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Vol.024

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□┓  メルマガ KINEJUN Vol.024
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こんにちは。メルマガ事務局です。

立春を過ぎて暦のうえではもう春。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて。よく外部の方に小社の説明をする際、簡単に「映画雑誌『キネマ旬報』を
発行している会社です」と言う場合が多かったのですが、もちろんそれだけでは
なく、映像パッケージ業界誌を発行していたり、『acteur アクチュール』という映画・
演劇などを扱った雑誌を新装刊したり、韓国ドラマやK-POPに代表されるアジア
エンタメものが主力商品のひとつとなったり……と、幅はどんどん広がってきています。

今回から、その映画「以外」のエンタメ本の編集者たちによる連載が始まります。

テレビ番組、アニメ、お笑いについてなど、データベース並みに知識を蓄積している
社員がお送りするエンタメコラムをお楽しみください。

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□┓  目  次
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1.『キネマ旬報』2月下旬決算特別号で2010年映画界を大総括!

2.エンタメ旬報 ―とんねるずが求められている―

3.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』

4.今年で84回! 「キネマ旬報ベスト・テン」こぼれ話③
                 ~1977年 主演男優賞 高倉健さん~

5.プレゼント情報 
   特集上映『東宝ニューアクションを狙撃せよ!』に 5名様 をご招待!

6.インフォメーション

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□┓ 1.『キネマ旬報』2月下旬決算特別号で2010年映画界を大総括!
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2月5日に発売となった『キネマ旬報』2月下旬決算特別号。本号は“特別”というその名に
恥じぬ、一年間の総おさらい号です。映画評論家や文化人の方々のべ119人の選者が、
日本映画、外国映画それぞれについて「ベストな10本」を投票、それを集計し、2010年
キネマ旬報ベスト・テンを発表しています。誰がどの作品に何点入れたのか、投票から
結果発表まですべてが透明であることも、本賞の特徴のひとつです。

本号には監督賞や脚本賞、主演男女優をはじめとする個人賞受賞者のインタビューも
掲載。また、興行の動向や10大ニュースなど、映画界ネタを深く掘り下げてお届けします。
映画ファンも、業界人も! これを読めば、2010年の映画界情報を網羅できること請け
合いです。

(『キネマ旬報』編集部 島崎奈央)

■『キネマ旬報』2月下旬決算特別号 詳細はこちらから
http://www.kinejun.com/tabid/62/Default.aspx


■決算号校了中の編集部の様子がブログに綴られています
http://www.kinejun.com/kinejun/editorial_blog/tabid/141/Default.aspx


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□┓ 2.エンタメ旬報 ―とんねるずが求められている―
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「何をいまさら」という方も、「もう一線じゃないでしょ?」という方もいらっしゃると
思いますが、あえて言います。2011年、日本人は「とんねるず」を求めている、と。

ここ10年ほどのお笑いトレンドは、「視聴者に頭を使わせる」というものでした。

『M-1グランプリ』は、視聴者が評論家目線で漫才に向き合わざるをえなかった。
『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』などのショートネタ番組は、お笑いを作業的に
次々閲覧せねばならない、せせこましさがあった。松本人志の「俺たちの笑いについて
来れるか」という傲慢な問いかけにも疲れた。長寿番組『めちゃイケ』は、番組の歴史を
「勉強」していないと、内輪ノリにまったくついていけない。

要は、前のめりにならないと楽しめないお笑いコンテンツが、増えすぎてしまったのです。
「お笑いって、こんなに面倒なものだったっけ?」

とんねるずの笑いがいいのは、視聴者に頭を使わせないことでしょう。
冠番組『みなさんのおかけでした』では、名も知らぬ素人の宴会芸を笑い、芸人やスタッフに
無理矢理100万円以上する時計を買わせて笑い、バリカンで芸人のもみ上げを剃って笑う。
これ以上なく即物的な笑いです。視聴者は、評論も、作業も、思考も、勉強もしなくていい。
視聴者はお茶の間に寝転がりながら、彼らの愛すべき悪ふざけを、ただ無責任に笑えばいい。

