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井上芳雄、小島秀夫らのコメント到着。“純愛三角関係”を描く「シラノ」

 映像化・ミュージカル化を重ねてきた名作戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を、「プライドと偏見」(05)、「つぐない」(07)、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(17)のジョー・ライト監督により新たに映画化した、壮大かつロマンティックなミュージカル映画「シラノ」が公開中。

 

Photo credit: Peter Mountain
© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

 

 剣豪にして詩人の主人公シラノを演じるのは、HBO制作のテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でエミー賞やゴールデングローブ賞などに輝いた実力派俳優ピーター・ディンクレイジ。さらに、シラノの親友であり思い人であるヒロインのロクサーヌを「マグニフィセント・セブン」(16)などで知られるヘイリー・ベネットが、ロクサーヌが片思いする口下手なクリスチャンをケルヴィン・ハリソン・Jr.が演じている。

 デトロイト映画批評家協会賞で作品賞・主演男優賞(ピーター・ディンクレイジ)に輝き、他の映画賞でも次々ノミネート。そしてアカデミー賞では衣装デザイン賞にノミネートされ、受賞への期待が高まっている。

儚くも美しい世界の舞台裏を明かす

 このたび主要キャストや監督が、儚くも美しい作品世界の舞台裏を紐解いた【特別映像】が解禁。

 三角関係の純愛を描き、世代を超えて愛されるエドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。エリカ・シュミットが全く新しい設定で創造したそのミュージカル版を鑑賞したジョー・ライト監督は「愛されるに値する想いとは何かを描いたストーリーに心を打たれた」と当時の心情を明かしている。また容姿に自信が持てない主人公シラノが、ロクサーヌへの恋心を忍ばせながらも、彼女が恋している青年クリスチャンのために恋文を代筆するストーリーについて「現代でも同じことが起きている。シラノは虚構に逃げ、別人になりすます」と、SNS社会との共通点を指摘。クリスチャンを演じたケルヴィン・ハリソン・Jr.も「本当の気持ちを伝えられない不器用さは、現代人と同じだ」とコメントしている。

 音楽はグラミー賞受賞歴もあるザ・ナショナルが、エリカ・シュミットの舞台に引き続き担当。現代的でより一体感あるその楽曲に、エリカ・シュミットも「作品の鼓動となり歌詞が豊かさを与えている。美しいわ」と称賛。そして監督が「見終えた後、愛する人に愛を伝えようと思ってもらえたら本望だ」と締めくくる。3人の愛の行く末をめぐり、観る者はますます想像力を掻き立てられるはずだ。

「僕たちが生きている世界の全部が詰まった物語」

 さらに、劇場公開に先駆けて鑑賞した井上芳雄さん、小島秀夫さんなど著名人から絶賛コメントも到着。以下に紹介する(敬称略)。

井上芳雄(俳優)
みんなシラノであり、クリスチャンであり、ロクサーヌ。
人間関係の心の動きだけではなく、 戦争でそれぞれの人生が翻弄されてしまうという、
今に通じる世界の状況をしっかり描いている。
この作品は僕たちが生きている世界の全部が詰まった物語だと思います。

小島秀夫(ゲームクリエイター)
コロナ渦の今、ピュアなラブロマンスは能天気なものと映るだろうか。THE NATIONALのデスナー兄弟が音楽を担当し、文芸作を映像化して来たジョー・ライトが監督する本作。
誰もがYouTubeやTikTokで自身を吐露出来るこの時代に、あえて“ミュージカル”という求愛装置を使い、【ハート】を謳いあげる。
恋文が綴る三角関係は、四角いSNS世界にいる僕らの壊れかけた【ハート】を繋いでくれる。誰かを愛したことがあるか、狂おしいほど。

シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)
優しく切ない物語も、伸びやかな歌声も煌めくような美しいダンスも、キャストの演技も全てがすべて素晴らしいのだけど、とりわけ衣装とヘアメイクが最高でした!
リアリティとファンタジーを併せ持つファッションに終始目が釘付けになってました。

山崎まどか(コラムニスト)
ハードボイルドな魅力と哀愁を併せ持つピーター・ディングレイジ、最高のシラノでは。
ザ・ナショナルのデスナー兄弟の曲が彼の渋い声にこれ以上ないほど合っている!

よしひろまさみち(映画ライター)
シンプルな愛の歌に彩られた、超ド直球のロマンティック・ミュージカル。
オリジナルの名戯曲を、さらに甘くしたストーリーの上に、冒頭シーンからカラフルなドレスの山に爆アゲ。目にも心にも潤い与えてくれる。

宇野維正(映画ジャーナリスト)
古典を現代風にアレンジするのではなく、古典に現代の魂と精神を吹き込むこと。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の看板スター、ピーター・ディンクレイジ一世一代の名演が刻まれた「シラノ」はそれを奇跡的なレベルで実現させている。

 

▶︎ 「シラノ」の第1弾記事はこちら

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