ゴーン・ベイビー・ゴーン [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ミシェル・モナハン, エド・ハリス, ベン・アフレック, ケイシー・アフレック, エイミー・ライアン, モーガン・フリーマン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 54 分 |
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商品の説明
愛しき者はすべて去りゆく
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ノミネート!
豪華キャストが贈るサスペンス・アクション!
ベン・アフレック長編監督デビュー作!
<ストーリー>
パトリックはボストンでパートナー兼恋人のアンジーと組んで失踪者を探す私立探偵。ある日、下層階級が住む小さな町で少女誘拐事件が起きる。4歳の少女アマンダが自宅から忽然と姿を消したというのだ。「娘を助けて」と悲痛な姿をテレビカメラにさらし世間の関心を一身に集める母親・・・テレビのニュース、ワイドショーは一斉にこの事件を取り上げ、街は騒然となる。初日に解決をしないと、検挙率が10%まで落ち込むという誘拐事件。しかし少女の失踪から既に3 日が経過していた。そんな中、パトリックとアンジーのもとへ、アマンダの叔母ビーと叔父ライオネルが訪れ、姪の捜索を懇願する。事件の重さにアンジーは難色を示すが、ビーの熱心な依頼に根負けし、二人は仕事を引き受ける。アマンダの母親へリーンを訪ねてみると、彼女は酒とドラッグに溺れた自堕落な暮らし振り。誘拐前は、彼女の育児放棄を見かねたビーとライオネルが何かとアマンダの世話を焼いていたのだった。しかし、捜索は遅々として進まず、誰もが焦燥感に駆られていた。パトリックとアンジーはボストン市警の刑事たちと組んで全力で捜査を進める。次第に捜査線上に浮かび上がるその町の暗部。ドラッグ中毒者、売人、闇を抱えた人間たちが集まる酒場、そして暴力・・・。やがて彼らは、ヘリーンがドラッグの売人から金を盗んだという事実をつかむ。アマンダの誘拐は、この代償だったのか・・・?
<キャスト&スタッフ>
パトリック・ケンジー: ケイシー・アフレック / 三木眞一郎
アンジー・ジェナーロ: ミシェル・モナハン / 石塚理恵
ジャック・ドイル警部: モーガン・フリーマン / 坂口芳貞
レミー・ブレサント刑事: エド・ハリス / 菅生隆之
ヘリーン: エイミー・ライアン / 勝生真沙子
ニック: ジョン・アシュトン / 石田圭祐
ライオネル: タイタス・ウェリヴァー / 中村秀利
ビー: エイミー・マディガン / 一城みゆ希
脚本・監督: ベン・アフレック
脚本: アーロン・ストッカード
原作: デニス・レヘイン
製作: ショーン・ベイリー、アラン・ラッド・Jr、ダントン・リスナー
撮影監督: ジョン・トール
<ボーナス・コンテンツ>
●製作の舞台裏
●キャスティングについて
●未公開シーン(ベン・アフレック(脚本・監督)とアーロン・ストッカード(脚本)による解説付き)
●音声解説(ベン・アフレック(脚本・監督)とアーロン・ストッカード(脚本))
★「DVD」も同時発売!
