はNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』などで大活躍中の松坂桃李さ
ん。最新主演映画「ツナグ」で演じたのは、もうこの世にはいない大切な存在と、遺され
たひととの、ただ一度の「再会」を仲介するという特殊な仕事を継承する青年といった難
しい役柄。「撮影中は充実していたけど、メンタル的な意味ではとてもキツかった」と、
撮影当時の正直な心境を吐露します。

また、映画の役柄にちなんで、彼がいま最も会いたいひと、沖田修一監督(「キツツキと
雨」)との対談も実現。この日が初対面という二人の、まるで恋の始まりのような甘酸っ
ぱさ(?)と、興奮のあまりにインタビュアーと化す松坂さんの楽しそうな様子は必読で
す!

さらに、野田秀樹さんのインタビュー特集「演劇、俳優、それから」のほか、草なぎ剛、
星野源、戸次重幸、満島ひかり、池内博之、三浦春馬、新井浩文、佐藤B作、向井理など、
注目俳優へのインタビューも満載です。

野田秀樹さんは現在、ご自身が芸術監督を務められる東京芸術劇場にて「エッグ」を上演
中(10月28日まで)です。その最中、新作について、また「演劇」についてたっぷりと語
っていただいています。鑑賞後に読んでいただくと、より一層その面白さがわかること請
合ですので、ご覧いただく予定の皆さまはご鑑賞後にぜひ、「エッグ」の公演レポートも
合わせてお楽しみください。

『アクチュール』11月号は10月5日(金)発売です。
どうぞお楽しみに!

(『アクチュール』編集部 江藤直子)

『アクチュール』の詳細はこちら
http://www.kinejun.com/acteur/tabid/72/Default.aspx

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□┓ 3.エンタメ旬報――「再生の力」を信じる
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漆(うるし)にまつわる、興味深い話がある。
漆の木から樹液を採取する“漆掻き”についてなのだが、
その方法は2通りあって、ひとつは“養成掻き”、もうひとつは“殺し掻き”と呼ばれる。
養成掻きは、木を生かしながら、何年間かに分けて少しずつ漆を掻く方法で、
殺し掻きは、木が枯れることを承知の上で、1年間のうちに漆を採れるだけ採る、
というもので、日本では殺し掻きが主流だという。しかしこの殺し掻き、響きは物騒だが、
漆を採取したのちに木を伐採することによって、8~10年ほどで成木に戻り、
再び漆が採れるようになる。むしろ、殺し掻きで漆液を出し切った木を伐採せずに
放置しておくと、漆の木は立ち枯れになってしまう。木の根の生命力を信じ、
伐採することがその木の再生のためにとても重要なのだそうだ。
ものごとの終わりは新たな可能性の芽吹きであり、何よりも大事なのは、
根を腐らせないこと、人間が再生の力を信じることだ、と漆の木は教えてくれる。

今年も、すでに多くの映画館が閉館し、「シアターN渋谷」は12月、「銀座シネパトス」は
来春の閉館が発表されている。しかし一方で、今年3月には徳島市に「ufotable CINEMA」、
来月の11月には新宿駅近くにミニシアター「シネマ・カリテ」(仮)など、
新規劇場のオープン情報も聞こえてくる。新たな映画館がより大きなエネルギーを持ち、
新らしい土地にゆっくりと根差してくれることを心から願い、その根っこの力を
信じたいと私は思う。そして、漆が流す貴重な「血の一滴」が日本人の生活を支え、
心の豊かさをもたらしてきたように、時代と技術の急速な変化の中でエンタメ業界が流す
血の一滴が、これまで以上に多くの人々の親しみと愛着を獲得することを切に願う。

(出版編集部・佐藤英恵)

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□┓ 4.MOVIE REVIEW
              ――「ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1」
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台湾のアクション映画といえば、キレのある格闘シーンや屋台が立ち並ぶ狭い路地での逃
走劇、という定番イメージだけではないと教えてくれるのがこの一本。近代的な都市、ハ
ーバー・シティを舞台に、ラストまで疾走感がある展開で引き込んでいく。
主人公は南署特捜課の熱血刑事、ウー・インション。あまりの無謀な捜査ぶりに停職を言
い渡されるが、命令を無視して捜査に出向くと密売取引の現場を狙った銃撃戦に巻き込ま
れる。その場にいたマフィアの幹部、シュー・ダーフーが取引しようとしていたものは彼
が聞かされていたダイヤではなく、実は新型の大量破壊兵器の鍵となる物質だった。イン
ションと、マフィアながらどこか抜けたところのあるダーフーは、行動を共にして黒幕を
追うことになる。
高層ビルからの脱出や新型兵器の爆発、爆破されるビルからの逃走やラストでの本物の飛
行機を使って撮影されたというハイジャックなど、これでもかというほど派手な展開が盛
りだくさん。大がかりな演出が続くが、青い海や空を背景に繰り広げられるアクションは
観終わった後に爽快感が残る。
脇役も魅力的で、アンジェラベイビー演じる謎の美女、情報局のミステリアスな捜査官、
剣を巧みに操るスタイリッシュな敵など、それぞれが存在感を発揮。「台湾映画」として
だけではなく、「極上のアクション大作」として楽しめる。

(広告営業部 有村和可菜)

■「ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1」
KINENOTEページ:
http://www.kinenote.com/main/s/?cinema_id=54745

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□┓ 5.インフォメーション
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メルマガ KINEJUN Vol.064 (2012.10.05)
発行元:(株)キネマ旬報社 メルマガ事務局 http://www.kinejun.com/

■個人情報について http://www.kinejun.com/company/privacy/tabid/91/Default.aspx

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