この映画は、サブスク・プレミアムの企画にあるか、
何かを調べていてプラス有料でもまだあるものだと
いう気持ちを強くして鑑賞しました。
この「笛吹川」は、木下惠介監督1960年作品です。
映画はモノクロでパートカラーというのだそうですが、
私は、この極端にほとんど一か所のみ使った洋画のー
「シンドラーのリスト」を映画館で見たことがありま
したので、あまり違和感を感じませんでした。
そちらは1993年スピルバーグ監督のものでした、
こちら映画が古いので、むしろこれなど影響したかと
一寸思ったことでした。
さて、やはり最近のサブスクで多く映画は鑑賞出来ー
また木下監督ですが、女優さんをを綺麗に撮る監督
と知りました。
また、実際に鑑賞し綺麗に撮るだけでなく、どの作品
もヒューマニズムあふれる映画でした。
個人的には古い順に「お嬢さん乾杯!」「カルメン
故郷に帰る」「二十四の瞳」「遠い雲」「喜びも
悲しみも幾歳月」「なつかしき笛や太鼓」など
どれも好きな作品です。
しかし、ここへ来て木下監督がこういう作品を制作
されたとは。田村高廣さんも高峰秀子さんもずいぶん
の汚れ役でしたね。
一番おどろくのが「戦・いくさ」のシーン、私は映画
という撮影においてこれほどむつかしいものはないだ
ろうと思っていました。しかしこうも戦・・戦の連続
がおかしくないのは決して偶然的に出来上がったもの
でなく、すばらしい周りのブレーンや監督自身の力で
挑戦されたことと感じます。
ともかく歴史というもの人間というものに虚無を感じ
る映画ですが、木下監督もこれに目をつぶられなく残さ
れた映画にとても感銘を受けました。