カリフォルニア [DVD]
フォーマット | 色, 字幕付き, ワイドスクリーン, ドルビー, 吹き替え |
コントリビュータ | ブラッド・ピット, ドミニク・セナ |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 58 分 |
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商品の説明
<初回生産限定封入特典>
ブックレット(仮称)
待望の復活! ブラッド・ピット主演
幻のバイオレンス映画、約8年ぶりにDVDリリース!
――本能のままに暴走する殺人衝動は、もう誰にも止められない!
カリフォルニアに向かう、殺人者の旅――
<キャスト&スタッフ>
アーリー・グレイス…ブラッド・ピット(山寺宏一)
アデール・コーナーズ…ジュリエット・ルイス(かないみか)
ブライアン・ケスラー…デイビッド・ドゥカブニー(宮本 充)
キャリー・ラフリン…ミッシェル・フォーブス(沢海陽子)
マスグレイヴ夫人…シエラ・ペシャー(深水由美)
ウォルター・リヴジー…グレゴリー・マーズ・マーティン(成田 剣)
製作総指揮:リン・ビグロー/ジム・コーフ
製作:スティーヴ・ゴーリン/シガージョン・サイヴァットソン/アリスティデス・マクガリー
監督:ドミニク・セナ
脚本:ティム・メトカーフ
撮影:ボージャン・バゼリ
プロダクション・デザイン:マイケル・ホワイト
編集:マーティン・ハンター
音楽:カーター・バーウェル
原作:スティーブン・レヴィ/ティム・メトカーフ
●字幕翻訳:菊地浩司 ●吹替演出:田島莊三 ●吹替翻訳:藤本悦子
<ストーリー>
連続殺人の本を書くため、恋人の写真家キャリーと共に有名な殺人現場を訪ねながら、憧れの地“カリフォルニア”へ向かうブライアン。しかし、旅費を浮かせるため、同乗者を募ったのが悪夢の始まりだった……。奇抜なストーリー、スタイリッシュな映像、息もつかせぬバイオレンス、スピード感溢れる音楽、そして個性的な俳優たちのリアルな演技――これら全ての要素がミックスされて、本作は観る者に有無を言わせぬパワーで疾走していく。
<ポイント>
●待望の復活! ブラッド・ピット主演 幻のバイオレンス映画、約8年ぶりにDVDリリース!
●ブラッド・ピットが連続殺人鬼に!? ブラット・ピットの演技力を世にしらしめたブラピ初期代表作!
●監督は「ソード・フィッシュ」「60セカンズ」と傑作クライム・アクションのヒット・メーカー、ドミニク・セナ。
●共演は「Xファイル」のデイビッド・ドゥカブニー、相手役には「ギルバート・グレイプ」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の若手演技派、ジュリエット・ルイス。この作品がきっかけで私生活でもブラピの彼女に。
<特典>
●キャスト/スタッフ紹介
●メイキング
●インタビュー(ブラッド・ピット/ジュリエット・ルイス)
●予告編(日本版、アメリカ版、インターナショナル版A、インターナショナル版B)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988142567321
- 監督 : ドミニク・セナ
- メディア形式 : 色, 字幕付き, ワイドスクリーン, ドルビー, 吹き替え
- 時間 : 1 時間 58 分
- 発売日 : 2007/8/25
- 出演 : ブラッド・ピット
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Surround), 英語 (Dolby Digital 2.0 Surround)
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ASIN : B000S5K4MG
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,670位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 555位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 1,554位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ブラッド・ピットは観客目線の完全な善人よりも多少クセのある役の方が好演が多い気がします、自分が思うブラッド・ピットのベストワークはファイトクラブ、セブン、次がこれって感じです、観る人によってはかなり刺激が強い作品かもしれませんが一見の価値はあると思います。
サイコキラーのノンフィクションを執筆している若い作家が、恋人と共に数々の殺人現場を取材で巡るのだが、旅の相棒に選んでしまった男が、よりによってサイコキラーだった・・・という話。
プロットだけを見ると、いかにもありがちで特に真新しいものもない映画に思えてしまうが、いくつかの要素が本作を非凡な作品へと昇華している。
