ロシア発、未体験の映像に酔いしれる! 12月の「誰かに教えたくなるシネマ」
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毎月リリースされる未公開、単館系作品の中から、「観たら必ず誰かに教えたくなる」作品を厳選してご紹介。劇場で見逃した作品や隠れた名作が多く並ぶレンタル店だからこそ出会える良作、小規模公開でありながら傑作といった、様々な掘り出し映画との出会いを映画専門家レビューと共に提供します!

 

 

未体験の超現実空間での戦い!

映画『アンチグラビティ

アルバトロスより11月20日リリース

© LLC《 KINOKOMPANIYA BOLSHOE KINO》, 2020 ©LLC《 FRESHFILM》 , 2020 ©LLC《 MARS MEDIA ENTERTAINMENT》 , 2020 ©LLC《 GPM KIT》, 2020

映画『アンチグラビティあらすじ

事故に遭い、重力が入り組んだ世界に迷い込んだ男。黒い怪物に襲われるが、武装した男女に助けられる。彼らから現実世界で昏睡状態になった人間が集まる場所だと知らされた男は、現実世界に戻るべく戦いを開始する。

 

映画『アンチグラビティ』映画専門家レビュー

事故に遭った男が、迷い込んだ異空間から現実世界へ帰還するため戦う話。よくある話と感じることなく、冒頭から圧倒的な映像表現によってこの驚異の異空間に引きずり込まれます。扉を開ければまったく違う風景が広がり、無秩序な重力によって上空から落ちるように建つ巨大な建造物など、まさに人の無意識が生み出す超現実世界は未体験の凄さ。図らずもその世界に放り込まれた人たちの脱出サバイバルも、ある陰謀が絡んで最後まで気を抜けず、ラストまでとことん楽しめます!

 

2大スター競演の濃厚香港ノワール

映画『追龍

インターフィルムより11月20日リリース

©2017 Mega-Vision Project Workshop Limited.All Rights Reserved.

映画『追龍』あらすじ

1960 年、中国本土から不法移民として香港に渡ってきたサイホウは、署内で警察から暴行を受けた際、香港警察のロックに窮地を救われる。それを機に手を取り合ったふたりは、裏社会の権力を手にのし上がっていく。

 

映画『追龍』映画専門家レビュー

60〜70年代香港の血気盛んな闘いが、懐かしい景色の中で展開され、ドニー・イェンアンディ・ラウという最強のタッグで魅せる実録犯罪映画。巧妙に若作りしたドニーの麻薬王ぶりと、悪を牛耳る警察のアンディの“権力に寄り添え!”的出世欲がギラギラで頼もしく、当時を再現した九龍城砦の埃っぽい無法地帯の雰囲気も最高。黒社会と香港警察、そしてイギリス人警官までも入り乱れて激しさを増す男たちの闘いが眩しく、冒頭から鳴り響く音楽も懐かしくてアガる。

 

キケン(?)な誘拐でひと儲け!

映画『キケンな誘拐

フルモテルモ/ハピネット・メディアマーケティングより12月2日リリース

©Thirukumaran Entertainment

 映画『キケンな誘拐』あらすじ

誘拐屋のダースと酒場で知り合った無職の3 人の男たち。4 人はチームを組んである少年の誘拐に成功するが、その子供の父親から大臣の息子を誘拐してくれという依頼を受けたことで、思わぬトラブルの連鎖に巻き込まれる。

 

映画『キケンな誘拐』映画専門家レビュー

どうせ誘拐されるなら、この人たちにと思わせる“優しい”誘拐に和む。脅すことは厳禁、約ひと月分の給料が上限のリーズナブルな身代金に、誘拐された本人を解放する時には、迷惑料とばかりにキャッシュバックもある粋な計らい。そもそも誘拐する仲間が4人も必要なのかというゆるゆる感。全篇に漂う牧歌的な空気と、多用されるスローモーションによるケレン味たっぷりの演出、誘拐された当人が犯行を仕切る意外な展開、予想の斜め上を行く結末など、観どころ尽きない珍品です。

 

戦後ドイツの不都合な真実を暴く

映画コリーニ事件

クロックワークスより12月2日リリース

©2019 Constantin Film Produktion GmbH

映画『コリーニ事件』あらすじ

新米弁護士ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命されるが、被害者は少年時代の恩人だった。一切口を閉ざす被告人だったが、事件を調べるうちに戦後の歴史、ドイツ史上最大の司法スキャンダルへと発展していく。

 

映画『コリーニ事件』映画専門家レビュー

30年以上ドイツで模範的市民として暮らしていた男の突然の犯行。そして彼を弁護する青年がメスを入れてしまうこととなる戦後ドイツの法の歪みと、殺された大物実業家の正体には驚愕。殺人に使われた珍しい銃“ワルサーP38”によって解き明かされていく1944年のある忌まわしい事件、そしてある法にまつわる不都合な真実が晒されていく様には、不思議な感動を覚える。短篇小説『犯罪』などで知られる世界的ベストセラー作家の原作だけに、骨太な物語が堪能できる。

 

性の芽生えをコミカルに活写!

映画『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書

アット エンタテインメントより12月2日リリース

©2020 by Vibe Productions LLC. All Rights Reserved

映画『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』あらすじ

敬虔なカトリック信者のアリスは、性への関心が強い16 歳。そんな自分をなんとかしようと、貞操などについて説く教会の合宿に参加することに。だが、そこでイケメンの年上男性と出会って妖しい妄想に駆られていく。

 

映画『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』映画専門家レビュー

性に興味津々なのに、家族も学校も敬虔すぎるカトリックという環境に置かれた16歳の少女が悶々々々……! 周囲がどんなに性から引き離そうとも妄想は膨らむばかりで、エロいチャットに手を出してオロオロするあたりが微笑ましくもリアルだったりします。そんな彼女が貞操の大切さや信仰を深めることを目的にした合宿で、逆にそのあたりの矛盾を知って成長していく展開も実に巧み。逡巡した果てに彼女が盛大に“あること”をするラストには、男女を問わずスッキリ!

 

 

秋元才加が持っていきまくり!

映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより12月2日リリース

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映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』あらすじ

中南米で起きた大臣暗殺の容疑者となったブランドン。護送中に襲われた彼は、CIA の追跡をかわし伝説の狙撃兵であった父トーマスが暮らす小屋に身を隠す。父子で事態の解決を試みるが、謎の暗殺者がふたりを襲撃する。

 

映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』映画専門家レビュー

南米某国の大臣が狙撃され、その犯人として米軍屈指の狙撃兵ブランドン・ベケットが逮捕された! 摑みはオッケーな冒頭の大臣狙撃から、ブランドンの逃避行、謎の暗殺者の登場、伝説の狙撃手である父トーマスとの共闘、やがてブランドンの過去も絡んだ事件の真相が浮上と、とにかくアガるうえにムダのない展開で一気に見せます。暗殺者を演じる秋元才加もゲスト扱いではなく、銃撃戦に肉弾戦と渾身のアクションを繰り出しまくりで◎。続編があるならば、彼女の続投を希望!

 

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