「ザ・ロックへようこそ。2時間15分後、あなたは席を立てなくなる。」
劇場公開時の前売り券のキャッチコピーにはこんな言葉がかかれていたが、それは本当だった。
冒頭での化学兵器の描写で観客にパンチくらわせ、ラストまでいっきに男のドラマ、軍人のドラマが息つく暇もなく展開する。そのストーリー展開、編集、音楽、特殊効果はいままで観たアクション映画のなかで、一番興奮度が高い。
正直いって何回観てもあきない作品。映像のカッコよさだけにこだわるマイケル・ベイ作品のなかでもこれだけは例外で、抜きんでている。
主演俳優3人の配役も絶妙で、特に、60歳を超えた元特殊部隊員が意外な活躍をするという設定は、ショーン・コネリーの演技力とその風格で納得させられる。
これは!ただのアクション映画ではない。その背景に男の生き様、軍人の生き様を描いたドラマがあることも見てほしい。