太平洋の嵐 [DVD]
フォーマット | ドルビー, 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 三船敏郎, 夏木陽介, 佐藤允, 鶴田浩二, 松林宗恵 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 58 分 |
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商品の説明
商品紹介
真珠湾からミッドウェイ海戦までを描く戦争スペクタクル超大作!
監督:松林宗恵 脚本:橋本忍/国弘威雄 特技監督:円谷英二 音楽:鈴木静一
出演:夏木陽介 佐藤允 鶴田浩二 三船敏郎
カラー/シネスコ/本編118分/1960年製作
音声:1日本語モノラル 2日本語5.1ch(2001 Remix) 3オーディオコメンタリー(監督・松林宗恵) 4BGM(3ch音楽のみ)
【映像特典】劇場予告編 宣伝用ソノシート(静止画+音声)
東宝俳優名鑑(静止画)
解説書付
レビュー
太平洋戦争の口火を切った日本軍のハワイ真珠湾攻撃の大勝利からミッドウェイ海戦の敗北までを描いた、オールスターキャストによる特撮戦争大作。円谷英二による見事な特撮シーンは、後のアメリカ映画『ミッドウェイ』にも使用された。 -- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988104044587
- 監督 : 松林宗恵
- メディア形式 : ドルビー, 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 58 分
- 発売日 : 2007/12/21
- 出演 : 夏木陽介, 佐藤允, 鶴田浩二, 三船敏郎
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B000WEWGDI
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 186,176位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,303位日本のアクション映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月10日に日本でレビュー済み
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この頃の役者は皆、戦闘に参加したかどうかは別として実際に戦争を経験した人達だから演技に重みがある。伝聞や資料で勉強した最近の役者とは全く別もの。
2023年5月15日に日本でレビュー済み
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司令部における判断の甘さとそれに従わなくてはならないという葛藤。
2023年9月8日に日本でレビュー済み
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米国映画「トラトラトラ」「ミッドウェー」のジョーン・フォンダのでる奴ばかりみた世代。あとはアニメの「決断」の記憶くらい。
東宝怪獣映画のイメージから、日本の映画はチャチイだろうという潜入観で観た。
米国映画に散りばめられたシーンが沢山ある。しかしオリジナルにはオリジナリティーがある。そして愛がある。
模型飛行機にさえ、もはや現物がなく模型でしか表現できないものがある。
飛龍の艦橋はちゃんと左舷側にあるし、階段というかラッタルの上り下りも、その姿がリアルに感じられる。
もはやここでしか観られないもの。
本作の公開は昭和35年なら、今から63年前、自分が生まれた年。夏木陽介は、このあとテレビでラグビーの先生役になる。そこからは記憶がある。
東宝怪獣映画のイメージから、日本の映画はチャチイだろうという潜入観で観た。
米国映画に散りばめられたシーンが沢山ある。しかしオリジナルにはオリジナリティーがある。そして愛がある。
模型飛行機にさえ、もはや現物がなく模型でしか表現できないものがある。
飛龍の艦橋はちゃんと左舷側にあるし、階段というかラッタルの上り下りも、その姿がリアルに感じられる。
もはやここでしか観られないもの。
本作の公開は昭和35年なら、今から63年前、自分が生まれた年。夏木陽介は、このあとテレビでラグビーの先生役になる。そこからは記憶がある。
2017年3月18日に日本でレビュー済み
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破竹の勢いも情報戦に負けた。その場の急変に対して一度決定したことは容易に変更すべきではないことの教訓だ。所詮、悪は負ける運命にある。卑怯なことをしないと勝てないのは惨めだ。
しかし、昔の映画らしく模型は迫力がない。
しかし、昔の映画らしく模型は迫力がない。
2020年10月6日に日本でレビュー済み
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本作中盤で、山本五十六長官と山口多聞中将(最終階級)の対話が描かれます。
(山本長官は藤田進さん、闘将とうたわれた山口中将は三船敏郎さんが、それぞれ重厚感を持って演じられています)
「開戦前の平時の工業生産力を比較してみると、アメリカの10に対して日本は1にも満たない」
「ミッドウェイで徹底的にアメリカ艦隊を叩く」
「それには艦隊勢力が相手を上回る今を置いて、他にチャンスは無い」
真珠湾攻撃で打ち漏らした空母群を叩き、この機会に和平交渉を強力に進めると、山本長官自らがこの作戦の作戦目的を語っています。
後世の視点から観て、正しい認識だと思います。
しかしながら、現実の戦いではどうだったのか。
真珠湾攻撃に出撃した空母が6隻であったのに、このミッドウェイの前線では4隻にとどまり、対する米軍は空母3隻と拮抗していました。
重巡等の護衛戦力はむしろ米軍が上回っていたのです。それは、日本海軍の戦艦群が前線に進出しなかったからです。
チェスター・ニミッツ司令長官は後に「日本軍が6隻の空母、11隻の戦艦などを集中運用していたならば、いかなる幸運や技量をもってしても敗走させることはできなかったであろう」と語っています。