ちなみに、年始の『みなさんのおかげでした』特番の視聴率はなんと19.1%。裏番組の
『ダウンタウンDX』特番は13.7%でした。社会不安が世を覆うと、大衆は少々専制的でも強い
リーダーを求めると言いますが、もしかすると今の日本人は、永遠のガキ大将・とんねるずに
「支配」されたがっているのかもしれません。

(キネマ旬報社 出版編集部 稲田豊史)


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□┓ 3.キネ旬総研 エグゼクティブ・ディレクター 掛尾良夫の『斬る!』
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恵比寿ガーデンシネマ、シネセゾン渋谷をはじめとする渋谷地域のミニシアターの休館、
閉館について、業界人が考えている以上にメディアは大きく取り上げた。民放地上波
では、複数の番組で数回にわたって放送し、私も取材を受けたものがある。ほとんどの
論調はミニシアター文化の危機を伝えようとしていた。

私は閉館ラッシュの理由を訊かれて、第一にミニシアターが増えすぎたこと、さらに、
六本木、新宿にシネコンがオープンし、そこでもミニシアター的番組を上映したことで
観客が流れたこと、また、若い観客がミニシアター系の作品よりも、大型娯楽映画を
好む傾向になったこと、そして、ミニシアター系の作品を供給する中小規模の会社が
二次利用市場の縮小で窮地に追い詰められ、公開本数が減少した結果、増えすぎた
ミシニアターに対して映画の本数が足りず、番組が組めなくなったからだ、と答えた。

ミニシアターがブームになった1990年に、渋谷地区ではBunkamuraル・シネマ(1・2)、
シネマライズ、シネセゾン渋谷、ユーロスペース、パルコパート3の6スクリーンしかなく、
厳選された番組で劇場それぞれが個性を発揮して好稼動していた。それが2000年に
なると13スクリーン、2008年には23スクリーンになった。最近ではモーニング、レイトの
3回立興行をしている。限られた観客で、これだけの劇場と映画が立ち行かないのは
明らかだ。

私はミニシアター文化の危機ではなく、ミニシアター・バブルが弾けて、適正規模へ
の調整過程と答えている。ただ、それではコメントとしては面白くないのか、若者の
ミニシアター離れが強調される。6スクリーン時代、話題作には若者たちも集まった。
やはりモノには限度というものがある。ただ、ビルの中に無理やり作ったのではない、
映画館のために作られた2館が、バブルのあおりを受けて閉じることは残念である。

問題はあるにしろ、2010年の興行収入は史上最高を記録したが、そのニュースを
メディアはほとんど伝えなかった。映画産業を盛り上げるには、影響力の大きい
メディアがネガティブな部分を強調するのではなく、もっと明るい部分を伝えて欲しい。


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   4.今年で84回! 「キネマ旬報ベスト・テン」こぼれ話③
□┓                  ~1977年 主演男優賞 高倉健さん~
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―凛としたたたずまい―

キネマ旬報社の2月はベスト・テンだ。決算特別号が発売になり、表彰式が行われる。
表彰式当日は皆バタバタと立ち働く。そんなあわただしい中で、奇妙に思い出に残る
静かな情景がある。「幸せの黄色いハンカチ」と「ロッキー」が邦洋の1位となった
1977年度のことだ。会場は丸の内ピカデリー(現在のマリオン内ではなく、単独の
映画館だった)、午前中に開場する現在と違って、その頃は夕方4時過ぎの開場だった。
文化映画、「ロッキー」の上映に引き続き表彰式という段取りで、開場すると1300席余の
会場はほぼ満員に。受賞者たちが来場すると担当の編集部員たちが出迎えるのだが、
それにもまだ間があり、社員の姿もまだ多くはなかった。

