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童貞をもてあましている高校生3人組の健次(内田喜郎)、正樹(水谷豊)、亘(菅野直行)は1か月後の学園祭までに童貞を捨てるべく“フラレタリア同盟”を結成し、手当たり次第に女性に声をかけていく。そんな中、健次は幼なじみの京子(関根恵子)にアタックするが…。
『高校生ブルース』のヒットを受けて、その原作者・柴田成人の『京子ちゃん心配しないで』を同作の帯盛迪彦監督が映画化。主演ももちろん関根(現・高橋)恵子で、デビューから半年にして彼女は旧大映最後の正月映画を飾る青春スターへと登り詰めることになった。本作では昔も今も変わらない思春期の性への憧れがテーマとなっているが、今とは大分異なる70年代初頭の世相が反映された描写の数々は、どこか恥ずかしくもあり、懐かしくもあり。いずれにせよ、関根恵子の初々しさが大いに魅力的な作品であることだけは間違いない。(的田也寸志)
レビュー
監督: 帯森廸彦 脚本: 金子正義 出演: 関根慶子/内田善郎/水谷豊/三笠すみれ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)