お届け先を選択

木靴の樹 [DVD]

3.9 5つ星のうち3.9 50個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD DVD ¥4,693 ¥4,400
DVD 通常版
¥3,700 ¥2,722
DVD 通常版
¥2,585
DVD 1枚組
¥3,100
DVD 通常版
¥6,429
フォーマット 色, ドルビー, 字幕付き
コントリビュータ ルイジ・オルナーギ, オマール・ブリニョッリ, フランチェスカ・モリッジ, エルマンノ・オルミ
言語 イタリア語
稼働時間 3 時間 6 分

【まとめ買いフェア開催中】よりどり2点以上で5%OFF
アウトドア用品、ファッション、食品・飲料、母の日ギフト、父の日ギフト関連商品など、10万点を超える対象アイテムからよりどり2点以上で5%OFF。 セール会場はこちら

商品の説明

監督・脚本・撮影・編集は、イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ 。出演者は全て素人の農民で、オール・ロケーション、自然光での撮影による徹底したリアリズムが、全編に溢れる詩情の映像美を生みだしている。
1979年 文部省特選
1979年 キネマ旬報外国映画ベストテン第二位
1979年 優秀映画鑑賞会ベストワン

19世紀末の北イタリア、ベルガモ。貧しいバティスティ一家は、小作人として農場に住み込んでいた。同じ村に暮らすのは、6人の子どもと父を養うルンク未亡人、美しい娘マッダレーナのいるブレナ一家と彼女を愛するステファノ、けちで知られるフィナール一家であった。4家族は皆、そこに住む土地、住居、家畜に農具等、全てを領主から借りて生計を立てていた。
ある日、バティスティ家のミネク少年の大事な木靴が割れてしまう。村から遠く離れた学校に通う息子の為に、父親は、河沿いのポプラの樹を伐り、新しい木靴を作ろうとする。だが、その樹木もまた領主のものであった。

(C)ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO - ISTITUTO LUCE Roma Italy

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ イタリア語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 100 g
  • EAN ‏ : ‎ 4523215100984
  • 監督 ‏ : ‎ エルマンノ・オルミ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, 字幕付き
  • 時間 ‏ : ‎ 3 時間 6 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/6/29
  • 出演 ‏ : ‎ ルイジ・オルナーギ, フランチェスカ・モリッジ, オマール・ブリニョッリ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ イタリア語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 紀伊國屋書店
  • ASIN ‏ : ‎ B00C7KLI3E
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 50個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
50グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいな商品が迅速に届きました。ありがとうございます。
2013年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2冊組の映画の内容があまりに淡々としてイメージと違っていました。
2023年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
40年ぶりに観たけど、やっぱり最高です。エルマンノ、オルミ監督バンザイ。
2021年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
19世紀末の北イタリア、ロンバルディア州ベルガモを舞台に、小作農を営む四家族の生活を描いたイタリア映画。

監督・脚本・撮影・編集はエルマンノ・オルミ。186分。

村には、小作人として農場に住み込むバティスティ一家、洗濯女として働きながら6人の子どもと父を養うルンク未亡人、美しい娘マッダレーナのいるブレナ一家、けちな男フィナールとその家族の四家族が住んでいた。

彼らは土地を持たない貧しい農民たちで、土地と家屋、一部の家畜を領主から借りており、農場内の共同家屋で互いに助け合いながら暮らしていた。

バティスティの息子のミネクは村から遠く離れた学校に歩いて通っていたが、ある日、片方の木靴が割れてしまう。バティスティはミネクのために、小川のほとりのポプラの樹を伐って新しい木靴を作ろうとするが、それは領主によって堅く禁じられていた行為だった。

本作はネオレアリズモの伝統を継承する自然主義的な作風によって制作されている。出演者はすべてベルガモ地方の農民とその家族である。撮影はオール・ロケーションであり、ほぼ完全に自然光のみで撮影されている。

