アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げたパンクバンド〈ザ・ポーグズ〉。そのフロントマンだったシェイン・マガウアンの型破りな音楽人生に、巨匠ジュリアン・テンプルのメガホンで迫ったドキュメンタリー「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」が、6月3日(金)より渋谷シネクイントほかで全国順次公開される。シェインの長年の友人であり製作を務めたジョニー・デップのインタビュー映像および、甲本ヒロト、真島昌利、泉谷しげる、チバユウスケら型破り著名人のコメントが到着した。
映像はシェイン・マガウアンについて、ジョニー・デップがジュリアン・テンプルに語るもの。「シェインとつき合っていくことはまるで、毎日違う靴を履くようなもの」など、友人だからこそ知る“予測不能”で繊細な素顔を明かしていく。さらに「ザ・ポーグズ時代に作った曲『ニューヨークの夢』は、今でも間違いなく最高傑作の1つだ。でも彼はそれを認めようとしない」と続け、シェインの高いプロ意識を窺わせる。
著名人コメントは以下の通り(五十音順、敬称略)。
泉谷しげる(ミュージシャン・役者)
ロックミュージシャンの伝記映画にはロクなのがないから期待してなかったが、この映画はちがった!パンクとケルト音楽!すばらしすぎ!ぜひ!
大貫憲章(DJ/音楽評論家)
ブラボー!ブラボーー!!シェイン、アンタはサイコーだよ!歯がなくてもアル中でもハートがピュアソウル一億パーセント。荒ぶる魂の切ないアイリッシュパンクは日本のダンスフロアまでも激らせてるぜー!イエ〜!!
甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
世紀のスクープ!
遂にカメラはとらえた!!
アイルランドに妖精は実在する!!!
音楽を連れて。ウィスキーに連れられて。
チバユウスケ(THE BIRTHDAY midnight bankrobbers)
2005年フジロック
ホテルのエレベーターでドロドロのシェインに遭遇しました
すぐにスタッフにペンを借りてサインを頼みました
彼は俺の着ていたタンクトップにHELPと書きました
さすがシェインだ
奈良美智(美術家)
奇人変人、薬中、アル中、世の中にはいっぱいいるんだろうけど、こんな人はホントいない、みんなの心を歌で掴んだ人のとってもスペシャルな人生ドキュメント!
フレディ塚本(唄い者)
シェイン・マガウアンと、わたくしの歩んできた人生と真逆。
なので、素直に、面白い映画でした。
彼の、深く激しい人間愛ゆえの現実との歪み。
そこと折り合いをつけるためかの、彼のそばには、“酒・ドラック、そして素晴らしい音楽”。
人間都合の、正しさ・平和・幸福とは?
あ~、兎に角楽しく観ましょ!
真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)
お〜い、シェイン!
まだまだ遊ぼうぜ!
この夏の日の輝きが永遠だって事、忘れちゃいないだろ?
みのミュージック(YouTuber/アーティスト)
時の試練に打ち勝ち、今なお愛され続けるシェイン・マガウアンの楽曲。そのレシピを丸裸にするドキュメンタリー。アイルランドのルーツとデカダンな生活から生まれたのは、人々を虜にする彼のペーソスでした。
© The Gift Film Limited 2020