2006年3月に開講したスクーリング・パッド映画ビジネス学部が第3期を前にリニューアルされる。まず、8月から始まるのが映画学部俳優コース。演技指導以外に「映画俳優とはどういうものか」ということを総合的に学んでいくというユニークな内容についてシネカノンの代表で、学部長を務める李鳳宇氏に聞いた。
「講師はこれまで当社が製作・配給してきた作品の監督や俳優の方々にお願いしています。たとえば、井筒和幸監督だったら『パッチギ』の脚本を使って演技指導をしてもらう。プロの俳優を相手役に呼んだり、映像を撮ったりしながらやっていこうと思うので、より具体的に明確に演技を学ぶことができます。チェ・ミンシクさんなど、韓国の俳優さんを呼んで教えてもらうことも考えています。また、演じるということと同時に、業界の仕組みや、セルフ・プロモーションの仕方も教えていきたい。それがわからないと、映画業界ではやっていけませんからね」
9月からは、プロデューサーコースが開講予定。これまで総合的に映画業界について学ぶことを目的としていた映画ビジネス学部をさらに特化し、映画を作る(=プロデュース)ことについて集中的に学んでいくコースとして一新したものだ。映画の製作、配給、興行を幅広く手がけてきた李さんが、今、一番、不足していると感じるプロデューサーを養成したいという思いからリニューアルが決まったという。
「これまで2期やってきた中で”映画の企画を考える“という課題の時に一番、盛り上がったということもありますが。授業の中では企画を提案するだけで終わらず、どうやってお金を集め、それを返していくかというプロセスを教えたいですね。講師も映画業界に限らず、出版やレストラン経営など幅広く考えています。これまでと同じように優秀な人材は終了後シネカノンでインターンシップをしてもらうことが可能ですし、俳優コースも含めて、受講中から当社が製作する映画の現場にできるだけかかわってもらおうと思っています」
最後に、スクーリング・パッド映画学部に求められている人材についてうかがった。
「俳優コースには映画を中心に仕事をしていきたいという意欲のある人にぜひ来てほしい。また、プロデューサーコースで求められるのは、頭の柔らかさでしょうか。映画の仕事は”いい映画を作ってお客さんが入れば勝ち“という平等な世界です。もちろん、それは非常に難しいことですが(笑)。経験を問わず、とにかく、いろんな人が集まればいいなと思っています」
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