天と地 特別版 [DVD]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | ジョアン・チェン, レ・リー・ヘイストップ, ヘップ・ティ・リー, デビー・レイノルズ, オリヴァー・ストーン, トミー・リー・ジョーンズ |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 21 分 |
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商品の説明
商品紹介
オリバー・ストーン監督作品。
ベトナム戦争を駆け抜けた、ひとりの女の壮絶な戦い。
ベトナム戦争が勃発すると同時に、レ・リーの運命と呼ぶにはあまりにも壮絶な戦いが始まった。二重スパイ容疑による残忍な拷問、仲間からの非常なレイプ。村から逃亡したレ・リーは、サイゴンで不倫の恋に落ち、妊娠、出産する。子供を抱えて生きるレ・リーの前に、米海兵隊のスティーブ・バトラーが現れる。スティーブはレ・リーにとって希望の灯だったのだが。
「プラトーン」「7月4日に生まれて」にてアカデミー賞を受賞したオリバー・ストーン監督が前2作に続き、世に問うベトナム戦争3部作。音楽の喜多郎は本作で第51回ゴールデングローブ賞作曲賞を受賞した。
映像特典(約48分)…1.未公開シーン集9種類※監督オリバー・ストーンの解説、ON/OFF選択付き、2.オリジナル劇場予告編
Amazonより
ヴェトナム戦争とその時代のアメリカにこだわり続けるオリヴァー・ストーン監督が、ヴェトナム出身女性の波乱の生涯を回想したL・リー・ヘイスリップの自伝を映画化。小作農の娘として生まれ育ったリー(ヘップ・ティー・リー)は、ゲリラのスパイ容疑扱いを受け、やがて娼婦を経てアメリカ人将校スティーヴ(トミー・リー・ジョーンズ)の妻となってアメリカに渡り、しばし平和な生活が続くが…。
前半は戦時下の苛酷な様子が中心となるが、後半は完全にメロドラマと化していく。「内助の功」なる日本語が好きだというストーン監督の女性観がつぶさにわかるヒロイン映画ではあろう。音楽には日本を代表する世界的アーティスト喜多郎が参加している。(的田也寸志)
レビュー
製作総指揮: アーノン・ミルチャン/マリオ・カサール 製作・監督・脚本: オリヴァー・ストーン 撮影: ロバート・リチャードソン 音楽: 喜太郎 出演: トミー・リー・ジョーンズ/ジョアン・チェン/ヘップ・ティー・リー/ハイン・S.ニョール/デヴィー・レイノルズ/スーザン・アンスパッチ/デイル・ダイ/ロバート・ジョン・バーク
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.8 x 14.4 x 1.6 cm; 117.93 g
- EAN : 4988135541390
- 監督 : オリヴァー・ストーン
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 2 時間 21 分
- 発売日 : 2003/6/20
- 出演 : トミー・リー・ジョーンズ, ヘップ・ティ・リー, ジョアン・チェン, デビー・レイノルズ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 2.0 Surround)
- 販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
- ASIN : B00009CHCS
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,105位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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レ・リーを演じるのは、ヘップ・ティ・リーで、1971年生まれなので本作公開時は22歳。2017年に胃がんで46歳で死去している。リーは本作まで演技経験がなく、選ばれた理由の一つがベトナム人で英語を流暢に話せる俳優がいなかったこと(本作では占い師に中国俳優が起用されているのも、英語の流暢なベトナム人俳優が当時はほとんどいなかったため。主人公の父を演じるのは、ハイン・S・ニョールで、ニョールはカンボジア出身であるが、本作以外にもマイケルランドン主演のTVシリーズ「Highway to Heaven」のシーズン6の第7話「Choices」で、ベトナム人の父親役の名演技がある。
本作はレ・リーの自伝『When Heaven and Earth Changed Places』(前編にあたる)および『Child of War, Woman of Peace』を原作としている。本作は141分あるが、監督は映画では十分に描き切れなかった内容が多いとコメントしいる。DVDのコメンタリーで、監督が述べているようにトミー・リー・ジョーンズが演じる米兵は、実際はレ・リーが交際した複数のアメリカ人を一人の役柄にまとめたもの。監督によれば自伝は、レ・リーがベトナムから救い出される話までの前編が優れており、渡米してからの後編は共著者の能力不足のため劣るとしている。映画も前半が優れているが、後半は、主人公が起こった出来事を時系列に羅列するような形で、ダイジェスト版を見ているような印象となってしまっている。
