邦題で少し損をしている感あり。夢のように美しくたのしい音楽の映画。ヴィンセント・ミネリの初色彩映画で、ほんとうに色がきれい。隣の男の子に頼んで灯りをひとつひとつ消していく「暗」の場面も美しい。面倒とは優雅とイコールなり。全てのセットが美しく、画面構成が絶妙。ジュディは初め乗り気でなかったとのことだが、こうして見れば、彼女の代表作の一つであると同時に、Trolley songはミュージカル映画随一の名場面。スター性とはこういうことか。画面の計算された動きと効果が素晴らしい。1944年当時から見た「古き佳き時代」なわけで、当地で人気があるのも納得。20世紀初めの歌Meet me St.Louisがそのまま主題曲にもなっているのだが、佳い歌です。昔の映画は夢を与える仕掛けだったから、汚い言葉も何も出て来ない。イントロダクションでライザ・ミネリが温かい言葉を寄せているのもいい。
この映画はJudy Garland の素晴らしさに溢れた作品です。 数多くの有名なミュージカルナンバーを歌ったジュディ・ガーランドですがこの映画では “The Trolley Song”-あまりにも有名でとても楽しい曲ですね “Have Yourself A Merry Little Christmas”-この曲を歌っているときのJudyの美しさといったら!! “The Boy Next Door”-この曲がイメージさせる所がJudyが嫌がったのかも知れませんね。の三曲が有名で私も大好きですが私の一番好きな曲はタイトルソングの“MEET ME IN ST. LOUIS” 一人でいると口笛やハミングがついつい出てしまう楽しい曲です。 またこの映画で映像化されている全ては本当に美しく、60年前の映画だとは信じられない、いや当時だから出来た作品なのでしょうね。昨今のデジタル処理された作品では味わえない趣に溢れた作品です。衣装、セット、とどれをとっても素晴らしいの一言です。 ストーリーは特別驚くような展開も無く、予想通りと言って良い展開だと思いますがそれでも二時間近く全く飽きさせる事無く見させられるのはこの映画の持つパワーなのでしょう。 この値段で特典満載のこのDVDは買って損は無し、だと思いますよ。
「オズの魔法使い」から5年、22歳になったJudyの最も充実した頃の映画がこの「MEET ME IN ST,LOUIS」です。MGMミュージカルの最高傑作のひとつでもあるが、なんといっても大人になったJudyがとてもチャーミングですね。小柄なせいか年齢よりもずっと若くみえるところが魅力でもある。この映画はファミリーミュージカルであるが、ラブストーリーな展開なのに男優陣が今ひとつでした。でも、Judy以上に話題を集めたのが7歳の子役Margaret O'Brien(Tootie役)でしょう。Judyが「Have Yourself a Merry Little Christmas」を歌う時のTootieのなんとも悲しい表情が涙を誘います。もちろん、Judyが歌う「The Trolley Song」「The Boy Next Door」のスタンダードも最高です。
Grazie a una sapiente masterizzazione il dvd appare perfetto. Il confronto con la versione in bianco e nero reperibile su Utube mostra a mio avviso qualche difformità rispetto al dvd attuale. Esso infatti non mostra, ad esempio, il ballo, nell'appartamento, dei giovani frequentatori della casa, come usava anche da noi qualche decennio fa. Bella la musica di questa 'operetta' in versione americana, così come incolte altre musical comedies dell'epoca. Da noi forse solo il 'Cavallino bianco' con Nuto Navarrini, e Aqua Cheta, possono reggere il confronto.