冷たい雨に撃て、約束の銃弾を [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ラム・シュ, ジョニー・アリディ, サイモン・ヤム, ジョニー・トー, ラム・カートン, アンソニー・ウォン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 48 分 |
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商品の説明
商品紹介
◆香港が生んだ巨匠、『エグザイル/絆』のジョニー・トー監督最新作!ノワールアクション3部作・完結編!
傑作『エグザイル/絆』は世界中から喝采を浴び、ハリウッドでのリメイクも決定!ジョン・ウーと並び香港から世界の巨匠へと上り詰めた、ジョニー・トー監督。
本作では『TAXi』シリーズを手掛けたフランスの名プロデューサー、ミシェル&ロラン・ペタンと、ジョニー・トーと共に数々の香港ノワールの傑作を世に贈り出したスタッフたちとタッグを組み新たな傑作が作り出した!
男たちの熱い友情と別れを描いた『ザ・ミッション非情の掟』『エグザイル/絆』に続く、ノワールアクション3部作がついに完結する!
瀕死の娘のために薄れゆく記憶の中で復讐の鬼と化す男、そしてその男との「約束」を果たすため命を賭けて戦う3人の殺し屋たち。
スタイリッシュな映像美と斬新なガン・アクション、そして「約束」と「絆」を不器用にも貫き続ける男たちの熱く美しい生き様が見事に絡み合う!
主演を務めるのはフランスの国民的ロックスター、さらには『ゴダールの探偵』『列車に乗った男』などの個性派俳優としても知られるジョニー・アリディ。主人公・コステロを演じ円熟味溢れる演技を披露し、本作を観たタランティーノやコーエン兄弟が自作への出演を熱望!
また、『エグザイル/絆』に引き続き、殺し屋役を演じるのは『インファナル・アフェア』シリーズのアンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュの3 人。
また、サイモン・ヤムや、チョウ・シンファイ、マギー・シュウなど、トー監督作を支える実力派俳優が再び集結した。
◆2009年 第62回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品
【ストーリー】
かつては腕利きの殺し屋だったが、現在はレストランのオーナーとして市井を生きる男、コステロ。
彼は過去に頭に受けた銃弾が元で、徐々に記憶を失いつつあった。
そんな折、マカオで暮らす最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされ、彼は犯人を探すべく総てを投げ打って単身マカオへ乗りこむ。
異国の地では犯人の正体を掴む術もなかったが、運命的に出会った3人の凄腕ヒットマン共に娘家族の仇を討とうとするが、復讐を誓った記憶さえも徐々に失い始める・・・
【キャスト】
ジョニー・アリディ、アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュ、サイモン・ヤム、シルヴィー・テステュー
【スタッフ】
監督:ジョニー・トー 『エグザイル/絆』 『ザ・ミッション非情の掟』 『エレクション黒社会』
脚本:ワイ・カーファイ、撮影:チェン・シウキョン、編集:デヴィッド・リチャードソン、音楽:ローター・ヨウ、プロデューサー:ミシェル&ロラン・ペタン
【初回生産限定】スリーブ・ケース
【映像特典】メイキング(約10分) ■劇場予告編(オリジナル/日本版)
【封入特典】劇場パンフレット縮小版
原材料・成分
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使用方法
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登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 158.76 g
- EAN : 4907953036529
- 監督 : ジョニー・トー
- メディア形式 : 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 48 分
- 発売日 : 2010/12/3
- 出演 : ジョニー・アリディ, アンソニー・ウォン, ラム・カートン, ラム・シュ, サイモン・ヤム
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : Happinet(SB)(D)
- ASIN : B00418546C
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 118,019位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,175位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
重要なお知らせ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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過去の負傷により記憶障害を患う元殺し屋の男が、
何者かに殺された娘と義理の息子と孫の仇をとるために
三人の現役の殺し屋を雇って戦うというストーリーです。
味方である三人の殺し屋たちの義理堅いキャラも魅力的ですが、
話が進むにつれて主人公の記憶が徐々に薄れていってしまうのが
この映画最大のポイントです。
娘たちを殺されてしまったことや
敵討ちに協力してくれている仲間たちのことまで
忘れていってしまうのが切ない……。
