CATEGORY 最新映画記事

福島の映画館の存続に込めた復興への強い思い―高畑充希主演「浜の朝日の嘘つきどもと」 

舞台となるのは福島県南相馬市に実在する100年近い歴史を持つ映画館。この1923年創業の映画館『朝日座』を活かして、映画愛に溢れるオリジナルストーリーを描くのが9月10日より全国公開される「浜の朝日の嘘つきどもと」。高畑充希が主演を務め、「ロマンスドール」(20)「百万円と苦虫女」(08)などのタナダユキが監督・脚本を手掛けている。

カンヌで4冠受賞!「ドライブ・マイ・カー」西島秀俊インタビュー

西島秀俊はこれまで、『キネマ旬報』で名監督たちへの驚きを語ってきた。 濱口竜介監督の師、黒沢清監督の「ニンゲン合格!」(99年)で「ただ右を向いてください。できますよね。よ一いスタート」と指示された驚き。「Dolls」(02年)の際、北野武監督からは「何も準備しなくていいから」と言われた。 「2/デュオ」(97年)の諏訪敦彦監督からは「撮れなかったら、みんなで何で撮れなかったかを話し合って、それを撮ればいい」と言われ「吹っ切れた」。そして、濱ロ竜介監督「ドライブ・マイ・カー」の撮影現場で西島秀俊を新たに待っていた驚きとは?

  • 2021.08.20

カンヌで4冠受賞!『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介 × 三宅唱 × 三浦哲哉 鼎談

「ドライブ・マイ・カー」の完成を祝し、濱ロ竜介監督をこの2人が囲んだ!「きみの鳥はうたえる」(18年)の三宅唱監督は、たとえば『ユリイカ』18年9月号で濱ロ監督からの「公開質問」に答え、監督同士の緊張感のなかにシンパシーを送り合う仲。そして三浦哲哉は、濱口監督の大作を分析し長篇評論『『ハッヒーアワー』論』(18年、羽鳥書店)を書き上げた同時代の伴走的批評家。3人は「映画演出の勉強会」をともに行う間柄でもある。映画となれば話はどこからでもはじまり千夜一夜は瞬く間、と申しますが3人の映画長話、どこまで転がってゆくでしょう?

カンヌで14分間のスタンディングオベーション!細田守監督インタビュー

10年の積み重ねがあったからこその新作 そして次の10年に向けた手応え 「時をかける少女」(06)「サマーウォーズ 」(09)「おおかみこどもの雨と雪 (12)「バケモノの子」(15) 「未来のミライ」( 1 8 ) と 、 これまでのスタジオ地図作品すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。「未来のミライ」ではカンヌ国際映画祭「監督週間」で上映。さらにはアニー賞受賞、ゴールデン・ […]

日本の水俣病問題をジョニー・デップが製作&主演した問題作!ついに公開決定!

 熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存 在を世界に知らしめたのが、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒 子・スミス氏が 1975 年に発表した写真「MINAMATA」だ。ジョニ ー・デップ自身が長年の憧れだったと語るユージン氏。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、シ […]

驚愕のハイテンションうさぎ・カトンテール誕生!

 イギリスで最も美しいと称えられる湖水地方を 舞台に、世界で一番愛されるウサギを主人公に した、ビアトリクス・ポター原作の絵本「ピーターラビット」。シリーズ累計発行部数全世界 2 億 5000 万部を超え、2018 年に初めてハリウッドで実写映画化されると全世界興行収入が約 386 億円を超える大ヒット! あれから3年、ピーターが今度は“モフワル”に なって帰ってきた! […]

SNSであれこれ投稿を見ているうち、人生の1時間を無駄にしている

「隣の芝生は常に自分のところよりも青いのか」という永遠の質問を投げかける 2021年最高の人生讃歌!映画『47歳 人生のステータス』 。ベン・スティラーが 注目の若手イケメン俳優 オースティン・エイブラムス(息子・トロイ役)とともに語る本作の魅力とは!?

この男が書いた小説は現実になる。天才作家が仕掛ける謎解きエンターテイメント

第157回直木賞受賞作『月の満ち欠け』など佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高い 『鳩の撃退法』。映画『鳩の撃退法』×KIRINJI feat.Awich「爆ぜる心臓」主題歌予告と謎に包まれた物語の個性的で魅力溢れる登場人物たちの新たな場面写真がついにお披露目となった。

公開35周年!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」日本語吹替版 /字幕版 公開記念 三ツ矢雄二インタビュー

1980年代ハリウッドを代表するヒット作として、いまだ人気衰えぬ「バック・ トゥ・ザ・フューチャー」(以下、「BTTF」)三部作。劇場公開から35周年を迎える今年、4Kニューマスター版の登場にあわせ、三ツ矢雄二が主人公 マーティ(マイケル・J・フォックス)の声を担当した日本語吹替版が、初めてスクリーンで公開されることとなった。そこで三ツ矢氏に、「BTTF」の魅力やアテレコ当時の思い出をあらためて語 […]