本作は、過酷な条件のもとで敬虔なカトリック教徒として生きていた当時の小作農の生活─農作業、祭り、結婚、出産などの日々の出来事─を、四季の移り変わりとともに生き生きと写し出している。

コローやミレーなどの19世紀フランスのバルビゾン派の写実的な風景画に似た、絵画的で美しい映像が印象に残る。

J.S.バッハのオルガン曲が劇伴として使用されている。

本作は1978年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見応えがある素晴らしい作品。でも、本編について書く前にソフトについて書かせてください。

さて…正直に書きますが…この商品、あまり価格とのバランスがよくない…。
まずリーフレット。8ページのみで殆どはスタッフリストや受賞暦・フィルモグラフィーとなる。実質的な記事は1〜2ページと少ない。読むところはあまりない。このメーカーは良いリーフレットを封入してくれることが多く楽しみだったのだけど…。
次に、ソフトの仕様について。映像特典は一切ない(日本版の予告編すらない)。チャプターと字幕のオンオフのみとなる。定価6090-のソフトとしてはイマイチだ。(ジャケットデザインは好みなんだけど)
そして肝心の画質だが荒れ気味…(HDリマスターとのことだが)。…もちろん、自然光を生かしたドキュメンタリー的な作品なので元々が荒れた画質なのだろう(元々荒れている…とすれば向上しようがないだろう)。それに、本作にはクリアな画質はむしろ似合わないと思うし…。だけど商品的に考えると、ブルーレイの威力(能力)を発揮しているとは思えなかった。DVDとの差別化がイマイチだと思う。
(紀伊国屋さん…やや高くても良いソフトを沢山出してくれて個人的にファンです。でも、今回イマイチでした。次回期待します。)

と、商品についてはかなり辛口に書いてしまった。…それでも★は五つ付けたい。本編は素晴らしい。

内容は19世紀末の北イタリア。四軒の小作人達が暮らす長屋(?)が舞台。
誰が主人公というわけでもなく、四軒のなかで起きたことを淡々と描写していく。タイトルになっている‘木靴’についても開始100分以上過ぎてから挿入されるエピソードの一つに過ぎない(ただラストに繋がるエピソードにはなる)。ジャケットの少年(←可愛い)も特に主人公というわけでもなく、四軒の農家の人々が丸ごと主人公になっている…いわゆる群像劇だ。

見所はなんといっても撮影隊が19世紀に行ってきた…と錯覚してしまいそうなリアリティだろう。
19世紀を完全に再現した農家、街、衣装、小道具、縁日、…あまりに自然に映っているので逆に気がつかないかもしれないが、凄いリアリティだ。
リアリティといえば…役者が凄い。
素人を起用したという人々の自然な演技。年月と苦労を重ねた‘しわ’。子供達がまた可愛い。演技とは思えないほど、素朴。
日常の生活描写も見所(というかそれが中心)。
農作業の様子…小さなイザコザ…恋のさやあて…家業や育児を担う子供達…苦しい生活…縁日の楽しさ…等々。
(ビックリしたのは、四軒総出で行う豚の解体。本当に解体しており、しっかり映しています。血もかなり出ていますが、子供達も横で見ており残酷というものではなく‘生活’であることがよく判ります)

印象的なエピソードがいくつもある。例えば、一軒の出産を残り三軒で手伝う様子。
『お互い様でしょ』…近所で助け合う姿。
そして…子供が生まれた後の父親のセリフ。妻をいたわりながらも…
『また…食べ物が必要だ…。』…日々食べていく厳しさ。単純だが圧倒的に重いセリフだ。