しかし、本作の重要なメッセージは、後半に込められているため、この部分に時間がかけられなかったのは惜しい。監督は仏教徒であるが、本作の制作にあたってレ・リーらと交流して仏教の理解が深まったとしている。本作では、仏教の哲学が挿入されており、一般の視聴者の理解のためには、これらのシーンに短い説明が必要であった(監督自身もコメンタリーで視聴者にはわからないのではと危惧していたが)。たとえば、レ・リーが夫に、「自分は過去に兵士であった。様々な罪を犯した」と夫に語っているシーンは、現世のことではなく、過去に輪廻転生したときのことであると、監督は説明しているが、本編を見ただけではわからない。ちなみに、このシーンで、上記故に、兵士であった夫の辛い気持ちはわかる、肌の色は関係ない「different skin, same suffering」というセリフがあるが、これが監督の本作で最も気に入っているセリフ。また、登場人物の一人が裸で自殺するシーンは、その人物が実は仏教徒になりたくてもなれなかったためである。監督によれば、仏教では、人は裸で生まれ、裸で死ぬという概念があり、裸での自殺はこの象徴(もっとも、旧約聖書の「ヨブ記」1:21 にも「わたしは裸で母の胎を出た。 裸でそこに帰ろう。」のセリフがある)。さらに、監督によると、キリスト教からの批判が怖かったので、カットしたシーンの中には、DVD特典には収録されている米国でのキリスト教神父や市民の仏教への無理解があるが、(監督が後悔しているように)映画に挿入すべきであった。また、これと対照的な仏教の大師によるレ・リーへのアドバイスは本来はもう少し長かったが、次のセリフは印象的。
The path to nirvana is never being safe, but tricky and steep. And, if you walk only on sunny days, you’ll never reach the destination. 悟りへの道は険しく容易ではない。そして天気のいい日だけ歩いても、決して目的地には到達しない。
、
実際、DVDで映画未収録のシーンには、本編の理解を深めるものが多く、映画に組み込まれなかったシーンであるためか、ドキュメンタリーを見ているかのような印象的なものが多い。DVDでは、こちらにも監督のコメンタリーがついており、ベトナムの故郷は、すべてタイで寺院から田、フランス軍の戦車にいたるまで、映画の撮影のためにあらたに作ったもの、など本編のコメンタリーとは別の裏話が語られている。監督は、これらの未収録シーンをカットしたことを後悔していると語っている。例:映画のオープニングは異なるものが撮影されており、監督は、こちらのほうが優れているとしている。そこでは米軍が来る前の時代のフランス兵による性犯罪と殺人(殺された人の幽霊の話)。ジョーンズが家庭で保持する8丁もの銃の問題とレ・リーをサポートする弁護士の対応。死んだ次兄が蛇となってベトナムの実家に戻る逸話(これは仏教の輪廻転生に関連)。
ちょうど1/3位を見終えて寝てるときでしたが、
私と同じ年、46歳。
1円で購入したDVDですが、大切にしたいと思います。
ヘップ・ティ・リーさん素晴らしいです。
オリバーストーン監督にしては、多少再現性に荒さが目立つ所、特にアジア表現に違和感を感じる人もいるかもしれないけど、それ以上に胸打たれる表現が多い。多分に原作の良さからも。
結構良い映画だと思いました。
オリバーストーン監督のベトナム戦争3部作の最後の作品で
前2作とは、全く違う話です。
ベトナム女性の自伝のその半生を映画化したものですが
すさまじい運命に翻弄されながらも生きる姿に
凄い人生だなとただただ感心させられますね。
この映画は決して反戦映画ということでなく、戦争だけでなく
人の因縁とか劫とかも含めて人の運命について
深く考えさせられるものですが、いまだ伝えきれなかった
のではないかと思えるところがあります。
それでも、観る価値はあると思います。
4★か3★か悩みましたが、ごらんの通り3★にしました。
ベトナム人女性の視点で描かれたベトナム戦争と渡米後の生活が
かなり興味深く描かれていたのですが、いかんせん主役が魅力に乏しい。
特に渡米後の描かれ方がていねいではないように思えたし彼女もそれなりの
演技しかしていないようで浅い感じがした。(あの髪型は如何なものか)
トミー・リー・ジョーンズは、印象に残る役で演技も良かったと思います。
ベトナム戦争がアメリカ人にとっていかに暗い大きな影を落としていったか
その一端が感じられました。
オリバー・ストーンの映画はあまり性に合わないのですが、
ベトナムが詩情豊かに表現されていてかなり好感が持てした。
ただ、主役に惹きつけられるほどの魅力がなかった。
KITAROの音楽は良かったです。