覚醒剤でじわじわと確実に蝕まれていく幻覚 幻聴も含めた映像の観せかたが抜群に上手い。
覚醒剤の怖さがリアルすぎて
本当に怖すぎる。
覚醒剤に手を出して人が幸せになることなど絶対にありえない。この作品の主人公もすべて失い見事自滅。
役者さんたちの演技も
抜群に素晴らしかった。
秋吉久美子の綺麗さが
際立っていた。
豚をメタファにした
最後の終わりかたが
完璧すぎる。
きれいごとなど一切ない残酷で
非常に観ごたえのある作品だった。
さらば愛しき大地 [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 蟹江敬三, 白川和子, 岡本麗, 根津甚八, 矢吹二朗, 柳町光男, 山口美也子, 秋吉久美子, 中島葵, 佐々木すみ江 |
稼働時間 | 2 時間 15 分 |
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商品の説明
柳町監督の故郷である茨城で実際に起きた覚せい剤による殺人事件に示唆され映画化を決意した力作。
高度経済成長の波をもろに被った茨城県鹿島地方の田園地帯。その鹿島開発を背景に死んだ息子の戒名を刺青に背負う男と母に捨てられ一人で生きる女の絶望的な愛の極限を徹底したリアリズムと鮮烈な映像で鋭く描破した傑作!
主役の根津の熱演はもちろん、出演依頼の際に見せられた監督直筆の生原稿を、読後、抱きしめて離さなかった秋吉久美子の助演も光る。
茨城県鹿島地方、田園地帯に押し寄せる工場群、その一角に小さな農家、山沢家がある。ダンプの運転手として一家を支える長男の幸雄は粗暴だが、男気があり、仕事も熱心な男である。そんな幸雄を襲った突然の不幸――最愛の息子が溺死してしまった。幸雄の生活は荒れた。毎晩酒をあおり、妻へ暴力をふるい、仏壇を壊し・・・そして、幸雄は背中に観音像と子供の戒名を刺青し、亡き子供の供養をする。そんな折、幸雄は順子というかつて弟の恋人だった女と恋仲となり同棲する。数年後、二人の間には子供も生まれ二重生活が続いていく中、覚せい剤が幸雄と順子の人生を破滅へと向かわせる・・・・
【スタッフ】
監督・脚本:柳町光男
撮影:田村正穀
音楽:横田年昭
照明:佐藤譲
美術:大谷和正
【キャスト】
根津甚八、秋吉久美子、矢吹二朗、山口美也子、蟹江敬三、中島葵、佐々木すみ江、白川和子、岡本麗
発売元:株式会社ディメンション 発売協力:株式会社ピカンテサーカス
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 120 g
- EAN : 4907953060777
- 監督 : 柳町光男
- メディア形式 : ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 15 分
- 発売日 : 2015/9/2
- 出演 : 根津甚八, 秋吉久美子, 矢吹二朗, 山口美也子, 蟹江敬三
- 販売元 : ディメンション
- ASIN : B00XVC2DPE
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 15,542位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 178位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 806位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月10日に日本でレビュー済み
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解んねぇべさ・・・何でシャブかまして、秋吉ちゃん刺すのかね・・。ダンプ飛ばして銭こ稼いで、茨木で
普通に暮らせばいいのによ・・シャブは駄目だぁ~~~。
普通に暮らせばいいのによ・・シャブは駄目だぁ~~~。
