1974年12月1日、「映画の日」に制定された城戸賞が46回目を迎えた。本賞は映画製作者として永年にわたり日本映画界の興隆に寄与し、数多くの映画芸術家、技術家などの育成に努めた故・城戸四郎氏の「これからの日本映画の振興には、脚本の受けもつ責任が極めて大きい」との持論に基づいたもので、新しい人材を発掘し、その創作活動を奨励することを目的としている。これまでも「のぼうの城」(11)、「超高速!参勤交代」(14)など受賞作が映画化され大ヒットした例もあることから本賞の注目度は高く、今回は未曾有のコロナ禍に見舞われた特別の一年ではあったが応募総数は406篇。本賞への高い意欲がうかがわれた。その中から10篇が最終審査に進み、島田悠子氏の「御命頂戴!」が準入賞を受賞した。その全篇を別項でご紹介するとともに、最終審査に残った10篇の総評と受賞作品の各選評を掲載する。
2020年1月に劇場公開され、単館系としては異例の大ヒット。さらに仏アヌシー映画祭などで国際的な評価も得た「音楽」。インディペンデントの長篇アニメーションとして、日本映画に新たな地平を切り拓いた画期的な一作だ。その中心人物である岩井澤監督に、作品の苦労や今後の見通しについて、改めて話を聞いた
映画「夜明けのうた」は、その楽曲「夜明けのうた」を主題に、日活が1965年に製作・発表した青春歌謡映画が、待望の舞台化!
地下2階地上14階建ての複合ビル 「キュープラザ池袋」内に誕生したシネコン「グランドシネマサンシャイン」が7月19日に開館1周年を迎えた。全12スクリーン、全2443席のシネコンは日本最大スクリーンサイズのIMAX(R)レーザー/GTテクノロジーシアターをはじめ、日本初の「4DX SCREEN (旧4DX with Screen X)」シアターなど映像、音響ともに最高レベルの設備が充実。多くの映画ファンが「映画を観るのなら、この劇場で」とエリアを問わず足を運んでいる。
成島出監督が惚れ込んだ小池栄子演じる破格のヒロイン 直近の『美食探偵 明智五郎』(20)での殺しのカリスマ役も強烈だった小池栄子にとってのターニングポイント「八日目の蟬」(11)で女優としてのポテ […]
前編に続き、キングレコードの「死ぬまでにこれは観ろ!2020」を、すでに多くを購入済みだけど廉価版にはやはり手が伸びてしまう痛し痒し嬉し恥ずかしの映画評論家・松崎健夫と、ラジオ番組『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、映画監督・スクリプトドクターの三宅隆太のお二人に語っていただいた。
ジャンル映画ファンにとっては、もはや夏の花火大会のごとく盛大に〝ぶち上げられる〟恒例行事、キングレコードのDVDキャンペーン「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズ。今年は、名作・快/怪作・珍作、ブルーレイ&DVD全210タイトル(122作品)がリリースされる。昨年に続き、すでに多くを購入済みだけど廉価版にはやはり手が伸びてしまう痛し痒し嬉し恥ずかしの映画評論家・松崎健夫と、ラジオ番組『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、映画監督・スクリプトドクターの三宅隆太の二人が、目の前に並ぶパッケージに嬉々としながら、「これは観ろ!」という作品を挙げだすと話は尽きず……。
7月から放送されるTVアニメの新番組の中から、選りすぐった10作品をご紹介します! ライターが紹介する作品の見どころも合わせて、新たに始まる見逃せないタイトルをチェックしよう。
7月から放送されるTVアニメの新番組の中から、選りすぐった10作品をご紹介します! ライターが紹介する作品の見どころも合わせて、新たに始まる見逃せないタイトルをチェックしよう。
創刊100年を迎えた映画雑誌キネマ旬報では、創刊100年特別企画として、10年区切りでのベスト・テンを選出、特集してきた。1970年代の外国映画ベスト・ワンは「タクシードライバー」、日本映画ベスト・ワンは「太陽を盗んだ男」、1980年代は同「ブレードランナー」、同「家族ゲーム」、1990年代は同「牯嶺街少年殺人事件」、同「月はどっちに出ている」だった。
ネットフリックスをはじめ各種ストリーミング配信サービスの存在感が日々高まっているなか、そこではいったい 何が起こっているのか?そして私たち映画ファンは、配信作品とどのように向き合うべきだろうか?長年映画を見続けながら配信にも親しんできた 3人に自由に語っていただいた。
オリジナル映画からドラマシリーズ、バラエティショーまで、膨大かつさまざまなコンテンツが楽しめるネット配信。その中で “ 映画ファン” が楽しめる作品にはどんなものがあるのか? その答えに近づくべく、映画のプロで […]
オリジナル映画からドラマシリーズ、バラエティショーまで、膨大かつさまざまなコンテンツが楽しめるネット配信。その中で “ 映画ファン” が楽しめる作品にはどんなものがあるのか? その答えに近づくべく、映画のプロであり、映画ファンの代表とも言える評論家、ライター、ジャーナリストの方々におすすめの作品を聞いてみました。
配信ムービー・ピックアップ・レビューその7「マンダロリアン」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。日本屈指の「スター・ウォーズ」マニア・研究家として知られる河原一久氏に、噂のドラマシリーズの魅力について語っていただいた。
配信ムービー・ピックアップ・レビューその6「ウィルソン」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。映画ライター・村山章氏によるオススメ第2弾は、「ゴーストワールド」(01)の原作者が放つ毒っ気たっぷりのドラマ!
配信ムービー・ピックアップ・レビューその5「ホース・ガール」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。映画ライター・村山章氏によるオススメ第1弾は、狂気をテーマにした一本!
配信ムービー・ピックアップ・レビューその4「アンカット・ダイヤモンド」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。映画・音楽ジャーナリスト、宇野維正氏によるオススメ第2弾!
配信ムービー・ピックアップ・レビューその3「ベター・コール・ソウル」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。映画・音楽ジャーナリスト、宇野維正氏によるオススメは史上最高のテレビシリーズと誉も高いこの作品から!
配信ムービー・ピックアップ・レビューその2『マーベラス・ミセス・メイゼル』。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。文筆家・長谷川町蔵氏によるオススメ第2弾は、2020年代のロマンティック・ コメディを牽引していく女優によるによるシリーズ!
配信ムービー・ピックアップ・レビューその1「ルディ・レイ・ムーア」。数ある配信ムービーのなかから、選りすぐりの作品のレビューをお届け。文筆家・長谷川町蔵氏によるオススメ第1弾は、あの人気コメディアンが放つ伝記映画!