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 17.2 x 13.6 x 0.8 cm; 199.58 g
- EAN : 4959241710529
- 監督 : ベン・アフレック
- メディア形式 : 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 54 分
- 発売日 : 2008/9/17
- 出演 : ケイシー・アフレック, ミシェル・モナハン, モーガン・フリーマン, エド・ハリス, エイミー・ライアン
- 字幕: : 日本語, 韓国語, ポルトガル語, 中国語, 英語, タイ語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- ASIN : B001BO8HHM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 190,062位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,992位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 11,807位ブルーレイ 外国映画
- - 14,549位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
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出演∶ケイシー・アフレック、ミシェル・モナハン、モーガン・フリーマン、エド・ハリス、ジョン・アシュトン、エイミー・ライアン、エイミー・マディガン、タイタス・ウェリヴァー、マデリーン・オブライエン、スレイン、エディ・ガテギ、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、マーク・マーゴリス、トゥルーディ・グッドマン
監督∶ベン・アフレック
アメリカ、ボストンの低所得者層居住地区で、シングル·マザーの4歳の娘が誘拐された事件をめぐる、社会派ハードボイルド·ミステリー。現代では、ボストンは、犯罪都市の1つとして知られているらしい。ボストンが舞台の本作『ゴーン·ベイビー·ゴーン』で監督デヴューしたベン·アフレックは、ボストン出身(主演の実弟ケイシーも)で、監督第2作の『ザ·タウン』もボストンが舞台だった。
『ゴーン〜』の原作者デニス·ルヘインもボストン出身で、彼の作品は映画化された『ミスティック·リバー』を始め、多くはボストンが舞台。他にも、『ディパーテッド』や『イコライザー』など、ボストンの裏社会を描いた映画は多い。現実に、恒常的に強盗事件が多い街らしいが、上記諸作品は、そんな街を必ずしも否定的に描いているわけではなく、原作者·監督·俳優たち造り手の"地元愛"がほの見える。本作も地元民が大勢出演しているそうだ。
昔なにかの記事で読んだ記憶があるのだが、「クリントン大統領が、夏休みに別荘に持ってゆく1冊に選んだ本」として紹介されてたのが『ゴーン·ベイビー·ゴーン』の原作本だった。日本未公開だが映画化もされてDVDは日本でも出ており、すでに有名だったベン·アフレックの監督デヴュー作だと知って、DVDを見てみた。
ベン·アフレックは脚本家として『グッド·ウィル·ハンティング』で、俳優としては『アルマゲドン』『パール·ハーバー』で知られていたが、監督としては処女作。主役の二人(C.アフレック、モナハン)と原作者ルヘインも日本では知名度が低いということで、日本での公開は見送られ、"DVDスルー"となったのであろうが、なかなかどうして、地味で暗めの話だが、社会派サスペンス映画の佳作だ。
[物語] ボストン、低所得者層が住むドーチェスター地区で、4歳の少女アマンダ(オブライエン)が誘拐される事件が発生。アマンダの母ヘリーン(ライアン)は、取材にに押しかけたTVカメラに向かって悲痛に訴え掛け、町中は騒然。犯人からの要求などはなく、子供の安否不明の日々がつづく。
警察を信用しないヘリーンの兄ライオネル(ウェリヴァー)と妻ビー(マディガン)は、地元出身で失踪人捜索専門の私立探偵ケンジー(アフレック)と相棒アンジー(モナハン)に、姪の捜索を依頼する。アンジーは、誘拐は専門外と断ろうとするが、ケンジーは依頼を受ける。シロウトの介入を嫌う警察だが、ドイル警部(フリーマン)の計らいで、レミー·ブレサント(ハリス)とニック·プール(アシュトン)の両刑事と協力することに。
母親のヘリーンがアルコールと麻薬の中毒者で、育児も放棄気味だったと知ったケンジーは彼女を問い詰め、彼女と恋人レイが地元のヤクの元締めチーズ(ガデギ)の運び屋を務めていたことと、売上金を持ち逃げした事実を聞き出す。刑事たちと共にレイを尋ねると、彼はすでに殺されていた。持ち逃げした金を発見したケンジーらは、地元高校出身者のネットワークから探りを進め、元締めチーズを揺さぶる。
チーズの方からレミー刑事に連絡があり、誘拐されたアマンダと売上金を交換する裏取引を行うことになったという。ケンジーとアンジーは、レミー、ニック両刑事と共に取引現場に向かう。だが、刑事たちと手分けして、ケンジーらが身を隠していると、一発の銃声が! そして、単純に見えた事件は、誰も予想しなかった意外な方向へと進んでゆくことに……!?
