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用心棒 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | 三船敏郎, 仲代達矢, 司葉子, 志村喬, 東野英治郎, 山田五十鈴, 加東大介, 黒澤明 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 50 分 |
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対象商品: 用心棒 [DVD]
¥5,831¥5,831
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メーカーによる説明
用心棒 [Blu-ray] | 用心棒 [DVD] | 用心棒[東宝DVD名作セレクション] | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.7
319
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5つ星のうち4.7
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5つ星のうち4.4
101
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価格 | ¥3,644¥3,644 | ¥5,831¥5,831 | ¥1,727¥1,727 |
製品仕様 | Blu-ray | DVD | DVD |
発売日 | 2009/12/18 | 2002/12/21 | 2015/2/18 |
商品の説明
Amazonより
ふたつの勢力が対立している宿場町にふらりと現れた謎の浪人。桑畑三十郎(三船敏郎)と名乗る彼は、両方の親分に自分を用心棒として売り込みつつ、双方を巧みに争わせて壊滅に追い込んでいく。
黒澤明監督が「今度はチャンバラだぞ!」と元気に叫びながら製作にあたった、娯楽時代劇映画であり、まるで江戸時代の宿場町を舞台にした西部劇のような、日本映画離れしたユーモアとアクションのセンスに満ちあふれた、映画史上に残る大傑作である。三船敏郎、一世一代の当たり役。そのおもしろさは海の向こうでも評判となり、後にイタリアで『荒野の用心棒』、アメリカで『ラストマン・スタンディング』と翻案リメイクもなされたほど。オーケストラからヴァイオリンを抜いて構成された佐藤勝の音楽も、映画音楽史上に残る優れものである。(的田也寸志)
レビュー
製作: 田中友幸 製作・脚本: 菊島隆三 監督・脚本: 黒澤明 撮影: 宮川一夫 音楽: 佐藤勝 美術: 村木与四郎 出演: 三船敏郎/東野英治郎/山田五十鈴/加東大介/仲代達矢/司葉子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.8 x 14 x 2.6 cm; 299 g
- EAN : 4988104021311
- 監督 : 黒澤明
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 50 分
- 発売日 : 2002/12/21
- 出演 : 三船敏郎, 東野英治郎, 山田五十鈴, 加東大介, 仲代達矢
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B000075AVO
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,548位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 107位日本の時代劇映画
- - 258位日本のアクション映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
5 星
比較してみましたが好みの問題ですね。
