サンライズ製作の傑作アニメ「出撃!マシンロボレスキュー」、2003年夏のおわりの4作です。シリーズで最高の評価だった、泣ける2作がはいっています。個人的には星6つの巻です。
「誠の初恋物語」はともかくかたくて、クソマジメな愛川誠隊員が年上の病気の少女に恋してしまう物語。隊員たち、そして誠がのるポリスロボをはじめ、マシンロボたちまでがこの恋を応援するのがオカシイ。ところが彼女が入院する病院が災害で、レスキューにむかう誠は命をはって突入し、そして。。。このシリーズはこどもといっしょにはまっていたパパやママたちがおおかったのですが、そのオトナが涙した一作です。
「誇り高き消防団」は、主人公太陽くんが、地方の消防団長のがんこおやじと大雨洪水のなかともに苦労するうちに、暖かく心をかよわせてゆく物語。はじめはどうしようもないイヤなオヤジだった団長が、最後には太陽に愛情に満ちたやさしい笑顔になり、太陽くんのほうは、反抗しまくっていたのが、最後はまるでお地蔵さんみたいなとってもよいお顔になって、はい、とうなずくシーンが、忘れられない。心温まる、これも泣ける、すてきなエピソードです。メカ的にはこのエピソードで、最強のマシンロボ、マシンコマンダーロボが大活躍します。