ボストンという都市は、地域によってかもしれないが、かなり物騒な街のようだ。『ザ·タウン』で描かれたボストンでは、銀行強盗や現金輸送車襲撃が多発し、裏社会の繋がりは強固で、代々犯罪常習者という家族もいる。一般の人たちも関わりを嫌って、何か目撃してもダンマリを決め込む。『ディパーテッド』では、"人種の坩堝"アメリカらしく、裏社会にもイタリア系ギャングやアイリッシュ·ギャングなどの派閥があることが語られていた。
本作をDVDで初めて見た頃は、『ザ·タウン』『ディパーテッド』などのボストンと結びつけて考えなかったが、今回あらためてBlu-rayで見ると、登場人物たちが、暴力·脅迫·麻薬などを日常の一部と見なしている様子が滲み出ていて、妙なリアリティを感じさせられました。
さらに、日本の社会でも大きな問題となっている児童虐待や育児放棄などの問題も盛り込まれ、それが社会派ミステリーとしての本作を意外な結末へと導いている。この物語の終盤は決して痛快感や爽快感をもたらすものではないが、深く考えさせられることになる。シブい内容ながら、心に残る作品だ。ベン·アフレック、俳優よりも脚本家·監督として非凡な才能を感じる。
1.探偵(Private Detectives and Investigators)は全米で3万7千人(U.S. Bureau of Labor Statistics)登録があるそうで、うちマサチューセッツ州(Commonwealth of Massachusetts)はおよそ750人です。(Certification Unit / Massachusetts State Police) 開業申請に推薦人3人と警察又は連邦政府の勤務経験が要るほか、犯罪歴(felony)がなく州の盗聴関係法規(Section 99, 99A)に違反歴がないなど資格要件があるそうです。(Requirements for a private investigator license / Commonwealth of Massachusetts) パトリックの銃(Kahr MK9)は2003年市販されたそうです。(Variants / Kahr MK series; imfdb) 米国のシングルマザー割合は2007年40%だそうです。(Percentage of births to unmarried women, selected countries, 1980 and 2007 / Social role / Mother)
2.ライオネル(T.ウェリヴァー)は96年のジョンベネ事件(6’37”, Killing of JonBenét Ramsey)に言及します。コーウィン(M.メアー)が常習犯(21'40")として描かれるように、誘拐監禁事件の続発が本作の背景のようです。(Ariel Castro kidnappings; Michael J. Devlin; Cases of abduction / List of child abuse cases featuring long-term detention) マサチューセッツ州はテロ以外死刑がなく、誘拐(child abduction)+ 虐待(child molestation)+ 殺人(murder)/ 過失致死(manslaughter)でも終身刑だそうです。(Capital punishment in Massachusetts) 本作は故殺を認めて(1h09’51”, mens rea)、起訴されない設定です。(Gone baby gone plot hole, or just not explained in the movie (spoilers) / Reddit) チェルシー(30’24”, Chelsea)、クインシー(45’51”, Quincy)、エバレット(57'42", Everett)はボストン市外(Neighborhoods in Boston)で、本当は市警(Boston Police Department: BPD)の管轄外です。州警察(1h41’51”)はベケット(Becket)の駐在所を応援したようです。(1h50’, Troop B / Division of Field Services / Massachusetts State Police)
3.チェルシーのカバーをかけた山(35'45")は塩(Big Salt Pile)、トラス橋(36'09", Tobin Bridge)は有料道路です。吊り橋(37'14", Leonard P. Zakim Bunker Hill Memorial Bridge)は2003年開通したそうです。採掘場跡(48'52", Quincy Quarries Reservation)はロッククライミング場、煙突の建物(1h20'35")は旧火力発電所(former South Boston Edison power plant)だそうです。再開発は不易流行(change and continuity)をめぐる議論を避けて通れないそうで、本作も同様に親権や養育について問題提起したようです。
人は変われるのか、幸せとは何かを考えさせられる作品でした。
正しくても子供は不幸、間違っているが子供は幸せ、どちらを選ぶべきかは人それぞれ正義の価値観と判断基準が違う。優しい偽物の親、愛情のない本物の親、あなたならどちらを選びますか。
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What the private eye finds is completely unexpected and raises the often asked question of in what circumstances should children remain with their natural parents when the grown ups are lousy at the job and how do you balance the rights of natural parents against the duty of the authorities to safeguard a child's wellbeing when this is at risk as it is so clearly here. The plot ends with the private eye eventually coming down on one particular side of the question and in the final scene that is superbly handled you are left with the feeling as he does that maybe he should have taken a different course of action.
The film has many fine performances, especially by Morgan Freeman as the local police chief and Ed Harris as a police detective both of whom initially scorn the attempts of the private eye to help them and the movie has a depth that is rare in so many American movies of this genre and it does not wallow in sentimentality as it could so easily have given the nature of its subject matter.