このレビューは、「用心棒 [Blu-ray]」日本国内盤のレビューです。世界の黒澤として名を知られる 黒澤 明 監督作品。「七人の侍」、「用心棒」、「椿 三十郎」は、私の好きな映画の中でダントツ上位に入る作品です。この映画「用心棒」とクリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」は、絶対に揃えて見比べたい作品ですね。多くのレビュアーの方が様々なレビューをされているので、私は輸入盤と国内盤の比較をレビューしたいと思います。国内盤はもちろん本家本元の東宝ブルーレイ。そして対するは、アメリカの高画質ソフト販売の老舗クライテリオン社の輸入盤です。今回あらためて見比べてみましたが、一長一短があり判断は難しいところです。まず本家本元の東宝版ブルーレイですが、「用心棒」のタイトルが出るところから、かなりフィルムのキズが目立っていました。本編中にも結構フィルム傷や劣化したのかシミのようなモノが出て来るシーンがありました。黒を意識したのか全体的に暗めの画質で、輪郭のシャープさはソフトな感じです。それに対してクライテリオン社版ブルーレイは、キズやシミなどは綺麗にレストアされているのか、殆どと言っていいほど気になりませんでした。東宝版と大きく違うのは画面の明るさで、東宝版が暗い部分が黒潰れするような暗い感じがするコントラストなのに対し、クライテリオン社版は明るく細部までハッキリ見られるようなコントラストになっています。ただし暗い部分や、おそらく黒い色だと思われる部分が黒ではなく少し白けた感じの色になっています。また東宝版に比べるとシャープな画質で、流石高画質ソフト販売の老舗と言った感じです。東宝の作品は「ゴジラ」、「七人の侍」、「用心棒」、「椿 三十郎」に関しては、何れも東宝盤とクライテリオンの輸入盤を購入しましたが、全ての作品が同じような結果になっています。Amazonさんのレビューを読んでも、クライテリオン社盤の方が綺麗だとレビューしている方が多いのも、明るくて細部まで見え、シャープな画質であることから、そのような結果になっているのではないでしょうか?ただし東宝盤の黒を意識した画質は、白黒映画では黒は黒と深みのある感じが出ていてこれもまた良い感じです。また画像を拡大してみると、クライテリオン社盤の方はフィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってザラザラ感がありますが、東宝盤の方は、ソフトな感じで落ち着いた感じがします。また画角(トリミングの仕方)も若干違っていて、東宝盤が横方向に長く横方向の情報量が多い画面なのに対して、クライテリオン社盤の方は縦方向の情報量が若干多めになっています。とにかく画質には、十人十色で好みの問題もあり、好き好きというモノがあります。ツベコベ言わず、ファンならば両方を購入し見比べて楽しむのが良いのではないでしょうか?と言うことで星5つとさせていただきました。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三船敏郎の魅力もありますが、敵役のかんぬきを演じる羅生門綱五郎が迫力があります。仲代達矢の卯之助が使っているのはS&Wモデル2アーミーでしょうか。坂本龍馬と同じ銃だと思います。袴姿の三十郎に対してマフラーをした着流し姿がとても渋いです。
2024年3月30日に日本でレビュー済み
『用心棒』(Yojimbo)('61)
出演∶三船敏郎、仲代達矢、山田五十鈴、司葉子、土屋嘉男、東野英治郎、志村喬、加東大介、藤原釜足、河津清三郎、太刀川寛、夏木陽介、沢村いき雄、渡辺篤、藤田進、山茶花究、西村晃、加藤武、中谷一郎、大橋史典、堺左千夫、千葉一郎、谷晃、羅生門綱五郎、清水元、ジェリー藤尾、佐田豊、大友伸、天本英世、大木正司、寄山弘、大村千吉、本間文子
監督∶黒澤明
この作品を初めて見たのは大学時代、旧作・名作を週替りで見せる"名画座"でだった。初公開時は、それまで主流だった様式美的なチャンバラ映画とは一線を画した新機軸時代劇だったと聞いていたが、その後の素浪人もののTV時代劇や『木枯し紋次郎』『子連れ狼』『必殺』シリーズなどニュータイプの時代劇を、子供時代から見て育っていたので、今さら新味はなかろうと、期待せずに鑑賞した。
だが映画の序盤、二大ヤクザの抗争に明け暮れる町に向かう主人公の前に、人間の手首を咥えた野良犬が登場した途端に、一気に期待感が膨らんだ。寒風吹きすさぶ荒野を一人行く主人公は、西部劇のようなカッコよさを漂わせていた。
ストーリーは、ハードボイルド小説の始祖と言われるダシール・ハメットの『血の収穫(赤い収穫)』にインスパイアされたものらしいが、私は前述の野良犬のシーンで、ある西部劇を連想した。それはヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス主演の『胸に輝く星』('57)。映画の冒頭、腕利き賞金稼ぎのフォンダが町の保安官事務所に馬でやってくる。彼が引いているもう1頭の馬の背に被せた毛布の下には、賞金首の死体の腕がぶら下がっていた……。
