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アデルの恋の物語 [DVD]

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フォーマット 色, 字幕付き, レターボックス化
コントリビュータ ブルース・ロビンソン, イザベル・アジャーニ, フランソワ・トリュフォー
言語 フランス語
稼働時間 1 時間 38 分
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商品の説明

「愛は私の宗教」――
恋の情熱にとり憑かれた一人の女の真実の物語

ワールド・シネマ・コレクション 第1弾
“芸術の都パリとローマが生んだ映画たち―。トリュフォーが描く愛、フェリーニが描く幻想。”
リニューアル・ジャケットで新登場!

<キャスト&スタッフ>
アデル・ユゴー…イザベル・アジャーニ
アルバート・ピンソン…ブルース・ロビンソン
サンダース夫人…シルヴィア・マリオット
ホイスラー…ジョゼフ・ブラッチリー

監督:フランソワ・トリュフォー
原案・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー/ジャン・グリュオー/シュザンヌ・シフマン
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:モーリス・ジョーベール

●字幕翻訳:山田宏一

<ストーリー>
1863年、イギリスの植民地カナダの港に一人の娘が降り立つ。彼女の名はアデル・ユゴー。かのフランスの大文豪ヴィクトル・ユゴーの娘。彼女は父と共に亡命中に出逢い、恋に落ちたイギリス軍中尉ピンソンを追って単身大西洋を越えてきたのだ。しかしやっとの思いで見つけたピンソンの心は、既に冷め切っていたことを知る……。

<ポイント>
●『突然炎のごとく』『隣の女』など、一貫して男女の恋の機微を描き続けた恋愛映画の巨匠、フランソワ・トリュフォー作品。
●本作では当時19歳のイザベル・アジャーニを大抜擢、宿命の恋を情熱的に演じきれる名女優を誕生させた。
●フランス恋愛映画の金字塔。

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988142633224
  • 監督 ‏ : ‎ フランソワ・トリュフォー
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, 字幕付き, レターボックス化
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 38 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/22
  • 出演 ‏ : ‎ イザベル・アジャーニ, ブルース・ロビンソン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語, フランス語, 英語
  • 販売元 ‏ : ‎ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B0011GIEK0
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 33個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