2023年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青光りした真夜中の石油コンビナートをバックに横田年昭の笛の音が響く。リンジー・バッキンガムがやさぐれたような根津甚八、冒頭から物々しいです。子供が溺死して溜池脇で取っ組み合い、実家に立ち寄る風景、法事で巫女の姿に阿呆らしくなり小林稔侍と豚小屋で情事をおっぱじめるなど、山口美也子の存在感が映画の中に自生しています。劇中流れる歌謡曲、仁鶴のボンカレー販売機、インベーダーゲーム、懐かしい。
見た目にも雰囲気ある秋吉久美子の不憫なところがこの映画の軸でしょうか。方言もナチュラルで、やはりここに感情移入します。娘役の翳りだったり咽び泣きなどのリアリティも凄かった。
みんな身の丈で生きて、一夫多妻の根津甚八も身の丈で粋がって負の感情を背負い込んで何が何だかわからなくなって、引っ込みつかなくなって、それを認めたくなくてまた粋がって。女に甘えるも不甲斐なさ後ろめたさで拠り所はシャブ。幻聴、被害妄想、末期状態。万人が共感できたのは子を思う気持ちでしょうか。エンディングでみんな慣れっこのようにサバサバしているのでどんよりとは後を引きません。
見た目にも雰囲気ある秋吉久美子の不憫なところがこの映画の軸でしょうか。方言もナチュラルで、やはりここに感情移入します。娘役の翳りだったり咽び泣きなどのリアリティも凄かった。
みんな身の丈で生きて、一夫多妻の根津甚八も身の丈で粋がって負の感情を背負い込んで何が何だかわからなくなって、引っ込みつかなくなって、それを認めたくなくてまた粋がって。女に甘えるも不甲斐なさ後ろめたさで拠り所はシャブ。幻聴、被害妄想、末期状態。万人が共感できたのは子を思う気持ちでしょうか。エンディングでみんな慣れっこのようにサバサバしているのでどんよりとは後を引きません。
2024年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
根津・・・・期待を裏切ったなぁ・・・音響効果、最低やな! 秋吉久美子、意外と地で演技で来とるやん・・・
2022年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
視聴後、作品が伝えたかった事だとかテーマだとか、そういった何かで補填しないことには、なんとも不安で居心地が悪くなる程に、全編が空虚なリアリティーで満たされていました。
さんざん見飽きた昭和の郊外に広がっていた光景。ため池、田んぼ、植林された里山、田園の1本道を走るダンプ、ドライブイン、安酒場、工場風景、安普請の平屋住宅、古臭く見すぼらしい手当でごまかした農家。卑近にあったそれらが、ふと他人顔になり奇妙に居心地悪く感じた事がある方なら、この映画の気分に妙に納得がいくでしょう。この時代に終焉を迎えた血や地の縁や習わしと、新しく入って来たライフスタイルと、そのどちらもくだらないくせに何かと齟齬をきたす周囲や自分自身に苛立ちや飽きれを経験した方なら、登場人物達の基底感情を理解できるでしょう。
根津甚八演じる主人公が、覚醒剤とダンプカーで人生を彷徨するなかで、彼がその時々に感じている何というか世界の肌触りというかそういったものまでが感得できように思います。移動出来ないロードムービーの様でした。
この虚しいまでのリアリティは、なんとも嫌なものです!なんだが藻掻かずにはいられなくなる。まるで映画で現実を創り出したかのよう、やけにリアルに納得がいかないのです。
最後の豚の遁走のくだりだけは、取ってつけたように象徴性を感じさせるもので、イワユル時代的な「テーマ」を仄めかすかのようです。しかしこれは精巧な模写ではないかと感じました。空虚なまでにリアルな映画の模写。いかにも翻訳調の題名もまた、気分悪く虚ろにエコーします。つまり傑作だと思います。
さんざん見飽きた昭和の郊外に広がっていた光景。ため池、田んぼ、植林された里山、田園の1本道を走るダンプ、ドライブイン、安酒場、工場風景、安普請の平屋住宅、古臭く見すぼらしい手当でごまかした農家。卑近にあったそれらが、ふと他人顔になり奇妙に居心地悪く感じた事がある方なら、この映画の気分に妙に納得がいくでしょう。この時代に終焉を迎えた血や地の縁や習わしと、新しく入って来たライフスタイルと、そのどちらもくだらないくせに何かと齟齬をきたす周囲や自分自身に苛立ちや飽きれを経験した方なら、登場人物達の基底感情を理解できるでしょう。