『胸に輝く星』は、正義感は強いが拳銃の腕はからきしの新米保安官パーキンスが、元保安官の賞金稼ぎフォンダに弟子入りし、町の荒くれに立ち向かって成長していくビルドゥングスロマンで、どこか『用心棒』の続編『椿三十郎』の三船敏郎と加山雄三ら未熟な若侍たちの関係を彷彿とさせます。少々こじつけっぽかったかな(笑)
[物語] かつて絹市で賑わっていた馬目宿(まのめじゅく)は、町を仕切る親分・馬目の清兵衛(河津)が軟弱な息子・与一郎(太刀川)に組の跡目を継がせようとしたことから、跡目を狙っていた実力者・丑寅(山茶花)の一派が反旗を翻し、互いに兇状持ちの用心棒らを集めて血で血を洗う大抗争に発展。名主の絹問屋・多左衛門(藤原)は清兵衛に付き、新興勢力の造酒屋・徳右衛門(志村)は丑寅を抱えて、町は真っ二つに分かれて寂れる一方だった。
そんな町にふらりと現れたのは、素浪人・三十郎(三船)。居酒屋の権爺(東野)から、町の苦境を聞いた三十郎は、両方の組を潰してやろうと一計を案じる。凄腕剣士の三十郎は、まずデモンストレーションで丑寅の用心棒3人をあっさり切り捨てると、自分の腕を清兵衛に前金25両で買わせる。しかし、清兵衛の女房おりん(山田)が、丑寅に勝ったあとで三十郎を殺して金を奪い返そうと相談しているのを聞き、あっさり丑寅側に寝返る気配見せ、周囲を慌てさせ混乱させるのだった。
三十郎は、権爺の居酒屋に居据わり続け、両組に自分の買い値をつり上げさせて競わせる。そんな折、丑寅の末弟で拳銃使いの切れ者・卯之助(仲代)が町に帰ってくる。丑寅は清兵衛の息子・与一郎を人質に取り、三十郎も雇われたフリをして、形成は丑寅に大きく傾くが、清兵衛は徳右衛門の妾ぬい(司)を人質に取って対抗する。ぬいは百姓・小平(土屋)の妻だったが、博奕の借金のカタに小平や息子・金助から引き離され、その美貌にご執心の徳右衛門に囲われていたのだ。
両組を争わせて共倒れを画策する三十郎の作戦は順調に見えていた。だが、奪われた母を慕って泣く息子・金助のために、ぬいを奪い返して親子3人を逃してやろうと仏ゴコロを出したことが原因で、作戦に思いもかけない狂いが生じて、三十郎が危機に見舞われることに……。
この映画、イタリア製西部劇(マカロニ・ウェスタン)の大ブームを造った大ヒット作『荒野の用心棒』の"パクり元"になった作品として世界に知られている。まぁ本作自体が、前記『血の収穫』をルーツとしてるし、いろんな西部劇映画からエッセンスを取り入れて、西部劇風時代劇を作り上げてる感じもしますが……。隣の棺桶屋がトンテンカンテン金槌の音を響かせるエピソードは『真昼の決闘』のイタダキっぽいし……。
そう言えば、1953年のランドルフ・スコット主演の西部劇で『叛逆の用心棒』というのがあった。立体(3D)映画で作られた作品で、これまた町を二分する2つの悪党一味を戦わせて共倒れさせようとする話だったが、日本では劇場未公開だったのではないか。『叛逆の用心棒』という邦題からして、『用心棒』『荒野の用心棒』のイタダキっぽいから、後年ビデオ化(DVD化)の時につけられたものだと思われる。パクり元というわけではなさそうだ。
パクったのパクられたのは、映画作家や映画会社の間の権利問題で、見る側にとっては面白ければいい……と言ってしまったら、身も蓋もないかな(笑) いずれにしろ、この映画『用心棒』は、「大勢の人を楽しませる、文句なしに面白い娯楽映画を」という黒澤監督の意向だったのではないだろうか。黒澤プロの初作品だった前作の社会派サスペンス『悪い奴ほどよく眠る』が興行的に失敗した反省(?)に立って作られたヒット狙いの作品だろう。狙い通りの見事な快作だ。
[余談] この映画の脇役の中で異様に目立っていたのは、身長2メートル以上の巨漢ヤクザ「かんぬき」を演じた羅生門綱五郎だ。今なら「元バスケット選手?」とか言われそうだが、力士出身(幕下)らしいです(のちプロレスラー)。台湾出身で、言わば"元・外人力士"(いや、現役当時は台湾は日本領か)。現役時代の四股名は「新高山(にいたかやま)」。富士山より高い台湾の最高峰だそうです。
出演∶三船敏郎、仲代達矢、山田五十鈴、司葉子、土屋嘉男、東野英治郎、志村喬、加東大介、藤原釜足、河津清三郎、太刀川寛、夏木陽介、沢村いき雄、渡辺篤、藤田進、山茶花究、西村晃、加藤武、中谷一郎、大橋史典、堺左千夫、千葉一郎、谷晃、羅生門綱五郎、清水元、ジェリー藤尾、佐田豊、大友伸、天本英世、大木正司、寄山弘、大村千吉、本間文子