果たして本当に娘たちの仇をとれるのか、
そもそも記憶をなくした人間に復讐の意味はあるのか……。
月が輝く林の中や強風が吹きすさぶゴミ収集所での戦い、
そして夜の街での娘の仇との直接対決。
銃撃戦もバリエーション豊かで見入ってしまいます。
よけいなBGMがかかることなく静かに繰り広げられるのもいい。
物語は、後半のまさかの展開からクライマックスまでの流れが
特にすばらしかったです。
復讐系のアクション映画が好きな方には絶対おすすめです。
出演∶ジョニー・アリディ、シルヴィー・テステュー、アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム、チョン・シウファイ、マギー・シュー、フェリックス・ウォン、ミシェル・イェ、ン・ティンイップ
監督∶ジョニー・トー
フィルム·ノワールという映画のジャンルは、1940年代アメリカ映画に始まったと言われている。1950〜60年代にはフランスでも、ジャン·ギャバンを始め、リノ·ヴァンチュラ、アラン·ドロンらの俳優や、ジャック·ベッケル、ジャン=ピエール·メルヴィルらの監督が、"フレンチ·ノワール"を盛り上げる。
我が国では、ジャンルとして隆盛することはなかったようだが、作品的には黒澤明監督の『野良犬』『悪い奴ほどよく眠る』、野村芳太郎監督の『張込み』、内田吐夢監督の『飢餓海峡』などが、"ジャパニーズ·ノワール"に該当するらしい。
アジアで、このジャンルが盛り上がったのは香港映画だ。1970年代から、ブルース·リー、ジャッキー·チェンで香港映画は世界に羽ばたく。『Mr.Boo!』や"キョンシー"'を経て、80年代後半から、ジョン·ウー監督、チョウ·ユンファ主演の『男たちの挽歌』のヒットを契機に、"香港ノワール"が大流行する。
1997年に香港が中国に返還されて、尻すぼみになるかと思いきや、2000年代に入っても香港ノワールは衰えなかった。それどころか、ジャッキーやジョン·ウー作品の脚本の甘さが改善されるのだ。(以前は、悪く言えば、アクションが生きてれば話は二の次という感じでした)
『ザ·ミッション/非情の掟』『インファナル·アフェア』『エグザイル/絆』と、ノワールの秀作が続々と作られた。『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』は、それに続く傑作であった。
[物語] マカオ。フランス人の妻アイリーン(テステュー)と子供たちが待つ家に中国人の夫が帰宅すると、そこへ銃で武装した3人の謎の男たちが乱入。銃撃で夫と子供は死に、妻は瀕死の重傷を負う。初老のフランス人が空港に降り立ち、アイリーンの病院を見舞う。男の名はコステロ(アリディ)、アイリーンの父だった。娘から、夫と子供の仇討ちを乞われた彼は復讐を誓う。
その頃、プロのヒットマン3人組クワイ(ウォン)、チュウ(カートン)、フェイロク(シュー)は、黒社会のボス、ジョージ·ファン(ヤム)の依頼で、ある高級ホテルで"仕事"をする。殺害現場から出た3人は、宿泊客のコステロと鉢合わせしてしまう。顔を見られた3人だが、騒ぐ様子もなく泰然と見つめるコステロの"貫禄"に触れ、黙ってホテルを去ってゆくのだった。
ホテル殺人を捜査する警察に呼ばれたコステロは、容疑者の面通しをさせられる。その中に犯人の一人チュウがいたが、コステロは否認する。放免されたチュウを尾行したコステロを、クワンらが待ち受ける。パリでレストランを経営するコステロは、店を売った全財産を報酬として提示し、クワンら3人組に復讐の依頼をする。
じつはコステロも、昔、母国で同業者だったのだ。かつて銃撃を受け、今も脳内に残る銃弾に記憶中枢を侵されていた。間もなくすべての記憶が失くなる前に復讐を遂げるため、地元プロの助力が必要だった。依頼を引き受けた3人は、香港に住む3人の犯人を突き止め、コステロとともに香港に飛び、香港の殺し屋らしき3人組と戦闘開始。
だが、香港の3人はボス·ファンの手下であるという驚愕の事実が発覚! 会計士だったコステロの娘婿に金融不正を告発されたファンが消させたのだ。依頼人コステロへの仁義を重んじるプロ·ヒットマン3人は覚悟を決め、ファンの手下の3人を倒す。プロの矜持を賭けた3人は、コステロとともに、真のカタキであるファンを殺すために、組織を相手に絶望的な戦いを挑む……!!
高倉健や藤純子の映画にも通じる"任侠道"を意識させられるせいか、日本人の琴線に触れまくるカッコよさである。「みんな死ぬんだろうなぁ」と思いつつも、グイグイのめり込まされてしまう。香港ノワールと呼ばれる映画は数多いが、この作品はその一つの頂点と言ってもいいと思う。米仏のノワールに比べるとアツい!
[余談] フレンチ·ノワールと香港ノワールのハイブリッド的な作品だ。コステロが警察で面通しさせられるエピソードが重要な基点となる話だが、このパターン、ジョン·ヒューストン監督『アスファルト·ジャングル』と、ジャン=ピエール·メルヴィル監督、アラン·ドロン主演『サムライ』と似ていて、思わずニヤリ。米仏両国ノワールの名作へのオマージュだろうか。
現殺し屋、元殺し屋、みんな揃って銃の扱いがめちゃくちゃだし、ただ馬鹿みたいに撃ちまくるし。
低予算のB級なら「ははは、雑だな」で済むがやたらに金をかけてるだけに、脚本や設定の適当さがとても目立つ。これは役者のせいじゃなくて監督のせいだね。
筋立ても設定もシンプルながら、現実には到底ありえないケレンミ120%の銃撃戦や、殺し屋と主人公の口数少ないながらもプロフェッショナルな信頼に溢れたやりとりや、艶かしい香港の夜景のおかげでドキドキしながら見てしまう。
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」。
このタイトルで「うわあ、超かっこいい!」と思ってしまうような、中学生男子のハートを持つ者は絶対に見るべし。
反対に、このタイトルにピンと来ない人は退屈かもしれない。