藤原紀香がセクシーに見えるには条件がある。それは髪をアップにしないこと。乳房にかつての張りが見られない今では、頬からエラにかけてのワイドな顔幅を隠す髪型でないと、単なる下ぶくれで気のいいねぇちゃんだからだ。その点、地上172mの空中格闘さえノースタントで臨んだアクションが売りの本作は彼女にとって不利。どうしても髪が乱れてエラが露出し、セクシーテイストが薄れがちなのだ。取引相手を信用させるために水着を脱ぐ場面は、そんな傾向を補うには絶好の見せ場だが、ここでは脚本上の残念さが。裸を見た男二人の勃起に言及せず、紀香は立ち去ってしまうのだ。2本を比べたり冷徹に見下げたりする台詞があったら、と思わずにはいられない。拙い英語で言うのがまた効果的なのだが…。なお、亡告編で「No one touches me!」と睨みをきかせた割に共演のクォックには内股を触らせている。そこは好感が持てた。
L'histoire d'une prostituée allemande devenue espionne par chantage va se trouver découverte en angleterre. Celle-ci sera retournée par les Anglais qui l'a renvoie en Allemagne à leur profit. Histoire vraie très bien interprêtée.