ホラーの帝王ダリオ・アルジェントが、殺人鬼に追われた盲目ヒロインの恐怖をスタイリッシュに描き、第72回ベルリン国際映画祭でのプレミア上映で反響を呼んだ「ダークグラス」が、4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかで全国順次公開。昭和のアルジェントポスターをオマージュしたレトロポスター、ならびにアルジェントへ宛てた著名人の “ラブレター” が到着した。
レトロポスターでは、アルジェントの代表作「サスペリア」(1977)の名コピー「決してひとりで見ないでください──」が復活。悪夢の鮮血美学を予告する。
〈著名人ラブレター〉(敬称略・50音順)
相沢梨紗(でんぱ組.inc)
恐怖、鮮血、高揚、孤独。激烈なメンタル攻撃を受け、ふわふわと放心するような時間が愛おしくて大好きです。
無事、ととのいました。
綾辻行人(小説家)
2020年代になって、ダリオ・アルジェント監督の新作を観ることができるとは!生きてて良かったです。ありがとうございます。歓喜のあまり今、これまでの全作品を発表順に観直しているところです。
奥浩哉(漫画家)
ダリオ・アルジェント氏へ、
あなたの最新作のホラー映画を見て、改めてあなたの才能の凄さに圧倒されました。あなたはホラー映画の世界で、独自のスタイルと個性的な世界観を持ち、多くの人々を恐怖と興奮の世界に誘ってきました。
私もクリエイターであなたの作品群は幼少期から
何度も観てますが、私の作品の血肉になっています。
今もなお、あなたがこのように生気に溢れた作品を
発表してくれることで私も大変勇気を貰えます。
敬意を込めて、感謝を表します。
高橋ヨシキ(アートディレクター/映画ライター/サタニスト)
アルジェントの『ダークグラス』越しに、『わたしは目撃者』となって『ジャーロ』の『インフェルノ(地獄)』を見る。『スリープレス』な夜に轟く『鮮血の叫び』に、我々は『血の喝采』を送るのだ!
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
耳に突き刺さるクールな劇伴と予想の斜め上をいく展開で唯一無二のグルーヴを生み出す。
新しさを取り入れつつも、このアルジェントの味は変わらない。丁寧さと乱暴の共存。
これが観たかった。これを待っていました。
平山夢明(作家)
まさに御大が原点回帰の迫力。血、犬、ナイフ、そしてパイ!
まさにこれはアルジェント版『暗くなるまで待って』と云っても過言ではない?
齢82を超えて、ますますコクと旨味マシマシの天才の手腕をとくとご賞味あれ!
松本光司(漫画家)
ダリオ・アルジェントへ、
僕は子供の頃に観た、貴方の映画「サスペリア」や
「フェノミナ」で、ホラーは美しいんだという事を知りました。80を越えた今も、
嬉々と血まみれジャッロ映画を撮るエネルギーに、本当に感服します。
矢澤利弘(アルジェント研究会代表・県立広島大学教授)
これほど公開を待ち焦がれた映画があっただろうか。ダリオ・アルジェントの映画が怖いなんて当たり前、映像美だなんて当たり前だ。理屈はいらない。もしアルジェントに伝えることができるとしたら、この一言だけ。「ありがとうございました」
柳下毅一郎(映画評論家)
少年は犬を愛するものだ、とハーラン・エリスンは語ったが
美女もまた犬を愛するのである
山崎圭司(映画ライター)
チャオ、ダリオ。
これは貴方の集大成にしてニューモード。恐怖の原点である暗闇に獣の勘が息づき、
黒い手が殺しを奏でると古い石畳が紅に染まる。
娼婦は被害者であり、同時に真実を嗅ぎ当てる強かな追跡者。お見事!
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配給:ロングライド