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 昨年、惜しくも他界した今村昌平監督が1975年に開校した横浜放送映画専門学院を前身とする日本映画学校は、映像科3年制(俳優科は2年制)の専門学校だ。30年以上にわたって実践的な教育を行い、監督をはじめ、シナリオライター、カメラマンなど、数多くの映画人を輩出してきた。近年では、韓国、中国といったアジアを中心とする国々からの留学生も多く、卒業後は母国に帰って活発に活躍している。
 映像科の1年次には8つのクラスに分かれて基礎的知識・技術を学ぶ。創作研究、脚本演習、映画史のほか、取材調査に基づいて様々な人間の生き方を探求し、発表する人間研究という科目があり、「人間」を問うことを教育理念の根幹に置いた創始者の精神が感じられる。また、夏休みに(200字詰)原稿用紙200枚にも及ぶ長編脚本の執筆が課題として出されるのもこの学校の特徴だ。2学期からはプロの現場で活躍する講師陣の指導のもと、映画撮影の基礎を学ぶ。2年次になると、映画演出、撮影・照明、映像編集、音響クリエイター、脚本演出、映像ジャーナルという6つの専門コースのうちの一つを選び、より専門的な知識や技術を習得。そして、3年次には全員が卒業制作に取り組んでいく。
 日本映画学校の卒業制作作品は、質の高さで知られている。「あんにょんキムチ」(99年、松江哲明監督)、「home」(01年、小林貴裕監督)といった作品が劇場公開されているほか、今年、8月には福岡市立総合図書館で特集上映も行われる。また、昨年、「フラガール」で各種映画賞を多数受賞した李相日監督は、99年の卒業制作作品「青〜Chong〜」がPFFアワード2000でグランプリを含む4つの賞を受賞。劇場公開もされ、その後の監督作品につながっていった。映画評論家で96年から同校の学校長を務める佐藤忠男氏は1年生の実習作品から3年生の卒業制作作品まで、同校で作られるすべての作品を見ることを責務としている。そうした経験の中で学生たちの作品を「本物の若者が描く作品には大人から見た若者の悩みとは違うものが鮮明に出てくる。未熟な若者でなければ未熟な若者は描けないのです」と評価している。機材の進歩やプロの俳優の協力もあり、作品の質は年々向上。李相日監督のようなケースも「今後は例外ではなくなっていくでしょう」とのことだ。
 映像・映画の現場で活躍する現役のプロフェッショナルによる指導を受け、真剣に映画漬けの3年間を送った人には、映画人としての新しい日々が待っている。
 
▼連絡先 ▼今後の説明会日程
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神奈川県川崎市麻生区万福寺1-16-30 ◎8月7日/14日/21日/28日
TEL:044-951-2511 FAX:044-951-2681 詳細はホームページをご参照ください
▼主な卒業生 http://www.eiga.ac.jp/
三池崇史「妖怪大戦争」(監督)  
本広克行「踊る大捜査線」シリーズ(監督)  
佐々部清「半落ち」(監督)  

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