根津甚八演じる主人公が、覚醒剤とダンプカーで人生を彷徨するなかで、彼がその時々に感じている何というか世界の肌触りというかそういったものまでが感得できように思います。移動出来ないロードムービーの様でした。
この虚しいまでのリアリティは、なんとも嫌なものです!なんだが藻掻かずにはいられなくなる。まるで映画で現実を創り出したかのよう、やけにリアルに納得がいかないのです。
最後の豚の遁走のくだりだけは、取ってつけたように象徴性を感じさせるもので、イワユル時代的な「テーマ」を仄めかすかのようです。しかしこれは精巧な模写ではないかと感じました。空虚なまでにリアルな映画の模写。いかにも翻訳調の題名もまた、気分悪く虚ろにエコーします。つまり傑作だと思います。
2022年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ザ・昭和テイスト満載の本作。
根津甚八、秋吉久美子、蟹江敬三らの演技は、ホントに素晴らしい。
しかし、見ていくうちに、不快のループでしかない、、、、
気分が塞いてる時に見てはならない映画。
根津甚八、秋吉久美子、蟹江敬三らの演技は、ホントに素晴らしい。
しかし、見ていくうちに、不快のループでしかない、、、、
気分が塞いてる時に見てはならない映画。
2024年3月6日に日本でレビュー済み
だいたい映画ドラマの茨城弁ってみんなへたくそなんだけど,この映画だけ別格。
なんでこんなにみんな方言うまいの?秋吉久美子の薄汚れた感じもぴったりなんだけど。
蟹江敬三の地味にぶっ飛んだ感じもすごいわあ。一番茨城弁上手だった。
これ見ながら映画「家族ゲーム」思い出した。「家族ゲーム」に出てきた父親もこの映画
の幸雄の父親も息子たちに根本的に何もしない。父親って大事なんだね。
風景がリアルで笑てしまった。市営住宅,ドライブイン,土建業,スナック,結婚式。
昭和の風景。子供の時に世間で垣間見た風景。うちは平和な家庭だったんだなあ。
なんでこんなにみんな方言うまいの?秋吉久美子の薄汚れた感じもぴったりなんだけど。
蟹江敬三の地味にぶっ飛んだ感じもすごいわあ。一番茨城弁上手だった。
これ見ながら映画「家族ゲーム」思い出した。「家族ゲーム」に出てきた父親もこの映画
の幸雄の父親も息子たちに根本的に何もしない。父親って大事なんだね。
風景がリアルで笑てしまった。市営住宅,ドライブイン,土建業,スナック,結婚式。
昭和の風景。子供の時に世間で垣間見た風景。うちは平和な家庭だったんだなあ。
2021年8月13日に日本でレビュー済み
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農家の長男であるユキオはダンプの運転手で生計を立てている。なにかと周囲に当たり散らす男であったが、子供の死をきっかけに、さらに変わって行く。
主人公は、何でも人のせいにする自分勝手な男。
努力もせずに出来ないとキレて、周囲に当たる。
楽な方へ楽な方へと流れて行く男の顛末。
同情したいところは田舎の閉塞感。
長男だから、あと取りだから、世間体が、の周囲からの呪縛。
弟は東京帰りで、多少、世間を広く見てきた。
分別もあるし、大人の対応だ。
その弟にも劣等感がある様だ。
その田舎の縛りと劣等感を跳ね除ける様にがんばるが、方向が違い、詰めが甘く、我慢もできず、悪い方に向いて行く。
なんとなく、気持ちもわかる様な気がするのは、勝手にやってみたい、無茶やってみたい、と言う願望が人にはあるからか。
主人公は、何でも人のせいにする自分勝手な男。
努力もせずに出来ないとキレて、周囲に当たる。
楽な方へ楽な方へと流れて行く男の顛末。
同情したいところは田舎の閉塞感。
長男だから、あと取りだから、世間体が、の周囲からの呪縛。
弟は東京帰りで、多少、世間を広く見てきた。
分別もあるし、大人の対応だ。
その弟にも劣等感がある様だ。
その田舎の縛りと劣等感を跳ね除ける様にがんばるが、方向が違い、詰めが甘く、我慢もできず、悪い方に向いて行く。
なんとなく、気持ちもわかる様な気がするのは、勝手にやってみたい、無茶やってみたい、と言う願望が人にはあるからか。