現在いわゆるTVアニメは大きく分けて「キッズ」と「マニア」に二分されている、
(無論イカ娘のように子供にも普通に見せられる物やプリキュアのように女児と成人男性両方に向け制作された物、ケロロのように本来マニア向けの作品を子供向けに改めた物等々細分化できるが、)
そしてご存知のとおりマニア向けTVアニメシリーズは大半が1クール(12ないし13話)である、この1クールという制作期間は作り手にとって「話をまとめやすい」「計画的にソフトを販売できる」などという利点があるかわりに「創り方が分かってきた頃に終わってしまう」というクリエイターとしてはなんとも残念な性質をもっている、それは演技者にしても同じ事やっと役をつかんだ、キャラクターに愛着がわいてきた頃にはお別れである、
つまり「面白くなってきたところで強制終了」という訳で、それは我々視聴者にとっても同じ事、現在の1クール制度はアニメの持つ可能性を様々な形で締め付けてしまう。
だがまれにその締め付けを跳ね返し、息を吹き返し、第二期、三期とつくり続けられるツワモノが存在する、
ご覧の「みつどもえ増量中!」が、そのツワモノである。