デ・グリュー
5つ星のうち5.0 ヴィクトル・ユゴーと娘の物語
2022年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランスの映画作家フランソワ・トリュフォーは21作の長編映画を撮ったが、その多くが恋愛映画である。ジャンヌ・モローの「突然炎のごとく」やファニー・アルダンの「隣の女」あたりが代表作として脳裏に浮かぶが、個人的には高校生の時に初めて見たトリュフォー作品であるイザベル・アジャーニの「アデルの恋の物語」がとても印象深い。最近、素敵なジャケットでBlu-rayが発売されたので購入して、久しぶりに鑑賞した。描かれているのは19世紀半ばの実話である。人々は飛行機ではなく船で旅行し、自動車ではなく馬車で出かけ、電気はないからランプで生活し、スマホはないから手紙で家族と連絡をとる。しかし、本だけは当時と21世紀の現代と同じである。電子書籍とは無縁で、もっぱら紙の本だけを購入し、読み、架蔵することが好きなわたしにとって、フランスの大詩人ヴィクトル・ユゴーとその娘の物語というだけで心が震えるのである。ユゴーはわが国では大長編小説『レ・ミゼラブル』を書いた文豪として知られるが、本国フランスではフランス文学史上最大の詩人として尊敬されている。わたしも『レ・ミゼラブル』（辻昶訳）は読んだが、フランスの詩といったらマラルメやランボーといった象徴派の詩しか知らず、ユゴーの詩は未読であるから、いつの日か読みたいと思っている。この映画では、ユゴーの次女アデルが恋する男を慕って、ヨーロッパからカナダやバルバドスへと追いかけていくさまが描かれる。男は次々と女を渡り歩く女たらしなので、もうアデルには何の興味もない。それでも彼女はあの手この手を使って、何とか彼とよりを戻そうと画策する。実際には30代だったアデルを撮影当時19歳だったアジャーニが老けメイクなしで清楚な美貌そのままに演じており、トリュフォーの抑制の効いた的確な演出とネストール・アルメンドロスの鮮烈なカラー撮影によって、恋の冒険に挑み敗れさった一人の女の肖像がくっきりと映像に刻み込まれている。父ユゴーは画面に登場せず、彼の娘への温かい言葉とともに、その英雄的な生涯が並行して語られる。1850年、厖大な『人間喜劇』を書いた大作家オノレ・ド・バルザックが亡くなり、その葬儀で天才ぶりをたたえる追悼演説をした彼は、その2年後ナポレオン3世のクーデターによる政権奪取に抗議してイギリスに亡命し、フランスに帰国したのは第二帝政が崩壊した19年後だった。この第二帝政時代のフランスを、のちにエミール・ゾラが『ルーゴン＝マッカール叢書』全20巻で描くことになる。映画のなかで、アデルを助けたバルバドスの黒人女性がユゴーに宛てた手紙で「あなたはすべての虐げられた人びとの味方です」と表現したが、この言葉こそユゴーの真髄であり、彼の娘の悲劇を描いたこの映画がフランスでトリュフォー作品最大のヒット作になった理由もそこにあるように思われるのである。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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 レポート
陸商王
5つ星のうち4.0 20世紀のフランス映画
2023年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イザベル・アジャーニはとても綺麗です。結構難儀な性格のようですが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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望月　節子
5つ星のうち5.0 自分が嫌いになりそうになったら観る映画
2021年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アデルが押しが強くて俗なのに繊細で壊れやすく人間らしくて素晴らしいキャラクターでイザベル・アジャーニのキャラクターにピッタリ合って、何度も観ています。自分が嫌いになりそうな時に見ると救われます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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 レポート
佐藤和己
5つ星のうち5.0 若い女性の皆さんつまらない男に惚れるのは人生の無駄です
2022年2月13日に日本でレビュー済み
監督はフランソワ・トリュフォー、音楽は『新学期・操行ゼロ』、『舞踏会の手帖』のモーリス・ジョベール撮影は『クレイマー、クレイマー 』、『ソフィーの選択』のネストール・アルメンドロス、1975年の作品です。
　『レ・ミゼラブル』のフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの狂気に至ってしまった悲劇的な恋を描いています。
　カナダのハリファックスの港に、フランスの大作家ヴィクトル・ユーゴーの次女である美しい娘アデル・ユーゴー（イザベル・アジャーニ）が降り立ちます。彼女はかつて一度だけ愛し合ったイギリスの中尉アルバート・ピンソン（ブルース・ロビンソン）を追って、海を渡ってきたのでした。
　アデルは何度もなんどもピンソンにあてた手紙を書き続けるのですが、男からは一度も返信は無く、異国での孤独と報われない愛に苛立つ彼女は、夜ごと悪夢を見るようになります。
　アデル役を演じたイザベル・アジャーニが美しく次第に常軌を逸していく演技は迫力があり素晴らしいです。
　人を愛することは大切です。でも人を不幸にしてしまう愛のあり方もあります。できれば避けたいですね。
　第48回アカデミー賞 でイザベル・アジャーニが主演女優賞にノミネートされています。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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日々是好日
5つ星のうち4.0 恋に溺れて
2013年2月23日に日本でレビュー済み
　「王妃マルゴ」で主演を演じたイザベル・アジャーニの他の作品を観たくて選んだ作品です。
　お正月に観てすごく感動した「レ・ミゼラブル」の著者ヴィクトル・ユゴーの２女の実話だということを知り、驚きました。
　恋に溺れ、常軌を逸していく美しいアデルが怖くて、切なくて……「誰か早くアデルを助けてあげて」と、何度も思いました。
　思う恋と思われる恋。
　追う恋と追われる恋。
　女性にとっては、思われる恋の方が幸せだと言われますが、思うようにいかないのが、人の心。
　辛いだけの恋、報われることのない恋と知りつつも、ビンソンを想う気持ちをどうしても捨てられなかったアデルが、あまりにも哀しかったです。
　途中、何度もアデルは、溺れる夢にうなされますが、あれは、どういう意味なのでしょうか。
　姉がヨットの転覆事故で溺死ということに関係するのか？
　恋に溺れ、もがくアデルの心を喩えたものなのか？
　しかし、イザベル・アジャーニ。美しくて、演技もうまい女優さんですね。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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 レポート
ともぱぱ
5つ星のうち3.0 人物の造形が平板すぎないか。
2009年10月19日に日本でレビュー済み
トリュフォーの古典主義への回帰を決定づける作品で、フランスの大女優イザベル・アジャーニを一躍有名にした、彼女が１９歳の時（１９７５年）の作品。彼女の美貌、端正に撮影された映像の情感、特にガラス窓ごしのショット等、見どころは多い。後に「カミーユ・クローデル」にも主演したイザベル・アジャーニの、恋に破れて精神を病むに至る演技は鬼気迫る。

