どうしても、映画の世界で働きたい! 2011
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どうしても、映像の世界で働きたい!2011/今からでも間に合う!スキルアップ、夢の実現をサポートする映画・映像学校&スクールガイド
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日本映画408本、外国映画308本、計716本が公開された2010年の日本映画界。その一本一本にかかわる多くの人たちの存在が業界全体を支えている。一口に「映画に関係する仕事」と言っても非常に多岐にわたる。ここでは製作段階から劇場やDVDで観客に出会う瞬間まで、映画にかかわる仕事にはどんなものがあるのかをQ&A形式で紹介。さらに、「専門的な知識や技術を身につけてから就職したい」という人のために、映画を学べる学校についても解説する。
映画産業における仕事の流れ




映画業界の仕事とは


●企画

Q――映画作りはどこから始まるの?

A――映画はどんな場合でもひとつの企画から始まる。監督が自ら製作会社に企画を持ち込む場合もあるが、プロデューサーが観客のターゲット層や公開時期、公開規模などを考慮しつつテーマや監督を選ぶことも少なくない。最近の邦画製作においてはオリジナルの企画以上に小説やマンガ、ドラマなどの映画化が目立つ。テーマが決まった後は、脚本作りが始まる。ちなみに映画全体を統轄するプロデューサーは、企画の立ち上げから、制作、劇場公開、2次使用、3次使用までの全責任を負う。


Q――製作委員会って何?

A――大体においては脚本がある程度できたところで、キャスティング、資金集めにとりかかる。その際、一社だけではなく、テレビ局、出版社、広告代理店、ビデオ販売会社、レコード会社などからも出資を募り、作品ごとに委員会を組むケースが多い。これが製作委員会だ。そのため、映画製作を直接の業務としない会社であっても映像担当部署があり、専門知識のある人材を採用するケースがある。

●製作

Q――製作現場の仕事にはどんなものがあるの?

A――キャスティングと資金調達のメドがついたところで、スタッフ編成や撮影場所が決められ、撮影が始まる。現場では、監督、助監督、ラインプロデューサー、制作担当、撮影、照明、録音、記録、美術、編集などといった各部署にチーフとアシスタントのスタッフ数名ずつが参加する。こうしたスタッフになるためには、見習いから現場に入ってフリーとして活動するか、あるいは制作会社に所属することになる。映画・映像学校で学ぶことを通じて人脈を広げ、就職のチャンスを得る人も多い。そのほか撮影後のポストプロダクション作業や、洋画の字幕制作や吹き替え版の制作でも専門のスタッフが活躍している。


●配給~宣伝

Q――配給ってどんな仕事?

A――配給会社の主な業務は、版権の買い付け・上映館の獲得(劇場営業)・宣伝である(海外資本の配給会社など自社の洋画を配給する場合、また当然ながら邦画を配給する場合は買い付け業務はない)。現在、日本で外国映画を配給する会社はハリウッド・メジャーと呼ばれるアメリカの大手映画会社の日本支社と、インディペンデントと呼ばれる日本資本の外国映画輸入配給会社とに分かれる。買い付け時、各配給会社は世界中から情報を集めて検討するほか、海外の映画祭やマーケットに出かけて作品を選ぶ。その際、邦画の製作と同じく、リスクヘッジのために委員会方式をとり、ビデオ会社などとともに共同出資することも多い。劇場営業は作品の規模(買い付け金額や製作費)や内容に合わせて公開規模や形態を想定し、それに基づいて劇場に上映交渉をする業務だ。


Q――宣伝は配給会社だけが行うの?

A――上映劇場が決まると、公開に向けて宣伝が始まる。外国映画の場合は邦題に始まり、宣伝方針に沿ってメイン・ビジュアルやキャッチコピーを決めていく。宣伝業務にはマスコミに記事や情報を露出していくパブリシティと、有料広告での露出展開をしていくアドバタイジングがある。パブリシティの仕事は時に数百単位の媒体(新聞、雑誌、番組、ウェブ等)への対応が必要となるため、この業務だけを宣伝会社に委託することも多い。委託を受けた宣伝会社は配給会社と提携して効率よくパブ展開をしていく。宣伝会社以外に配給会社や宣伝会社で経験を積んだ後、フリーで宣伝業務を担当する宣伝マンもいる。

●興行

Q――劇場でのアルバイトは就職に役立つ?

A――映画の観客が最も身近に感じることができる場所=劇場(興行)には上映する作品の決定、映写、売り上げの管理、接客などの仕事がある。古くから存在する興行会社の場合は、貸しビル業やアミューズメント施設の運営など、劇場経営以外の部門で売り上げを確保している場合も多い。劇場で働くスタッフの多くはアルバイトやパートタイマーなので、そこで働きながら業界の仕組みや観客の動向を知り、就職に役立てることも可能だ。

●2次、3次使用

Q――劇場公開以降も続く仕事とは?

A――配給会社は洋画の買い付け時、多くの場合において、上映権(1次使用)だけでなく、ビデオ・DVD化権(2次使用)、テレビ放映・ネット配信権(3次使用)等も取得しており、それらをビデオ会社、テレビ局等に売却し、収益を上げる。自社が製作した日本映画については、海外に対する上映権をはじめとするオールライツの販売、リメイク権の販売も行なう。DVDやインターネット配信用のデジタル処理、テレビ放映用の新たな字幕や吹き替え版の制作など、2次使用、3次使用に特化した仕事も広い意味での〝映画にかかわる仕事〟と言えるだろう。


●映画・映像を学べる学校とは

Q――映画・映像を学べる学校にはどんな種類があるの?

A――文部科学省から学校として認可されている専門学校(専修学校)と、企業等が運営するスクールが代表的。また、最近は四年制の大学や大学院においても映画を専門的に学べる学部、学科が増えている。個々の学校については次ページからの紹介を参照されたい。


Q――仕事をしながら学べる学校は?

A――授業が行われる時間帯は平日の昼間、平日の夜、休日など、学校によってさまざま。期間も半年~4年間と多様なので、自分の条件に合ったところを選びたい。実習の多い学校では授業以外にも多くの時間を使うことがあるので、仕事をしている場合は注意が必要だ。


Q――そのほか、学校選びのポイントは?

A――カリキュラムや講師陣の顔ぶれのほか、在学中に何本くらいの作品を作ることができるのか、また、監督以外のスタッフになるための教育を受けることができるのかといった内容も、学校ごとに異なるので確認したい。就職については、どの学校でも現場での経験豊かな講師がバックアップしてくれる。在学中に思う存分才能を磨きチャンスを摑んでほしい。



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