この映画は、サブスク・プレミアムにかろうじて?
鑑賞出来ました。
かろうじて というのは、プレミアム企画にない
映画も時にはあります、こちらが探す時。。
木下惠介監督では、池辺良さんの「破戒」、久我
美子さんの「夕やけ雲」など。
この映画年の1954年で探すと、「金色夜叉」「山椒
太夫」「国定忠治」等です。(以上希望的観測)
さて、この映画ですが終戦より九年目の映画最盛期に
製作されたこの映画。(ネットwikiにこの映画がモレて
いるくらい、この年は映画が多い)
映画の全体的内容を掴むと、この女学校組織の悪気は
ない?今から思えば~組織者「無知の悪」でしょうか?
(現実、現在は某男系大学の金銭による「悪意ある?」
組織悪のことが昨年来ニュースされている)
しかし映画のこの学校、規律・規律といえどそんな時代
は過ぎようとしている時代です、組織者の方が無知。
さて、俳優さんから追ってみます。
この学園の校長・東山千栄子さんはめずらしく悪ーです
ね、巨悪?。学長:毛利菊枝さんもいつもながら。。(失礼)
寮母・高峰三枝子さんもそう見えなくもない悪が役どころ
よく合っていました。
では、いい役ー主演の高峰秀子さん、家は姫路の名のある
店の娘、この映画では木下監督により輝いた「瞳」が特に
印象的でした。・・かわいそうな結果は、大きくいえばー
戦争による「日本の悲劇」(55年同監督) でもあるかもしれ
ません。(遠くは、明治前代よりつづく封建的規律)
自由の旗印を掲げる生徒・久我美子さん、強い女性。
学校からの罰則・お寺修行を跳ね除けた生徒・岸恵子さん
も強かった。
この三女性を見ても、時代の新しいうねりだったので
しょう。
映画題名が「女の園」とは少し、言い得ていない感じ。
元原作は 阿部知二『人工庭園』だと知りました。
「庭園」は活かされたがよかったような、それだけは
一寸思いました。