香港へ「越境通学」する女子高生の青春を描く──「THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~」白雪監督インタビュー

香港へ「越境通学」する女子高生の青春を描く──「THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~」白雪監督インタビュー 2000年代、中国の大陸から香港に渡り出産するケースが増えた。生まれてくる子に香港の身分証を取得させ、優れた教育の機会を与えることが目的だ。こうして誕生した子供たちは、香港のIDを持ち、深圳など大陸にある家から「越境通学」するようになる。 中国映画「THE CROSSING […]

香港と深圳、少女から大人へ──人生の交差点に立つ少女の青春残酷物語

香港と深圳、少女から大人へ──人生の交差点に立つ少女の青春残酷物語 香港と大陸の関係 昨年3月、「THE CROSSING~香港と大陸をまたぐ少女~」が中国で公開された時、私はちょうど香港国際映画祭に参加するために香港に行った。本作に対する絶賛の声は、対岸の香港まで届いた。近年、中国の青春映画でここまで高く評価された作品はほとんどないので、私は本作の主人公・ペイのように、香港から深圳へCROSSI […]

池田エライザ原案・初監督作品『夏、至るころ』、日本公開決定!

池田エライザ、鮮烈なる監督デビュー!<永遠の故郷>への想いを込めた半自伝的作品、『夏、至るころ』(池田エライザ原案・初監督)。すでに韓国、中国の国際映画祭で高い評価を得ている本作が、遂に日本公開決定!

「ランボー ラスト・ブラッド」への道⑤アメリカの戦争とランボー

6月26日(金)より公開されるシルヴェスター・スタローン主演最新作「ランボー ラスト・ブラッド」の連続企画。第5回となる最終回は、ランボーの世界を掘り下げるエッセイその3。80年代に大ヒットシリーズとなり、 年代の長い沈黙を経て、 世紀に再び動き出したランボー。それぞれの作品は、アメリカが当時繰り広げていた戦争とどのような関係にあったのか? 時代によって生み出され、翻弄されるヒーローの姿が見えてくる。 

「ランボー ラスト・ブラッド」への道④「西部劇」としてのランボー

6月26日(金)より公開されるシルヴェスター・スタローン主演最新作「ランボー ラスト・ブラッド」の連続企画。第4回は、ランボーの世界を掘り下げるエッセイその2をお届け。新作「ラスト・ブラッド」では馬に跨り、あまつさえカウボーイハットすら被ってみせるランボー。だが、それは決して驚くべきことではない。なぜなら、ランボーはもともと「西部劇」だったのだ!

「ランボー ラスト・ブラッド」への道③ キリスト受難劇としてのランボー

6月26日(金)より公開されるシルヴェスター・スタローン主演最新作「ランボー ラスト・ブラッド」の連続企画。第3回からは、ランボーの世界を掘り下げるエッセイをお届けしていこう。

「ランボー ラスト・ブラッド」への道② 名台詞とともに振り返る 「ランボー」シリーズのこれまで

6月26日(金)より公開されるシルヴェスター・スタローン主演最新作「ランボー ラスト・ブラッド」の連続企画。 第2回は、これまでのシリーズ全4作を劇中の名台詞とともに振り返ってみよう。

  • 2020.04.16

新作映画 公開延期情報

新型コロナウィルス感染拡大防止により公開が延期となった新作映画を一覧にまとめております。 発表があり次第、順次更新してまいりますが、詳しくは各作品の公式ホームページをご確認ください。

ビー・ガン監督「凱里ブルース」 迷宮としての世界、ふたたび

一言「マニエリスム」と言ってしまえばよい。本作に寄せられた海外レヴューにある「逸脱」「横道にそれがち」「非線形さ」といった表現は、脱-中心化と脱-焦点化の〈原-身ぶり〉をもつマニエリスム芸術の特徴である。あるいは本作がタルコフスキー「ノスタルジア」(83年)、ヴェンダース「パリ、テキサス」(84年)、ホウ・シャオシェン「憂鬱な楽園」(96年)、アピチャッポン「世紀の光」(16年)など、数限りない映 […]

中国映画が、とんでもない!

2020年代3号目の『キネマ旬報』は、現代中国映画の「深い理解への入口」へと読者をお誘いしてみたい。そして、いま始まろうとしている20年代の映画体験、20年代の世界を生きることに備えよう。このたび公開される、中国から届いたアートフィルムには驚くべき贅沢さ、大胆な構想、鋭敏な知性が躍っている。まずは素直な驚きに身を委ねてみよう。

あまりに痛く、美しいトランスジェンダーの少女がふみだす一歩 映画『Girl /ガール』

『ガール』という映画に予備知識もないまま興味をもったのは昨年5月、カンヌの映画祭公式ページで授賞セレモニーの中継を見た時のことだ。カメラ・ドールを受賞した監督ルーカス・ドンと共に登壇した金髪のひとりは、小公子のような黒いリボンで襟元を飾り、消え入りたげな微笑みを湛えてそこにいた。