上映が始まっていたため観客の姿もなく、ひっそりとしていたロビーで、濃紺のブレザーの
男性が目に入った。高倉健さんだった。

「幸せの黄色いハンカチ」「八甲田山」でこの年の主演男優賞を受賞していた高倉さんの
周りにマネージャーや付き人らしい人の姿はなく、うちの担当者も見当たらなかった。
高倉さんは壁にかけられていた洋画のオリジナルポスターを眺め、「これ、いい映画ですよ」
とつぶやいた。好きな映画のことを語る楽しさが、間近に見るスターに緊張していた私にも
伝わってきた。

作品はこの劇場でこの後公開予定の「ボビー・デアフィールド」だった。アル・パチーノが
F1のレーサーを演じたシドニー・ポラック監督作品だ。多分それは時間にすれば、短いもの
だったのだろうが、ベスト・テンのあわただしい季節になると、穏やかなまなざしでポスター
と正対していた高倉さんの凛としたたたずまいが、ふっと思い出される。

(キネマ旬報社 出版営業部 平野豊)

■2010年 第84回キネマ旬報ベスト・テン受賞結果はこちらから
http://www.kinejun.com/kinejun/best10/tabid/64/Default.aspx


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□┓ 5.プレゼント情報
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60年代後半から70年代にかけて製作された、和製アクション活劇14作品が
「東宝ニューアクションを狙撃せよ!」と銘打って特集上映されます。

その特集上映を記念して劇場招待券(トークイベント開催日のみ有効)を5名様に
プレゼントします!

【上映期間】2011年3月5日(土)~4月1日(金)
【会場】銀座シネパトス
http://www.humax-cinema.co.jp

◆◆上映作品(14作品)◆◆
「ヘアピン・サーカス」(72)「薔薇の標的」(72)「豹は走った」(70)「凄い奴ら」(71)
「黄金のパートナー」(79)「白昼の襲撃」(70)「野獣狩り」(73)
「野獣死すべし 復讐のメカニック」(74)「野獣の復活」(69)「野獣都市」(70)
「ゴキブリ刑事」(73)「ザ・ゴキブリ」(73)「狙撃」(68)「死ぬにはまだ早い」(69)


また3月11日は「黄金のパートナー」製作補・高井英幸氏、13日は「野獣狩り」
撮影・木村大作氏、19日は「黄金のパートナー」出演・紺野美沙子さん、
26日には「ゴキブリ刑事」監督・小谷承靖氏によるトークイベントも開催決定。
是非ともスクリーンで体感してください!

尚、上映に関する問い合わせは銀座シネパトス(03-3561-4660)まで。

◆◆応募詳細◆◆
以下をお書き添えのうえ下記宛先までご応募ください。抽選の上、当選の方へは
招待券の発送をもって発表にかえさせていただきます。

応募宛先:present@kinejun.com 
受付締切:2月24日(木)23時まで

  お名前
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  お電話番号
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  ご住所
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  e-mail
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  希望商品
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  お問合せ 03-6439-6464

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□┓ 6.インフォメーション
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●『「午前十時の映画祭」プログラム Series2 青の50本』 大好評発売中!
「風と共に去りぬ」から「卒業」「E.T.」「シザーハンズ」など名作をそろえて開催中の
「午前十時の映画祭 シリーズ2」プログラム
http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/978-4-87376-725-3/Default.aspx

●キネマ旬報臨時増刊 『KINEJUN next vol.1』 を 9日(水)に発売しました!
2月11日(金)より公開の山下智久、伊勢谷友介、香里奈、香川照之出演の話題作
「あしたのジョー」を表紙・巻頭から大特集したキネマ旬報の臨時増刊号
http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/kinema_No1576/Default.aspx

●アプリ・プレゼント!
KINEJUN ONLINE SHOP にて『キネマ旬報 2011年2月下旬決算特別号』
をお買い上げいただくと、iPad/iPhone/iPod touch版アプリ『キネマ旬報
2010 ベスト・テン号』をプレゼント!
詳細はこちらから↓↓
http://www.kinejunshop.com/


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メルマガ KINEJUN Vol.024 (2011.2.10)
発行元:(株)キネマ旬報社 メルマガ事務局 http://www.kinejun.com/

■個人情報について http://www.kinejun.com/privacy.html

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