後半はアミの陰険さが全開でこれが見所ですが、他は何かご都合主義のような感じがします。
主役はヨンジ&ジュヌから、アミ&ドギョンに移ったと考えた方がドラマを楽しめます。
前半では純真にヨンジに尽くしたジュヌが、見栄や体裁のためにふらふら揺れ動き、
ヨンジも、ジュヌが普通の価値観に捉えられてアミとの結婚を考えたりしてふらふらしているにも関わらずジュヌから離れられず、
かといってジュヌが批判的に描かれているわけでもなく、
ヨンジもふらふらしていて、
人物を描く焦点が定まっていないように思われます。
ジュヌはあまりに鈍感で魅力がないし、
ヨンジも泣いたり元気になったりするだけだし、
いささかがっかりです。
折角童話作家を夢見る女の子を主人公にしているのだから、
作家としての成長を織り込んだらよいのにと思います。
因みにヨンジの書く物語は一般の人向けで、子供向けではありません。
その辺の自覚がないので彼女は成功しないのですが、このあたりの描き方も不足しています。
ただ、その代わりに、ヨンジの父親が娘の為に動いたり、
ドギョンとアミの恋愛が深まり、体裁や相手への愛情の為に葛藤したりして、脇役の方に魅力が深まっています。