必ずしも攻略されてではなく、自然に桂馬を好きになる女子(悪魔、女神も含め)が何人か出てくる。彼女達が桂馬とのどんな関係を望んでいるかが違うという点を見ていくのも面白い。でもそんな中、今回はかわいそうなちひろを見せつけられることになり、視聴者にとっても苦しい。桂馬って最低! でも、桂馬じゃなくて彼女達を見たいのだからいいか。最終巻直前の盛り上がりは見逃せない。
FLAG 9.0「Absent Lovers」:恋する乙女は美しくなる。そんな可憐なちひろからの素直な告白とキスで、逆にちひろには女神がいないことを悟った桂馬は、ちひろ攻略から歩美攻略へと華麗なるルート切換えを狙う。が、ゲーム定番シナリオを越えて劇的に展開する現実にうまく対応できない弱さを露呈した桂馬は、とんでもないひどい言葉をちひろに対して放ってしまう。桂馬曰く「ホント、最低だ」。題は「放心状態の恋人たち」なのかな? ディアナからも驚きの告白を受け、ますますギャルゲー理論と現実のギャップが広がる。でも攻略を進めるしかないと悲壮な桂馬である。EDは歩美の「キズナノユクエ」。
FLAG 10.0「ラビリンス」:ちひろとの絡みで歩美のパラメータはぐちゃぐちゃで全く迷路状態。そんな中、舞校祭が始まり、桂馬はいかに嫌われようが最後の女神持ち:歩美に強力に迫る。ヴィンテージの攻撃が始まり、桂馬に攻略された女子が次々と拉致され、歩美とちひろも捕まったところに、ドクロウから新地獄の未来を一身に托された正義のハクア登場。「NAKED GENIUS」をバックに大暴れして皆を救出。追い込まれた桂馬は、ノーラの協力も得ながら、歩美攻略に全てを賭ける。EDは「With・・・you・・・」。しっとりしたハクアのPVみたい。ハクア無双のBパート。
ところで、モブ子の声は儀武ゆう子さん。えーっ、モブ子はアルバイトで学食のおばちゃんもしてるの?
むちゃくちゃ、がむしゃらに女神攻略。ヴィンテージとの戦いがクライマックスに近づく。
FLAG 10.0オーディオコメンタリー:伊藤かな恵さん(エルシィ)と早見沙織さん(ハクア)の駆け魂隊コンビがOPソングの収録の話、偽かのんと偽エルシィのこと、ハクアの勇姿や新スーツ、CD:「SECOND MISSION」の話など、楽しく語りあっている。
映像特典:ノンクレジットED(#9,#10)
特典Disc 「WEBラジオ 神のみぞ知るセカイ‾落とし神 Calling you‾ 女神篇」#8:皆が涙した女神篇終了を受けての49分間。「クラスメートを攻略」できるか? やさぐれ神にーさまが聴ける。#9:60分間。「妹を攻略」には、理想の妹、現実の妹。伊藤さんはスタジオでバースデーケーキを食べている。好きなエピソード、好きな楽曲の中間結果。
ポストカードは屋上のベンチに押し倒されたちひろが桂馬に告白するシーンと正義のハクアの登場シーン。下書きと完成原稿とアニメのポイントが同じ。
ライナーノーツ:ノーラ、亮、リューネの紹介。キャラソン「初めて恋をした記憶」の歴史。FLAG 9.0の脚本、絵コンテ、音響の工夫や放送時のドタバタ、FLAG 10.0の脚本でのハクアパート再構成の妙の解説。音楽解説は「2B PENCILS」について、各曲の生まれやバンド演奏収録の様子。