この話は七花において、ひとつのターニング・ポイントになっていますね。
今迄の刀集めでは、殆んどの剣士を殺して奪っている。
もちろん相手は「欲しければ殺して取ってみろ」と、豪語する達人ばかり。
そんな中、相対するのは。自然の厳しさの中で、全てを失った11歳の少女。
その少女に七花は、同情(彼にはその感覚は無いが)という痛みを感じる。
もしろん七花には彼女を殺そうとする意思は無く。できれば穏便に済ませたいとさえ思う。
しかし少女は途轍もない怪力を振るい。更には、悪意を持つ者に体を乗っ取られてしまう。
この強敵に七花はどう戦うのか?
ネタバレになるが。その最後があっけなさ過ぎて、ちょって拍子抜け。
こなゆきの事を、ちょっと深く掘り下げすぎて尺が無くなったのかな?そこが残念。