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イメージ付きのレビュー
「英国ハマー・フィルムの看板スター、クリストファー・リーの特集BOX。｣
1.ドラキュラ復活 血のエクソシズム 中後期のドラキュラ映画では中々怖い逸品です。 ドラキュラ復活から犠牲者を出した村人達による居城への焼き討ちに対するドラキュラの凄惨な報復までの息もつかせぬ導入部はスリル満点。 古典的で不気味な下男がドラキュラに仕置きの焼きコテを押されるシーンはサディスティックな魅力に溢れています。ハマーヒロイン屈指の美女ジェニー・ハンレイ、そして吸血コウモリも大活躍。 主に共演者に対する感想を述べたリーとベーカー監督の貴重で興味深い音声解説入りでした。 オリジナル・ポスタ―のデザインを用いたBOX限定ジャケットも素晴らしかったです。 3.悪魔の性 キャサリン デニス・ホイートリー原作、ハマーによる3本目の映画化です。 素晴らしい俳優陣(リー、リチャード・ウィドマーク、ナスターシャ・キンスキー、デンホルム・エリオット、オナー・ブラックマン)にも関わらず、資金繰りの混乱による予算の縮小、当時ハマーを圧迫していたエクソシスト以降の新しいホラー映画の潮流に乗り損ねてどこか不完全燃焼感が残る作品です。 それでも邪悪な老け役を演じたリーと、リーに負けない重厚さを醸し出していた名優ウィドマーク、そしてヌードシーンも辞さなかった清純さと淫蕩さを備えもったキンスキーの将来性を窺わせる演技は見所有り。 特技監督のレス・ボウイにはもう少し予算と時間を与えて頂きたかったです。 3.白夜の淫獣 物凄い題名ですが、帝政ロシア末期の傾国の怪僧、グレゴリー・ラスプーチンをクリストファー・リーが演じた作品です。リーの存在感、特に眼力と催眠術的な動きをする手が実に見事で、存命中だったラスプーチンの娘とリーが出会った時に、｢父に似ている。｣と評されたそうです。 スタジオシステムをフル活用した低予算を感じさせない美術、お馴染みの俳優陣(バーバラ・シェリー、フランシス・マシューズ)等も見所充分で、B級娯楽史劇として楽しめる一品。 映像特典は解説、スタッフ＆キャスト紹介、フォト・ギャラリー、予告編以外では、作品毎にTVで放映された名場面集「World of Hammer」が 1には「DRACULA & THE UNDEAD」２と３には「CHRISTOPHER LEE」 が収められて居ます。 このBOX収録作には全て石田一氏による解説付きのカラー・リーフレットが付いて居ました。
上位レビュー、対象国： 日本
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2012年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1.ドラキュラ復活 血のエクソシズム
中後期のドラキュラ映画では中々怖い逸品です。
ドラキュラ復活から犠牲者を出した村人達による居城への焼き討ちに対するドラキュラの凄惨な報復までの息もつかせぬ導入部はスリル満点。
古典的で不気味な下男がドラキュラに仕置きの焼きコテを押されるシーンはサディスティックな魅力に溢れています。
ハマーヒロイン屈指の美女ジェニー・ハンレイ、そして吸血コウモリも大活躍。
主に共演者に対する感想を述べたリーとベーカー監督の貴重で興味深い音声解説入りでした。
オリジナル・ポスタ―のデザインを用いたBOX限定ジャケットも素晴らしかったです。
3.悪魔の性 キャサリン
デニス・ホイートリー原作、ハマーによる3本目の映画化です。
素晴らしい俳優陣(リー、リチャード・ウィドマーク、ナスターシャ・キンスキー、デンホルム・エリオット、オナー・ブラックマン)にも関わらず、資金繰りの混乱による予算の縮小、当時ハマーを圧迫していたエクソシスト以降の新しいホラー映画の潮流に乗り損ねてどこか不完全燃焼感が残る作品です。
それでも邪悪な老け役を演じたリーと、リーに負けない重厚さを醸し出していた名優ウィドマーク、そしてヌードシーンも辞さなかった清純さと淫蕩さを備えもったキンスキーの将来性を窺わせる演技は見所有り。
特技監督のレス・ボウイにはもう少し予算と時間を与えて頂きたかったです。
3.白夜の淫獣
物凄い題名ですが、帝政ロシア末期の傾国の怪僧、グレゴリー・ラスプーチンをクリストファー・リーが演じた作品です。
リーの存在感、特に眼力と催眠術的な動きをする手が実に見事で、存命中だったラスプーチンの娘とリーが出会った時に、｢父に似ている。｣と評されたそうです。
スタジオシステムをフル活用した低予算を感じさせない美術、お馴染みの俳優陣(バーバラ・シェリー、フランシス・マシューズ)等も見所充分で、B級娯楽史劇として楽しめる一品。
映像特典は解説、スタッフ＆キャスト紹介、フォト・ギャラリー、予告編以外では、作品毎にTVで放映された名場面集「World of Hammer」が
1には「DRACULA & THE UNDEAD」
２と３には「CHRISTOPHER LEE」
が収められて居ます。
このBOX収録作には全て石田一氏による解説付きのカラー・リーフレットが付いて居ました。
中後期のドラキュラ映画では中々怖い逸品です。
ドラキュラ復活から犠牲者を出した村人達による居城への焼き討ちに対するドラキュラの凄惨な報復までの息もつかせぬ導入部はスリル満点。
古典的で不気味な下男がドラキュラに仕置きの焼きコテを押されるシーンはサディスティックな魅力に溢れています。
ハマーヒロイン屈指の美女ジェニー・ハンレイ、そして吸血コウモリも大活躍。
主に共演者に対する感想を述べたリーとベーカー監督の貴重で興味深い音声解説入りでした。
オリジナル・ポスタ―のデザインを用いたBOX限定ジャケットも素晴らしかったです。
3.悪魔の性 キャサリン
デニス・ホイートリー原作、ハマーによる3本目の映画化です。
素晴らしい俳優陣(リー、リチャード・ウィドマーク、ナスターシャ・キンスキー、デンホルム・エリオット、オナー・ブラックマン)にも関わらず、資金繰りの混乱による予算の縮小、当時ハマーを圧迫していたエクソシスト以降の新しいホラー映画の潮流に乗り損ねてどこか不完全燃焼感が残る作品です。
それでも邪悪な老け役を演じたリーと、リーに負けない重厚さを醸し出していた名優ウィドマーク、そしてヌードシーンも辞さなかった清純さと淫蕩さを備えもったキンスキーの将来性を窺わせる演技は見所有り。
特技監督のレス・ボウイにはもう少し予算と時間を与えて頂きたかったです。
3.白夜の淫獣
物凄い題名ですが、帝政ロシア末期の傾国の怪僧、グレゴリー・ラスプーチンをクリストファー・リーが演じた作品です。
リーの存在感、特に眼力と催眠術的な動きをする手が実に見事で、存命中だったラスプーチンの娘とリーが出会った時に、｢父に似ている。｣と評されたそうです。
スタジオシステムをフル活用した低予算を感じさせない美術、お馴染みの俳優陣(バーバラ・シェリー、フランシス・マシューズ)等も見所充分で、B級娯楽史劇として楽しめる一品。
映像特典は解説、スタッフ＆キャスト紹介、フォト・ギャラリー、予告編以外では、作品毎にTVで放映された名場面集「World of Hammer」が
1には「DRACULA & THE UNDEAD」
２と３には「CHRISTOPHER LEE」
が収められて居ます。
このBOX収録作には全て石田一氏による解説付きのカラー・リーフレットが付いて居ました。
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