韓国エッセイ新刊発売記念! 年齢考察イラストエッセイ『あたしだけ何も起こらない』 アラサー女子の新バイブルに見る “遅刻人生”を楽しむ生き方とは?

韓国エッセイ新刊発売記念! 年齢考察イラストエッセイ『あたしだけ何も起こらない』 アラサー女子の新バイブルに見る “遅刻人生”を楽しむ生き方とは?

韓国エッセイ新刊2冊 6月11日発売記念!

『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』編/中身もチラ見せ!

アラサー女子の新バイブルに見る“遅刻人生”を楽しむ生き方とは?

 

 

 毎日走り続けて疲れきった心を癒す『あやうく一生懸命生きるところだった』や、自尊心を高めてくれる言葉の数々が光る『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』など、日々抱える心のモヤモヤや不安を代弁し、心の隙間やモヤモヤにそっと寄り添ってくれる韓国エッセイに、新たな2冊が登場!

6月11日の発売を記念して、中身のチラ見せも含め、本書が教えてくれるメッセージをご紹介します。“自分の人生だけ人より遅い”と感じるあなたに贈るアラサー女子の新バイブル『あたしだけ何も起こらない』に見る“遅刻人生”との上手な付き合い方とは?

(こちらの記事では『あたしだけ何も起こらない』のご紹介をします。『僕だって、大丈夫じゃない』はこちらから)

 

大人気コラムニスト、ジェーン・スーさんがコメントを寄稿!    焦りを抱いて生きる女性に贈る人生肯定書

             #1「最近よく聞く言葉、“その年”で」より 「“その年”でそれはちょっと……」という周囲からの反応に焦燥と怒りを感じ始める著者の心情

 

「自分の人生にだけ、何も起こらない気がする」「自分の人生だけ、どうしてこんなに遅いんだろう?」「“その年”でそれはちょっと……」と言われることに恐れを抱き始めた自分がいる。本書は、そんな焦りと不安に苛まれるアラサー女性に捧げる年齢考察イラストエッセイです。韓国の人気脚本家ハン・ソルヒ氏が40代を迎えて振り返る自身の20、30代で経験した恥ずかしエピソードなどをユーモアたっぷりに語りながら、年を重ねることで自分だけ置き去りにされていくようなシングルライフの赤裸々な想いを綴った、すべてのアラサー女子に贈る1冊です。

 また、他人事には思えない自虐エピソードに彩られながも、温かな言葉で女性の生き方を肯定する本書の世界観を表現して、大人気コラムニストのジェーン・スーさんに賛辞を寄せていただきました。本書のキャッチコピー「自分の人生だけ、どうしてこんなに遅いんだろう?」という飽くなき質問に対するアンサーのような温かい言葉が読者の心を優しく抱きとめてくれます。

 

#3「毛穴が開く時間」より 年を取ることで山のように積み重なる悩みに半ば呆れながらも、リラックスしながら生きた方が結局は特になる、という清々しい言葉がシュールなイラストに響く。

 

『あたしだけ何も起こらない』に散りばめられた共感名言を紹介!

 著者の自虐とユーモア溢れるエピソードを爽快に翻訳した藤田麗子さんの翻訳が光る本文の中から、共感を誘う名言を本文のイラストと合わせてご紹介します。

 

  • フレーズ①「100年人生」

―悪い点は2 倍に増え、いい点は半分に減ったような“その年”になった今、

私はこれほどまでに不完全な姿で生き続けてもいいのだろうか?

―人生が100年だと思えば、まだ半分も生きていない。

自分を急かすことなく、もうしばらく見守っていてもいいのではないだろうか?

(#1「最近よく聞く言葉、“その年”で」より抜粋)

ろくな成果も財産もなく気づけば40代を迎えた著者が、いまだに不安定な人生を前に40代と二十歳の頃を比較しながら、「いい年してこのままでいいのかな」と思いながらも、人生が100年時代であれば、人生をまだ悩むには早すぎるのでは……と気づいて思わず奮い立ったフレーズ。

 

 

 

  フレーズ②「それでも輝き続けたいならば」

―誰しも、最も明るく輝いていた美しい時期に留まりたいと願う。

しかし歳月は、私たちを一カ所に留まらせてはくれない。

―普通の人であれば、扱いづらくなって持て余し、

少しずつ捨てていくものを彼女は頑なに背負っていくだけなのだ。

ただ彼女らしい生き方をしているだけなのだと考えてみる。

そして、私がすでに捨ててしまったものは何なのかについて、じっくり振り返ってみる。

(#5「誰にでも輝いていた時期がある」より抜粋)

 

地下鉄の中で著者が出会った、60代を超えていそうだがヒョウ柄のミニスカートと網タイツを穿いた女性を見て思ったフレーズ。年を取るにつれ、どうしても固執しやすい“他人がどう思うか”、という考えに縛られていたことにはっとして、周囲がどう思うのではなく、“自分はどう生きたいのか”に、真剣に向き合おうとしている著者の気持ちが溢れている。

 

  フレーズ③「自分から仲間外れになっていた」

―つまはじきにされたように感じて、一人で勝手に腹を立てながらも悲しかった。

ただ結婚をしていないというだけで、仲間外れにされた気分になるなんて。

―はたまた、一緒に年を取りながら同じように変わっていくと思っていたのに、

私だけがぽつんと一人取り残されたような気がして、

自分で自分を仲間外れに追い込んでいったのではないだろうか? 

