渋谷の『女子高生』たちの語ったらしい都市伝説や怪談話の再現ドラマ集。ときどき投稿映像。たまにドキュメンタリー風。
語る女子高生役とドラマの出演女子高生は別人が用意されているが、語る女子高生はモザイク映像の使いまわしの場合アリ。
総集編でない本編は9弾まで出ているのだが、総集編が7本出ていて、収録話数も本編とほぼ同じなため、総集編が総集編ではなく再編集した本編そのものというイメージになってしまっている。
(71/88が収録され総集編に収録されていないのは17エピソードだけ)
サブタイトルが『怨霊映像』『投稿映像』『都市伝説』に分かれているが、投稿映像には「呪いのビデオ」風映像がやや多くチョイスされている。
これは総集編の『怨霊映像』2弾。
収録内容(1話3分~10分)
『トン・トン・トン』:有名な山の怪談、体験者が女子高生というのが多少の違和感。ベテランともいえない女子高生ペアが夜の山に入るかどうかがはなはだ疑問。語る女子高生、再現出演者ともルックスは良い。
『ユルサナイ』:交通事故にまつわる怪談。ありがちで他の車の怪談との区別が余りつかない。
『テープ』:学園祭の準備中に古いカセットテープを発見、再生してみると『かごめかごめ』の歌が流れて・・・。語る女子高生(色白ソバカス)、再現出演者ともなかなか良い。しかし、閉鎖された教室からどうやって脱出したのかは不明。
『呪いのアルバイト』:高額アルバイト、呪い版。主人公の弟の行動が良くわからない。
『草むらの友達』:語り役の女子高生が小学校のときのエピソードを語る。ちょっと棒読み。切ない怪談。
『忘れた名前』:いじめをしていた優等生の話。本人はそのことをすっかり忘れていたのだが・・・
『影取の鏡』:フリマでもらった鏡に呪われる話。主人公は女子高生なのだろうが、『寝る(男と)』とか『連戦はつらい』とかちっとビッチ臭ただよう演出がされている。役者は割とかわいいと思うのだが。
『カーナビ』:語る方が不在、直接再現ドラマに突入する。友人の遺棄場所に案内するカーナビの話。
『エレベーター』:語り部不在、直接再現ドラマ。ありそうなエレベーターの怪談。
『不気味な音がする家』:語り部不在、直接再現ドラマ。今回収録分では一番時間が長い。引っ越してきた家は実はいわくのある家で・・・音響が結構凝っている。主演女子高生役はかなり好みでした。
怪談話の主人公が生存しているパターンだと、語る女子高生を省略する傾向が強い総集編だった。