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ライフ・イズ・ミラクル [DVD]

4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

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フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ アレクサンダル・ベルチュク, ナターシャ・ソラック, ヴェスナ・トリヴァリッチ, ランコ・ボジック, スラブコ・スティマチ, エミール・クストリッツァ, ヴク・コスティッチ
言語 日本語, セルビア-クロアティア語
稼働時間 2 時間 34 分

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商品の説明

(メディアレビューより) エミール・クストリッツァ監督の新作がDVD化。旧ユーゴスラヴィアの激変期を舞台にした家族と恋人たちの物語のタイトルは〈生きていれば奇跡は起こる〉。そう信じたくなるマジックがこの映画にはたくさん詰め込まれています。悲劇と喜劇を見事に調和させて人生賛歌を謳い上げる流石の演出で、長丁場を感じさせない作品だ。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語, セルビア-クロアティア語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4527427642768
  • 監督 ‏ : ‎ エミール・クストリッツァ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 34 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/1/28
  • 出演 ‏ : ‎ スラブコ・スティマチ, ナターシャ・ソラック, ヴク・コスティッチ, ヴェスナ・トリヴァリッチ, アレクサンダル・ベルチュク
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 5.1), セルビア-クロアティア語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ アミューズソフトエンタテインメント
  • 生産者 ‏ : ‎ エミール・クストリッツァ
  • ASIN ‏ : ‎ B001MC02VC
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月28日に日本でレビュー済み
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クストリッツァ監督の新機軸ではないだろうか。果てしない大自然の中に再び“戦争”が容赦なくドンパチを仕掛けて来るし、かけがいのない家族愛がネチッコク語られ、相変わらず楽隊がブカブカドンドンやっちゃいるけれど、それらをすべて突破してでも攫っていく希望への逃避行が光のように描かれていて圧倒されてしまった。
物語は、1992年にボスニア東部とセルビア西部の山岳地帯を結ぶ鉄道の建設が完了したところから始まる。セルビア人エンジニアのルカは、精神的に不安定な妻のヤドランカとサッカー選手を夢見る息子のミロシュとともにベオグラードからボスニアに移り住み、鉄道駅の経営と管理人として働いている。仕事に没頭し、生来の楽観主義者ルカは、クロアチアで勃発し、拡大の危機に瀕している戦争の噂に耳を貸さなかった。
それで、あっという間に息子を戦争に取られ、オペラ歌手の妻はハンガリーの音楽家と駆け落ちしてしまう。ルカは自殺を考えたが、知人から、人質に取られたボスニアのイスラム教徒サバーハを紹介される。彼女は高貴な出だから、人質になったミロシュと交換できるはずだ、というのだ。サバーハを預かったルカは息子との人質交換の相手として厳重に監視しようとするが、その必要もないくらいにサバーハはサバサバした好人物だった。おまけにとびきりの美女ときた。2人が恋に落ちないはずもない。ところが、2人は敵国同士だった、というロミオとジュリエット譚のはじまりだ。
こう綴っていくと物語は非常に単純なのに、154分もの尺はどういうわけか、というと、1つは、今まで以上に動物たちがすこぶる活躍すること。ヘタすると、人間たちよりもずっと表情豊かに主人公たちの周りをうろつき回りじゃれ回り、追っかけ、噛みつき[甘噛み]、吠えまくる。恐ろしいクマも出没しはするが、中でも一番の役者?はロバだろう。彼?は登場した時から棺桶からって涙を流していた。失恋したそうだ。それで、鉄道レールの上で動かずにいる。自殺しようというのだ。このナイーヴにして大胆なロバがキーマンならぬキーアニマルであるところがイイ。彼は悲しみに暮れているようでいて、現実には幸福を連れてきてくれるのだから。
それから、ルカがヤトランカとミロシュの母子と暮らす様子がタップリと描かれる。山奥ののんびりした生活ぶりは、これが粉々になってしまうことなど信じられないくらい長閑な、ある意味理想的な生活に思われる。ヴェルジョをはじめとした友人達にも恵まれ、家族の関係はこのまま平穏無事に続いていくと思わせる。その家族が戦争によって断絶されることで[駆け落ちは必ずしも関係ないが]、ドラマは大きなうねりを作っていくことになる。その後、ルカとサバーハがごくごく自然に恋に落ちるまでをじっくり描き、そしてヤトランカが帰還するシークエンスをもってくるプロットが冴えている。ここでのヤトランカ(ヴェスナ・トリヴァリッチ)による“スベタ”サバーバの追い出しアクションは、今作一番のド迫力。サバーバ(ナターシャ・ソラック)も思わぬ勢いで反撃することで、キャット・ファイト史上に残る真剣勝負となった。居合わせたルカもヴェルジョもなす術がない。それからもいくつものクライマックスが待ち受けている。最大のものは、やはりサバーバの負傷だろうか。橇に乗せてルカが運搬するが、真白な雪に真赤な血液が点々と、そしてやがてボトボトと落ちていく様は見ているだけでこちらの胸まで切り裂かれるように切なく痛い。サバーバの顔色もみるみる血の気を失っていくようだ。そして、人質交換。ああ、絶望鹿[は出てこないが]見えなくなる。
これを、どう“はっぴいえんど”へと持っていくのか?強引と映るかどうかは観る者しだいだが、ここで幸せな気分が訪れた者は当方を含めて相当にイカレテいるのかもしれない。しかし、それを仕掛けたのはまぎれもなく監督その人だ。恋に落ちた天にも昇る心もちをそのまま映像化したり、NATO側からわかったようなことを喋りまくる女性アナウンサーに唾を吐くような態度もツーカイそのもの。余談だが、ジョニ・ミッチェルもこの作品が大好きなようだ。
2021年12月15日に日本でレビュー済み
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物語とし、映像として、とてもいいし、自然な感じで心打たれました。力こぶでぐいぐい押していくわけでもなく、長い映画が一気に見られる内容。好きです。大好きです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年4月5日に日本でレビュー済み
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舞台は、多民族、多宗教が共存するユーゴスラビア連邦時代の1992年のボスニア・ヘルツェゴビナ。その前年にクロアチアが独立を目指して戦争をはじめており、その煽りを受けてボスニアもまた連邦からの離反を試みたことで、カトリック教会系のクロアチア人、正教会系のセルビア人、イスラム教のムスリム人のあいだで対立が生まれ、紛争に発展した時代です。
物語の前半では、セルビア系住民が多い田舎町に暮らすセルビア人の主人公ルカ一家が、戦争の影響によって離散していく様子が描かれます。後半ではルカと、ヒロインであるムスリム人サバーハの恋愛と逃避行が描かれます。