監督∶黒澤明
この作品を初めて見たのは大学時代、旧作・名作を週替りで見せる"名画座"でだった。初公開時は、それまで主流だった様式美的なチャンバラ映画とは一線を画した新機軸時代劇だったと聞いていたが、その後の素浪人もののTV時代劇や『木枯し紋次郎』『子連れ狼』『必殺』シリーズなどニュータイプの時代劇を、子供時代から見て育っていたので、今さら新味はなかろうと、期待せずに鑑賞した。
だが映画の序盤、二大ヤクザの抗争に明け暮れる町に向かう主人公の前に、人間の手首を咥えた野良犬が登場した途端に、一気に期待感が膨らんだ。寒風吹きすさぶ荒野を一人行く主人公は、西部劇のようなカッコよさを漂わせていた。
ストーリーは、ハードボイルド小説の始祖と言われるダシール・ハメットの『血の収穫(赤い収穫)』にインスパイアされたものらしいが、私は前述の野良犬のシーンで、ある西部劇を連想した。それはヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス主演の『胸に輝く星』('57)。映画の冒頭、腕利き賞金稼ぎのフォンダが町の保安官事務所に馬でやってくる。彼が引いているもう1頭の馬の背に被せた毛布の下には、賞金首の死体の腕がぶら下がっていた……。
『胸に輝く星』は、正義感は強いが拳銃の腕はからきしの新米保安官パーキンスが、元保安官の賞金稼ぎフォンダに弟子入りし、町の荒くれに立ち向かって成長していくビルドゥングスロマンで、どこか『用心棒』の続編『椿三十郎』の三船敏郎と加山雄三ら未熟な若侍たちの関係を彷彿とさせます。少々こじつけっぽかったかな(笑)
[物語] かつて絹市で賑わっていた馬目宿(まのめじゅく)は、町を仕切る親分・馬目の清兵衛(河津)が軟弱な息子・与一郎(太刀川)に組の跡目を継がせようとしたことから、跡目を狙っていた実力者・丑寅(山茶花)の一派が反旗を翻し、互いに兇状持ちの用心棒らを集めて血で血を洗う大抗争に発展。名主の絹問屋・多左衛門(藤原)は清兵衛に付き、新興勢力の造酒屋・徳右衛門(志村)は丑寅を抱えて、町は真っ二つに分かれて寂れる一方だった。
そんな町にふらりと現れたのは、素浪人・三十郎(三船)。居酒屋の権爺(東野)から、町の苦境を聞いた三十郎は、両方の組を潰してやろうと一計を案じる。凄腕剣士の三十郎は、まずデモンストレーションで丑寅の用心棒3人をあっさり切り捨てると、自分の腕を清兵衛に前金25両で買わせる。しかし、清兵衛の女房おりん(山田)が、丑寅に勝ったあとで三十郎を殺して金を奪い返そうと相談しているのを聞き、あっさり丑寅側に寝返る気配見せ、周囲を慌てさせ混乱させるのだった。
三十郎は、権爺の居酒屋に居据わり続け、両組に自分の買い値をつり上げさせて競わせる。そんな折、丑寅の末弟で拳銃使いの切れ者・卯之助(仲代)が町に帰ってくる。丑寅は清兵衛の息子・与一郎を人質に取り、三十郎も雇われたフリをして、形成は丑寅に大きく傾くが、清兵衛は徳右衛門の妾ぬい(司)を人質に取って対抗する。ぬいは百姓・小平(土屋)の妻だったが、博奕の借金のカタに小平や息子・金助から引き離され、その美貌にご執心の徳右衛門に囲われていたのだ。
両組を争わせて共倒れを画策する三十郎の作戦は順調に見えていた。だが、奪われた母を慕って泣く息子・金助のために、ぬいを奪い返して親子3人を逃してやろうと仏ゴコロを出したことが原因で、作戦に思いもかけない狂いが生じて、三十郎が危機に見舞われることに……。
この映画、イタリア製西部劇(マカロニ・ウェスタン)の大ブームを造った大ヒット作『荒野の用心棒』の"パクり元"になった作品として世界に知られている。まぁ本作自体が、前記『血の収穫』をルーツとしてるし、いろんな西部劇映画からエッセンスを取り入れて、西部劇風時代劇を作り上げてる感じもしますが……。隣の棺桶屋がトンテンカンテン金槌の音を響かせるエピソードは『真昼の決闘』のイタダキっぽいし……。
そう言えば、1953年のランドルフ・スコット主演の西部劇で『叛逆の用心棒』というのがあった。立体(3D)映画で作られた作品で、これまた町を二分する2つの悪党一味を戦わせて共倒れさせようとする話だったが、日本では劇場未公開だったのではないか。『叛逆の用心棒』という邦題からして、『用心棒』『荒野の用心棒』のイタダキっぽいから、後年ビデオ化(DVD化)の時につけられたものだと思われる。パクり元というわけではなさそうだ。
