キングコングの様な超高予算映画にも主演したナオミ・ワッツがこの時期にブレイク前に超低予算で制作した映画を公開したのはとても勇気のある行動だと思う。
確かに低予算というだけあってヴィジュアル面では映画を観ている感じがしない時もあるが全体を通すとやはりナオミ・ワッツの多彩さ、女優としての素質や光るものを感じずにはいられない。
そしてワッツのみならずチェビー・チェイス他出演者の台詞もかなり笑えるところがある。
この映画はまさにワッツがハリウッドで苦労しながら女優になろうとしていた頃に撮影された事もあってか、とても現実味があり観ていると彼女の素顔を見る事が出来たような得した気分にさえなれる。
キアヌ・リーブスもちょこっと顔を出したりと、さりげない色付けがなされているところもいい。
この映画を観て益々ナオミ・ワッツに夢中になりました。
彼女のファンの方であれば一度は観る事をおすすめします。