しかし、映画の時間が短いのはいいけれども、彼女の鬼気が強調されすぎ、何ゆえ２人は一時恋仲となり、やがて男性はアデルから離れようとし、アデルは必死に彼を追い求め、父や世間に対して嘘をつくまでになったのか、そのあたりの背景の掘り下げがない。偉大すぎる父（ビクトル・ユゴー）の存在、姉の死が精神的に圧迫したと推察するが、姉の死の悪夢にうなされるのが数回短く描かれる程度。これではアデルの異常な執念・ストーカーの物語である。いい素材なのにそれを生かしきれていないというのが、映画公開時から変わらぬ私の感想だ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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amayama
5つ星のうち5.0 無論傑作！だが講評がすごく難しい
2010年8月28日に日本でレビュー済み
無論傑作である！

だが実は、講評がすごく難しい

トリュフォーは、抉りのエッジをあえて全部脇においているのか？

とても表面的に、平板に物語は綴られる

そこで僕としては“画”に注目したい

心底ぞっとする《恐怖ショット》がこの映画には頻出する

たとえば、アデルが正気を失う直前、ベッドに沈み込むシーンのアジャーニが…

まじで鳥肌がたった…

狂人だからではない！《向こう側》がみえてしまっているからだ！

あれと同ンなじ鳥肌は、『エクソシスト２』の真ん中あたり

リンダがやはりベッドに沈みこんでいるシーンでの　彼女の右の二の腕…

ほんの１〜２秒なのだが、あれはたしかに《化物の腕》だった…　

若き女性がベッドでまどろんでいる――

西欧的にこれはおそらく異界へと通ずる不穏な開口部なのだろうなぁ

ともあれ、

そうした《恐怖ショット》を、Ｉ・アジャーニの何やかんやの凄みとともに

この作品の魔力の源とみなしたい、と思うのである

目が離せなくなる映画ってあるのよねぇ
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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餅太郎
5つ星のうち5.0 眼の哀しみ。
2012年5月25日に日本でレビュー済み
ほとんど、自らを痛めつけるように
恋い焦がれた男を追い続けたアデルは、
いまなら、ストーカーと呼ばれるのだろう。

映画を見ていると、
とにかく、彼の姿を執拗に確認しつづける
アデルがいる。

とにかく、これほど見ることの辛さを味あわせてくれる
映画はないのではないか。
当初は、アデルの行動に、「ゲッ」と思っていても、
そのうちに、痛々しくなり、
「もうやめようよ」となってしまう。

アデルの見ることの哀しみが、
映画を見ている人にも伝わる作品だ。
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