「ちょっぴりエッチなハートフルストーリー」とのキャッチコピーが付いている第1巻です。第1話で中心になるナイスなプロポーションの長女“あい”を筆頭に、第2話のヒロインで成長途上の次女“まい”も、小学生の三女“みい”も、第2話のゲスト小奈美ちゃんもお風呂に入っているシーンがあって、サービスサービスですが、それと同時に、ストーリー的にはハートの触れ合いシーンでもあって、心が温まります。
お話はなかなか魅力的で不思議な感覚のアニメです。可愛らしいキャラのシンプルで楽しい動きで、友情の温かさを小学年ぐらいの子供たちに語っている体を取っていながら、避けられない別れの寂しさがベースに在って、胸がきゅっとして「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」なんて詩を思い出させてくれる、ちょっとウルッと来る出来栄えです。特に第2話。
そりゃそうだ、キャラクター原案:渡辺明夫さんのお友達のぽよよん'ろっくさん、アニメーション制作:シャフト、音楽監督:鶴岡陽太の組み合わせは「化物語」と同じだし、脚本:花田十輝は「中2病でも恋がしたい」。私のお気に入りですものね。
実は、全6巻を見ると、「ぽぽたん」は出会いと別れ、喜びと悲しみの両方を含め、温かく豊かな人間関係の拡大を肯定して「さよならだけが人生だ」とは言わせない作品とわかります。第1巻もちょっと目頭を押さえながら★5つ。