機動戦士ガンダムZZのメカデサインや宇宙戦艦ヤマト2202の副監督、最近では飲食店でプラモにラッカー塗装をして一部の界隈を賑わせた小林誠氏の監督作品です。脚本は小林氏の奥様が担当されています。
作画やキャストが無駄に豪華ではありますが、内容が意味不明、小林氏特有の自分のやりたい事のごった煮作品となっています。
監督がやりたかった事の筆頭は自身が制作した模型によるオープニングの実写パートでしょう。薄暗い画面の中でディテールの不鮮明な模型が紙相撲のような動きで戦います。ここは正直不要でした。こんな物に尺を使うのなら本編の内容にもっと注力して頂きたかったところ。
総じて監督の自己満足作品となっており、視聴者がおいてけぼりになっているのは近年のヤマト2202(特に6章)と同様でした。本来ならば星一つで構わない内容でしたが、貴重な小林夫妻の愛の結晶なので星二つとします。