(#18「こうして仲間外れになっていく」より抜粋)

著者ひとりを残し、結婚や出産を経験していく周囲の友人との会話の中でだんだん話題が嚙み合わなくなってくることに、他人との人生の進み具合の差を痛感して吐露したフレーズ。

しかし、彼女たちと話ができないことが悲しいのではなく、“彼女たちの話に共感できない自分を哀れんで同情している”自分に気づく著者。そしてそんな自分に向き合うことで、「好むと好まざるとにかかわらず、彼女たちと私はお互い“間違って”いるわけじゃなくて、“違って”いるから……。」と友人と自分の生き方、双方を認める心を手に入れるのだ。

 

 

  フレーズ④「恐れなければ、人生は続いていく」

―私が人生の中でたびたび思い出す記憶とは、大小の事件や事故によってできた

多くの傷の集合体なのではないだろうか。

―しかし、だからといって最初から傷つくことを恐れていたら、

私の人生には何も起こらないだろう。そんな人生ははたして幸せだろうか?

(#24「私は再び渇望する、愛を」より抜粋)

仕事や恋愛において、20代、30代と失敗や傷心を繰り返してきた人生を振り返って、その傷の集合体でできたものこそが自分自身だと気づいた著者。40代において、保守的になることも考えなくはないけれど、それよりも自分らしく傷跡を重ねていって、その深い溝の凸凹に沿って振動する針によって奏でられる自分だけの賑やかな思い出のメロディを聞くこともいいのでは、と力強く決心する著者の心の声が爽快に響く。

 

(※本原稿は、ハン・ソルヒ=著、オ・ジヘ=イラスト、藤田麗子=翻訳『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』からの抜粋です)

 

 

 韓国の脚本家ハン・ソルヒ氏が40歳を迎えて自身のこれまでを振り返って感じる若き日の自分との対峙を描き、年を取ることへの焦りや、結婚も出産もしない自分の人生だけが取り残されているのでは、と感じる女性の不安や悩みを爽快なまでに代弁してくれる年齢考察イラストエッセイ『あたしだけ何も起こらない』。誰もが“これは自分のことだ”と共感を覚えてしまう本書を読めば、日々感じている年齢へのモヤモヤを潔く手放す勇気が湧いてきたり、進みは遅いかもしれないけれど、人よりゆっくりと自分のペースで人生を楽しめる“遅刻人生”も案外悪くないかも……と思えたりするはずです。

 

 

 また、本書の発売を記念したイベントも開催予定ですので、本書や韓国エッセイに興味のある方などはぜひご参加いただければと思います。

●2021年7月2日(金)20:00~21:30

【オンライン】人気翻訳家に聞く! 共感できる韓国エッセイとは? 韓日翻訳家という仕事の魅力に迫る(→こちらから

『あたしだけ何も起こらない』の翻訳家・藤田麗子さんと、『僕だって、大丈夫じゃない』の翻訳家・岡崎暢子さんの、今をときめく2大韓日翻訳家の豪華対談でお贈りします。本書に込められた想いや、ここでしか聞けない翻訳家のお仕事について、皆さんのご質問もお受けしながら語っていただきます。

◆Twitter(→こちらから)、Instagram(→こちらから)でも随時関連情報を配信しています。

 

◆新刊書籍のご案内

女性共感度100%の年齢考察イラストエッセイ。あたしだけ人生何もない? いいえ、スタートが遅いだけです! アラサー女子の飽くなき疑問と焦りにそっと寄り添う、笑って泣ける日常共感書。

仕様:四六判カラー/232頁/価格:1,595円(税込)/発売日:2021年6月11日発売/発行:キネマ旬報社

※電子版書籍も6月11日同時発売です

いつからか結婚の話題を出さなくなった両親、いざ結婚へのプレッシャーが消えると沸いてくる焦りと挫折感、ムカつくほど広がっていく毛穴、日に日に低下する記憶力、人生で最も輝いていた瞬間へのノスタルジーetc…。自分だけ置いてきぼりのような人生の中、年齢をまたひとつ重ねていく女性の共感を呼ぶエピソード満載で贈る、笑いと涙の年齢考察イラストエッセイ。

最近よく聞く言葉、“その年で”。“その年”でそれはちょっと…。年を取るって制限がつきもの?
年を取るって失っていくことなの? ミドル世代女子の飽くなき疑問と焦りにそっと寄り添い、
“自分らしく生きる”人生の選択を応援する、日常共感書。

 

著者・訳者プロフィール 

[著者] ハン・ソルヒ

1976年生まれ。脚本家、作家。2007年~2019年にわたってシーズン17まで放送されているtvNの最長寿ドラマ『ブッとび!ヨンエさん』の脚本を手がけ、30代独身女性イ・ヨンエの日常をリアルに描いて好評を博している。『悲しき恋歌』(2005)、『アンニョン!フランチェスカ シーズン3 』(2005~2006)、『テヒ、ヘギョ、ジヒョン』『3 人の男』(共に2009)、『まるごとマイ・ラブ』(2010~2011)などの脚本にも参加。

 

[訳者]藤田麗子(ふじた・れいこ)

フリーライター&翻訳家。中央大学文学部社会学科卒業後、韓国エンタメ雑誌、医学書などの編集部を経て、2009年よりフリーランスになる。韓国文学翻訳院翻訳アカデミー特別課程第10期修了。訳書に『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(ダイヤモンド社)、『簡単なことではないけれど大丈夫な人になりたい』(大和書房)、『宣陵散策』(クオン)、著書に『おいしいソウルをめぐる旅』(キネマ旬報社)などがある。

韓国エッセイカテゴリの最新記事