まずはキャスト。主演がデビッド・ドゥカブニー、旅のお供がブラッド・ピット、そしてブラピの恋人がジュリエット・ルイスである!実は本作出演時は、この3人はまだ「注目の若手俳優」だった頃で、ブラピも今のような大スターではない。ドゥカブニーも、『Xファイル』('93〜2002)のモルダー役で大ブレイクするまさに寸前、ジュリエット・ルイスもまた、『蜘蛛女』('93)、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』('94)、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』('96)と、サイコキラー・ムービーの常連ヒロインとして時代のイコンになってゆく。そんな彼ら彼女らの「ブレイク直前」の作品として、そして才気あふれる演技が愉しめる映画である。
ブラッド・ピットは、その後手垢がついて、どんどん記号化・キャラクター化していってしまうサイコキラーを、独自の解釈で非常にユニークでいかれたキャラとして演じていて、面白い。頭が狂っているというよりは、ほとんど野獣のような、己の欲望と本能に忠実な生き物を観ているようだ。
対するドゥカブニーは、モルダー君そのまんまの冷静・明晰なキャラクターで『Xファイル』のファンとしても違和感なく観れるのが嬉しい。
そして何と言っても、久々に再見して感銘を受けたのがジュリエット・ルイスの熱演である。素晴らしい!本作初見時は全く気付いていなかったが、ブラピ以上に彼女の演技に目を瞠ってしまった。本作出演時は、まだ十代のはずである。それなのに、オツムがちょっとたりないが、純粋な少女を、実に活き活きと存在感たっぷりに演じている。しかも、ちょっとおどおどした仕草の中に、彼女が抱える過去のトラウマのようなものもしっかりと内包させ、自分の愛する男が殺人者だと知ってしまったときの、あの混乱して、くるくる身体を回転させる演技にはすっかりマイってしまった。
ジュリエット・ルイス・・・当時も好きな女優ではあったが、こんなに天才だったのか!
監督のドミニク・セナの演出も秀逸で、冒頭の雨が降りしきる夜の濡れたブルーの画調、煙で霞んだ室内、嘗めるようにゆっくりと移動してゆくカメラに、ノワールのフェティシズムをひしひしと感じる。実はこの映画は当時観たっきり、「そこそこよく出来たサイコ・ロードムービー」という程度の印象のまま長らく放置してきたのだが、記憶の中にある以上にウェルメイドな作品であることを再確認した。
そして、本作のキモである。何よりも注目したいのは、映画のクライマックスに突如として登場する「核」のイメージである。ブラピに完全に主導権を握られた一行は、かつて核開発に携わった科学者老夫婦の家に押し入る。科学者はあっけなく殺害され、ブラピは原爆のモックアップをボンネットにくくりつけ、最後の舞台となる「ある町」になだれ込む。その町にある家の住人は、マネキンだ。そう・・・この町はかつて核実験場として使われていた町、NTS(Nuclear Test Site)なのである。
なぜ突如として「核」が登場するのか、この映画は作中では決して雄弁に語るようなことはしない。本作は「ポスト冷戦」から「9.11」の狭間の時代、「’90年代」に作られ、その時代の空気を如実に反映した映画であることは間違いない。その時、本作の製作者たちはどんな事を考えながら本作を撮っていたのだろうか。
「個の狂気」としてのサイコキラー。一方で、「国家の狂気」としての核爆弾。冷戦が終わり、国家の狂気の時代は終焉を向え、これからは個の狂気が社会に巣食っていくことを伝えようとしたのか。それとも、国家の狂気は、いかなる時代にも密かに、社会の底辺に静かにのたうっている、という事を伝えようとしたのか。「個の狂気に目を奪われるな」というメッセージなのか・・・いずれにしても、本作は9.11以前のアメリカを描いた作品なので、現在のありようとは違うものがあるかもしれない。しかし、数多の凡庸なサイコキラーものと一線を隔すのは、「アメリカの狂気」の本質をさりげなく作中に忍ばせているところなのだと思う。
解釈は人それぞれ違うだろう。しかし、21世紀の今だからこそ、再見する価値のある映画である。ほぼ20年ぶりの鑑賞で、とてつもない傑作だと再認識した。特にジュリエット・ルイス・・・彼女の出演作ではナンバーワンだ(笑)。
当時は何気なく観て出演者に引き込まれましたが、いまあらためて観てみると作品自体に引き込まれました。
がっ、こりゃ、傑作ですよ〜。なにもいわずに観るべし。
おそらく、つらい旅行の同行者になるのですぜ。
靴下の、いやーな匂いが身体にまとわりつきくような、
絶望的ながらある快感すら描く、名作だと思うのだが
一般的ではないよなーとも弱気になります。
ひとりでみてね。
けれども、ブラッドピットの演技はうまいです。狂気に満ちた人間性をうまく演技に出せています。
定価で買うと損した気分になるのであまりオススメしません。
以前から好きな女優さんでしたが、素晴らしいです。
実に「可愛らしい」大人になり切れない女の子を演じてます。
確かに口が悪く、教養もない・・・
しかし、その健気な想いに涙がこぼれました。
彼女には「たった一人」だったのです・・・。