監督・脚本を手がけるのは、『ジプシーのとき』『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』で知られる、旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ出身のエミール・クストリッツァ。2004年の作品です。

本作では史実が寓話的に、そしてスラップスティック風に描こうとされているものの、描写はけっこう直接的で政治的にも生々しい。ボスニア紛争開始前でさえ、クロアチア紛争の難民(熊として表現されている)が主人公の村を襲ったり、戦争に乗じて悪事や金儲けを企む輩がセルビア人たちのなかにいたり、男性原理やNATOに対する風刺が歌われたり、ルカの妻が息子に対してムスリム人の友人とのつき合いをやめるようにほのめかしたりする。とくに、ユーゴスラビア統合の象徴であるチトーの像が灰皿代わりにされる冒頭のシーンは、凶兆以外のなにものでもありません(その像を掃除した市長がたどる顛末を考えると、なおさらです)。全編をとおして明るいユーモアに彩られているように見えて、じつはかなり暗い。

主人公ルカは鉄道技師。異なる場所どうしを結びつける、つまり異なる民族や宗教をつなぐ役割を担わされているのでしょう。しかし皮肉にも、その鉄道が戦争に利用されたことにより、相反する価値のあいだで揺れ動く悲劇性を帯びたキャラクターでもあります。
また劇中で鍵となるのがロバ。ロバは死者を主人にもち、棺を運ぶ、死の使いです。同時にロバは、失恋し自殺を図ろうする、悲恋の象徴でもあります。

おそらくルカとザバーハのモデルは、劇中で「ロミオとジュリエット」と呼ばれるシーンがあるように、「サラエボのロミオとジュリエット」と言われた実在の恋人ふたり。現実のふたりもセルビア人男性とムスリム人女性の恋人どうしでした。けれどボスニア・ヘルツェゴビナでの紛争時、民族的および宗教的な対立が激化するなか国外へ脱出を試みるも、叶わず殺されてしまいました。
クストリッツァは彼らふたりの姿を映画に投影することで、人間の愛を踏みにじる戦争の残酷さ、それでも愛をつらぬこうする人間の貴さを描きたかったのでしょう。

