コクトーの戯曲をアルモドバルが映画化。ティルダ・スウィントンが一人芝居で見せる「ヒューマン・ボイス」

コクトーの戯曲をアルモドバルが映画化。ティルダ・スウィントンが一人芝居で見せる「ヒューマン・ボイス」

ティルダ・スウィントンを主演に迎え、ジャン・コクトーの戯曲『人間の声』をペドロ・アルモドバル監督が翻案して映画化した短編「ヒューマン・ボイス」が、11月3日(木・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほかで公開される(同じアルモドバル監督作「パラレル・マザーズ」と同日公開)。ポスタービジュアル、予告編、場面写真が到着した。

 

 

 

アルモドバル初の全編英語劇となる本作は、恋人に別れを告げられた女性による電話での会話劇が描かれる。女性について監督は「スーツケースを取りに来るというだけの電話をするのに何日もかけるような男を、狂気に至るまで愛してはいるが、媚びるほど依存しきってはいない」と解釈する。

主演のティルダ・スウィントンについて監督は「抽象的で演じるには困難があるこの役には、真実味と感情を持たせる優秀な女優が必要だった。彼女は才能の幅広さを証明した。彼女の知性と意欲、そしてとてつもない才能と、私に対する絶対的な信頼が大きな役割を果たした。全ての映画監督がこういう気持ちになれることを願う」と称賛。

女性がベランダの花にガソリンを撒くシーンから始まる予告編は、不穏な物語を予感させる。バレンシアガの真っ赤なドレスを着たティルダが斧を振りかざすポスタービジュアルもインパクトあり。

 

             

 

Story
ひとりの女がスーツケースの横で、時が過ぎるのを待っている。スーツケースを取りに来るはずが、結局姿を現さない。傍らには、主人に捨てられたことを理解していない落ち着きのない犬がいる。女は待ち続けた3日間のうち、1度しか外出していない。その外出先で、斧と缶入りガソリンを買ってくる。女は無力感に苛まれ、絶望を味わい、理性を失う。様々な感情を体験したところで、やっと元恋人から電話がかかってくるが……。

 

「ヒューマン・ボイス」

監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
原作:ジャン・コクトー「人間の声」
出演:ティルダ・スウィントン、アグスティン・アルモドバル、ダッシュ(犬)
2020/スペイン/英語/30分/カラー/5.1ch/ドルビーデジタル/アメリカンビスタ
原題:THE HUMAN VOICE 字幕翻訳:松浦美奈 G
© El Deseo D.A. 
配給・宣伝:キノフィルムズ 提供:木下グループ

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