パクったのパクられたのは、映画作家や映画会社の間の権利問題で、見る側にとっては面白ければいい……と言ってしまったら、身も蓋もないかな(笑) いずれにしろ、この映画『用心棒』は、「大勢の人を楽しませる、文句なしに面白い娯楽映画を」という黒澤監督の意向だったのではないだろうか。黒澤プロの初作品だった前作の社会派サスペンス『悪い奴ほどよく眠る』が興行的に失敗した反省(?)に立って作られたヒット狙いの作品だろう。狙い通りの見事な快作だ。
[余談] この映画の脇役の中で異様に目立っていたのは、身長2メートル以上の巨漢ヤクザ「かんぬき」を演じた羅生門綱五郎だ。今なら「元バスケット選手?」とか言われそうだが、力士出身(幕下)らしいです(のちプロレスラー)。台湾出身で、言わば"元・外人力士"(いや、現役当時は台湾は日本領か)。現役時代の四股名は「新高山(にいたかやま)」。富士山より高い台湾の最高峰だそうです。
2023年8月13日に日本でレビュー済み
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スカッとしたいときはこれです!
2023年7月16日に日本でレビュー済み
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映画は娯楽、芸術性?
黒澤監督は映画の本質を凡人にも分からせてくれる😆
黒澤監督は映画の本質を凡人にも分からせてくれる😆
2023年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画の始まりから最後まで無駄のない展開。三船敏郎の孤高のライオンのような魅力。
キャラ立ちしている登場人物。風や建物、衣装までが一つの世界を創っている。
黒澤明監督の最高傑作は『七人の侍』を挙げる人が多いようですが、私にとっては、この『用心棒』が最高です。
三船敏郎でなければ演じることができなかったであろう桑畑三十郎!
キャラ立ちしている登場人物。風や建物、衣装までが一つの世界を創っている。
黒澤明監督の最高傑作は『七人の侍』を挙げる人が多いようですが、私にとっては、この『用心棒』が最高です。
三船敏郎でなければ演じることができなかったであろう桑畑三十郎!
2022年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでに何回観たことか。ストーリー、配役、映像、音楽すべてにおいて、この作品以上の娯楽時代劇は観たことがない。学生時代に、池袋の文芸座地下で観た時は、満員で立ち見だった。冒頭の、宿場町の荒廃を野良犬がひとの手首をくわえて走り去る映像に驚かされ、ラストのあばよ、のセリフに思わずカッコイイと呟いていた。今回もカッコイイと呟いていた。
2022年5月15日に日本でレビュー済み
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気になりながら観ていなかったのでレンタルしました。
今観ても十分面白い作品です。
今観ても十分面白い作品です。
2021年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「七人の侍」以降どうもパッとしなかった黒澤明が、その実力を遺憾なく発揮し、大ヒットした作品です。
黒澤明、菊島隆三という日本を代表する脚本家が、同一シーンを同時に書いていいものだけが残る真剣勝負で書き上げた作品。
三船敏郎演じる桑畑三十郎という凄まじく強いスーパーヒーローを生み出した。
クリントイーストウッドの「荒野の用心棒」に、まったく同じシーンが出てきます。
「(棺桶屋に)おやじ、棺桶二つ……いや三つだ」というセリフまで同じです。
最後に三十郎が「あばよ」と去って行くのが、これまたかっこいいですね^_^
黒澤明の娯楽超大作を一気にご堪能下さい☆
黒澤明、菊島隆三という日本を代表する脚本家が、同一シーンを同時に書いていいものだけが残る真剣勝負で書き上げた作品。
三船敏郎演じる桑畑三十郎という凄まじく強いスーパーヒーローを生み出した。
クリントイーストウッドの「荒野の用心棒」に、まったく同じシーンが出てきます。
「(棺桶屋に)おやじ、棺桶二つ……いや三つだ」というセリフまで同じです。
最後に三十郎が「あばよ」と去って行くのが、これまたかっこいいですね^_^
黒澤明の娯楽超大作を一気にご堪能下さい☆