『アンダーグラウンド』のときと同様、ラストシーンはハッピーエンドにもバッドエンドにも見えるつくり。クストリッツァはあえて結末を曖昧にしたのだと思います。戦争に対して真摯にユーモアで挑もうとするクストリッツァだからこそ、過度な楽観主義に安穏とすることも、悲観主義に陥ることもできなかったのかもしれません。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月26日に日本でレビュー済み
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戦争の中にある人間のもとにある愛やときめき。
それを彼お得意のユーモアで美しく、時に残酷に描いている名作だと思います。
いかに戦争が下らないものか、誰が誰のためにやっているのか。。。
ユーゴスラビアの風景や家の中の雰囲気やパーティの様子などもかわいく大好きな一本です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月7日に日本でレビュー済み
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応援の意味も含めて買いました。最近 よる年波にかてないのかな?マラドーナは買っていません
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年1月21日に日本でレビュー済み
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独特なリズムの「音楽」と「映像」! オープニングからいきなりクストリッツァ・ワールドへ。
棺桶売りのおじいさんが広い大地を棺桶かついで歩いて行く。
鶏が飛びはね、羊の群れがわがもの顔に歩きまわる。野生のクマが家の中を物色し、庭の木には・・・。もうなにもかもがあるがまま。
絶望したロバが涙をながし、ヒトと動物が渾然一体。(動物の顔が人間っぽく、ヒトの顔が動物っぽい。)

1992年、ユーゴスラビア内戦まっただなかのボスニアの話です。「歴史は悲劇」とインタビューで語るユーゴスラビア出身の監督。(ご自分の肉親を紛争で亡くしているそうです。)悲劇のなかにあっても涸れることのない生命力。
おもいっきり、歌い、愛し合い、飲み、食べる。アイロニーを含みつつも、決して後ろを向いてはいない。明るく力強い作品です。
息子は徴兵。妻は家出。独り住まいの家は爆撃で屋根が壊れる。でも「スープが無事でよかった!」と言う主人公。人も動物も空も大地も、わけへだてなく『自然』いえ、『宇宙』そのもの。生命力の奔流に、ハイテンションで押し流され行き着く先は・・・。『この瞬間の喜びに全身全霊をゆだねよう!』そんな声が聞こえてくる、とてもステキなラストシーンでした。
シンプルなストーリーに、くっついてくる、とてつもないイメージの洪水が楽しい。それもいたってわかりやすく暖かく、親し気に寄ってきてくれるイメージです。
どこまでもつきぬけるように明るく、暖かみのある映像。スケールの大きさ。のびやかさを感じます。(画質も良い!メイキング映像もたっぷり!)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年3月17日に日本でレビュー済み
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彼の作品は必見です。

所謂メジャーではない作品の大都市以外の公開はなかなか、です。

従って求めましたが、間違いありません!!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年11月24日に日本でレビュー済み
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クストリッツァの最高傑作は『アンダーグラウンド』かと思料するが、本作品は泣かせる。

といっても今はやりの「お涙頂戴」とはやはり一線を画すると言うべきか。

ここでは、毎度のスラップスティック張りのドンチャン音楽はむしろ控えめ(これでも)と言ってよく、珍しく特殊撮影なんかも使っていてファンタジー風。ちょっとサービス精神がありすぎると思わせるほどに「ラブ&ファンタジー」が濃いんじゃないか?クストリッツァにしては。と思わせておいて、しかし、この作品で一番思い出したのがアンゲロプロスの『ユリシーズの瞳』であった。

題材の類似もあるにせよ、歴史と人間の織り成す慟哭の極みと言えそうなアンゲロプロスの大傑作と本作では、テイストは全然違うが、視線・スタンスは似通ったものがあると思われるのだ。旧ユーゴの成り立ちやNATOの空爆、民族浄化といった問題については、高木徹の『戦争広告代理店』や『オシムの言葉』が売れた木村元彦『悪者見参・ユーゴスラビアサッカー戦記』といった文庫や、最近のジジェクによる挑発的な新書『人権と国家』にも触れられている。とはいえ、アフリカや中東情勢、さらにアフガニスタン情勢などとともに一般ニッポン人の最も意識が薄いところでもあろう。

当方も然りであって、えらそうなことは言えないが、上記の本やクストリツァの映像などでまず興味を持つことも肝要かと思うしだいである。この作品でも、主人公の息子は有望なサッカー選手として登場するが・・・・。

映画として最高レヴェルであることは請合う。
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