日本海軍は何故、作戦に参加していた龍驤・隼鷹という2隻の空母を前線に投入しなかったのか。
また、直前の珊瑚海海戦では翔鶴が大破したものの、第二次ソロモン海戦に向け修理を終えてこの年の8月14日には日本を出港しています。
そして瑞鶴は、多数の搭乗員と艦載機を失ったものの、艦自体に被害はありませんでした。
作戦時期を考慮すれば、最大8隻の空母を投入することも出来たはずです。
前述の対話の中で山本長官はミッドウェイ海戦について「この戦いの天王山」と語っていますが、現実には真逆としか言いようのない無策ぶりでした。
海軍の暗号が開戦前から米国側で全て解読済であったことは別にしても、本作で描かれている漁民の見送りだけでなく、街中でも「次はミッドウェイ」と語られる程、情報が漏洩していたと言われています。
そもそも、作戦海域は「北西ハワイ諸島」に位置し、当時の日本海軍が根拠地としていたトラック島からでも4,000km以上の距離がありました。
戦力の集中だけでなく、情報戦でも地政学的にも、この作戦は戦略的「失敗」だったと思います。
更には戦術面でも、ミッドウェイ島攻略と敵空母群撃破という両面作戦であり、控えめに言っても楽観的過ぎる、シビアに申せば能天気以外の何物でもない愚策でした。
それが魚雷→爆弾→魚雷への換装という大混乱の原因ともなったことは、多くの方がご存じでしょう。
「アメリカ軍の攻撃があと5分遅ければ全機発進できた」と淵田美津雄中佐(当時)は後に振り返っていらっしゃるそうですが、そこまで幸運に恵まれたとしても五分五分以上の結果を期待することは出来なかったはずです。
前述の対話でも語られている通り、五分五分では早期の和平交渉を進めることなど出来ず、アメリカの工業生産力がフル稼働すれば開戦時の優位などあっという間に逆転されるのも明らかでした。
今から80年近く前の出来事ではありますが、この失敗は今日の私たちが心すべきものだと思います。
戦前におけるエリート集団だった海軍・陸軍幹部の姿は、現在の官僚組織そのものだと感じられるからです。
対局を見失い、リアルな情報分析を怠り、国家の命運を希望的観測にすがってしまう。
今般の新型コロナウイルス感染拡大にとどまらず、バブル後の失われた20年、東日本大震災や福島第一原発事故への対応についても共通する課題ではないかと思わされた映画でした。
(山本長官は藤田進さん、闘将とうたわれた山口中将は三船敏郎さんが、それぞれ重厚感を持って演じられています)
「開戦前の平時の工業生産力を比較してみると、アメリカの10に対して日本は1にも満たない」
「ミッドウェイで徹底的にアメリカ艦隊を叩く」
「それには艦隊勢力が相手を上回る今を置いて、他にチャンスは無い」
真珠湾攻撃で打ち漏らした空母群を叩き、この機会に和平交渉を強力に進めると、山本長官自らがこの作戦の作戦目的を語っています。
後世の視点から観て、正しい認識だと思います。
しかしながら、現実の戦いではどうだったのか。
真珠湾攻撃に出撃した空母が6隻であったのに、このミッドウェイの前線では4隻にとどまり、対する米軍は空母3隻と拮抗していました。
重巡等の護衛戦力はむしろ米軍が上回っていたのです。それは、日本海軍の戦艦群が前線に進出しなかったからです。
チェスター・ニミッツ司令長官は後に「日本軍が6隻の空母、11隻の戦艦などを集中運用していたならば、いかなる幸運や技量をもってしても敗走させることはできなかったであろう」と語っています。
日本海軍は何故、作戦に参加していた龍驤・隼鷹という2隻の空母を前線に投入しなかったのか。
また、直前の珊瑚海海戦では翔鶴が大破したものの、第二次ソロモン海戦に向け修理を終えてこの年の8月14日には日本を出港しています。
そして瑞鶴は、多数の搭乗員と艦載機を失ったものの、艦自体に被害はありませんでした。
作戦時期を考慮すれば、最大8隻の空母を投入することも出来たはずです。
前述の対話の中で山本長官はミッドウェイ海戦について「この戦いの天王山」と語っていますが、現実には真逆としか言いようのない無策ぶりでした。
海軍の暗号が開戦前から米国側で全て解読済であったことは別にしても、本作で描かれている漁民の見送りだけでなく、街中でも「次はミッドウェイ」と語られる程、情報が漏洩していたと言われています。
そもそも、作戦海域は「北西ハワイ諸島」に位置し、当時の日本海軍が根拠地としていたトラック島からでも4,000km以上の距離がありました。
戦力の集中だけでなく、情報戦でも地政学的にも、この作戦は戦略的「失敗」だったと思います。
更には戦術面でも、ミッドウェイ島攻略と敵空母群撃破という両面作戦であり、控えめに言っても楽観的過ぎる、シビアに申せば能天気以外の何物でもない愚策でした。
それが魚雷→爆弾→魚雷への換装という大混乱の原因ともなったことは、多くの方がご存じでしょう。
「アメリカ軍の攻撃があと5分遅ければ全機発進できた」と淵田美津雄中佐(当時)は後に振り返っていらっしゃるそうですが、そこまで幸運に恵まれたとしても五分五分以上の結果を期待することは出来なかったはずです。
前述の対話でも語られている通り、五分五分では早期の和平交渉を進めることなど出来ず、アメリカの工業生産力がフル稼働すれば開戦時の優位などあっという間に逆転されるのも明らかでした。
今から80年近く前の出来事ではありますが、この失敗は今日の私たちが心すべきものだと思います。
戦前におけるエリート集団だった海軍・陸軍幹部の姿は、現在の官僚組織そのものだと感じられるからです。
対局を見失い、リアルな情報分析を怠り、国家の命運を希望的観測にすがってしまう。
今般の新型コロナウイルス感染拡大にとどまらず、バブル後の失われた20年、東日本大震災や福島第一原発事故への対応についても共通する課題ではないかと思わされた映画でした。
2022年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしく見た
2021年7月13日に日本でレビュー済み
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太平洋戦争のハワイ攻撃、ミッドウェイ海戦を若きパイロットの目線で描きます、特撮場面は全盛期の円谷英二の力量が出てます、後年のミッドウェイを描いた作品と比べても負けてません、むしろこちらの完成度のが高いです。ちなみに東宝のオールスターキャスト出演の映画です。