本作品には第2、3話が収録されています。
ここからは自分のレビュー第1巻からの引用ですが・・・
この作品の面白さの根本はロマン系リアリズムです。通常の仲良しグループの日常を描く物語と違い、仲良し4人組の女子中学生のうち一人が転校してしまうということになり4人最後の夏休みという設定で、近づいていくリミットまでの彼女達の生活を描いたホスピタリックな内容になっています。リミットが近づく(話の回が進んでいく)毎に彼女達は感傷的、戸惑い、全てを受け入れる等、どんどんと可愛らしくなっていく様を丁寧に魅せているのがこの作品の魅力でしょう。
本作品では彼女達の「戸惑い」の心境が描かれています。怒りを表現する子や何かしなければと行動する子・・・それらの展開がリアルに描かれています。
また、作品中に実在するペリーロードや商店街が丁寧に描かれています。現地を訪れたことがある方ならすぐに気付くかと思われます。何かうれしい気分にさせてくれる一品です。