本作は、非常に厳しい生活のなかで小作人達が、身を寄せ合い…助け合い…つつましく…できる範囲で明るく暮らしている姿をひたすらに淡々と綴っていく。
単純な構造なのだが、三時間にもわたる丁寧なエピソードの積み上げを全体として眺める時…まるで叙事詩のようにすら感じる。
超大作というわけでもない(三時間もあるけど)。うねるような大河ドラマというわけでもない。あくまで市井のこまごまとした描写だけの作品。…にも関わらずジワリとくる迫力。
これは凄い。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月4日に日本でレビュー済み
ゴッホの絵に描かれたような農民の暮らしが描かれています。
肉をさばき、家畜の病気に悩み、トマトを一ヶ月早く育てようと工夫し、子を生み、結婚し、
子供の靴を作るために父は樹を切り追放されます。
・・・その描写は残酷な部分をカットすることもなく
そこにあった姿をそのまんまに描写しています。
それは現代の日本に生活していたのではほとんど見れないものでもあり貴重な映像体験です。

ただそこにはドラマは微塵もなく日常にあったような事の羅列とも言えます。
追放された家族はその危機をどう切り抜けたかなんて話はまったくありません。
そんなわけでこの映画を観る場合にはドラマを求めないで観る覚悟が必要です。

そんなわけで貴重な映像資料としては星5点、ドラマとしては星1点
ややドラマにも期待した私としては星2点とさせていただきました。
とはいえ観る十分に価値のある映像であるとは思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
19世紀末のイタリアの寒村を舞台に、いくつかの家族の 悲喜こもごもの生活の営みを
エピソードをまじえながら 美しい映像で描いています。
劇的なことは何一つおこりませんが、親子の絆や家族愛、 それらをじっくりと見るにつけて、
人にとって何が大切かを 改めて感じさせます。
またイタリアで労働運動がすっぱつになり社会が変動してゆく様も
さりげなく導入されていて興味深いです。
劇中で描かれる家族の祈りや、まだ幼い息子の家族愛は 誇張された表現ではなく
人として自然な感情や良心を感じさせそれが心に沁みます。
この作品に出会えたことを幸せに思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年7月9日に日本でレビュー済み
公開後すぐの併映館で観て完全に心を奪われた作品(同時上映は「誰のものでもないチェレ」という凄いカップリング)。この度、エルマンノ・オルミ監督作が4Kリマスターで再販されると聞き、久しぶりに本作を観なおした。何度観ても絵画のような映像と19世紀の小作農民の悲哀が静かに胸を打つ。
ただし、ダイナミックなストーリー展開が好きな人にはお薦めしない。むしろ、美術館でゆっくり絵画を見るような感じで映画を楽しめる人には超お薦めだ。

題名から木靴に関するエピソードがクローズアップされがちだが、実際は後半1時間(3時間7分のうち)の一部。全体はイタリア北部ロンバルディア地方(スイスに隣接する地域)の小作農民4家族の話。
冒頭、教会の司教から幼い男の子ミネクを学校にやることを言い渡された父親バティスティと妻の困惑した表情から始まる。そして、彼らの日常に沿って4家族の小作農民としての収穫、地主宅での収穫物の軽量等の日常が描かれる。
作品のなかで描かれるのは主に4つサブストーリー。

①絹工場で働く娘に帰り際に声をかける青年。二人の結婚と当時の里親事情を描く。
②夫を亡くし父と4人子供と暮らす女性。生活の要の乳牛が病気になり自暴自棄になるが。
③復活祭の街の祭りで金貨を拾い独り占めしようと馬の蹄に隠した男の顛末。
④学校に通うミネクの木靴が壊れてしまい、父親が木を切って木靴を作ったことによる悲劇。

映像は自然光だけでの撮影に拘ったもので、この4つのサブストーリーで19世紀の農民の生活をリアルに描く。映像はミレーの「落穂拾い」や「晩鐘」の絵画の再現のように美しい。むしろ、それを意識して撮影しているシーンもあるが、バッハの音楽と日常としての描かれ方により嫌味がなく心に受け入れられる映像となる。
この作品カンヌでパルムドールを取っているが、そんな肩書きよりも実際に観て心に染み入る映像の素晴らしさを感じてほしい作品だ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート