第11話で3姉妹は旅の理由を聞くために会いたかった人:雫に会います。そして3人が自分のこれからの旅を考えて、選んでいきます。誰にもいつか来る時なのですけど、選ぶってことは捨てることですからつらいのですよね。あなたの思うことと3人の選択は合っているかな? まいの願いはよく分かるなあ。あいがいつものように花の言葉を聞くシーンが無かったのがちょっと残念。もうそれどころじゃないファイナルステージです。
第12話最終回「ぽぽたん」。思いが叶った3姉妹。でも、もう一回、お友達たちに背中を押されてBパートで最後の大展開。メアーさんも再登場、そして強い。今回での新キャラも含めオールスターキャストがいろいろに登場しながら不自然で無く、ファイナルストーリーを織り上げるのは見事で、とても嬉しい。大地、小奈美、そしてその子ども達を通じて「ぽぽたん」という言葉の真の意味が、さらにED「S・U・K・I」の歌詞の意味がやっと全部わかります。
今回も3姉妹他のヒロイン達の大小さまざまなおっぱいがたくさん描かれていますが、視聴者サービスではなくて、飾らない素直な温かい心で優しく真っ直ぐ向かい合う女性の印に見えてきました。
こんなに希望に満ちたエンディングは予想外でした。
恋人を作るとか、友達を増やす喜びを描いた作品は多くありますが、「ぽぽたん」はそこに留まらず、出会いと別れ、喜びと悲しみの両方を含め、何十年という長い時に延びる温かく豊かな人間関係の拡大を肯定して「さよならだけが人生だ」とは言わせない、とても大きな作品です。
放送から10年して初めて見たのですが、どこも古びていない、大変良い作品です。