バブル経済の興隆と衰退という,本人たちとはまったく関係のない事情で人生をもてあそばれた研究者たち。そんな彼らが怨念にも似た地道な,そしてけっしてあきらめない努力により,デジタルカメラを世界ではじめてヒット商品化した,そんな一連の努力が取り上げられています。
しかし,決して悲壮感だけではありません。自分たちがやっていることが楽しくてしょうがない。だからつらいことも乗り越えていける,そんな彼らの姿勢に,思わずラストではもらい泣きしてしまいました。TVで放映したときもみたのですが,何回みても感動ものです。個人的にはこのシリーズ中の最高傑作の一つではないかと思います。