共犯 [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 字幕付き |
コントリビュータ | トン・ユィカイ, ウー・チエンホー, チェン・カイユアン, ウェン・チェンリン, ヤオ・アイニン, チャン・ロンジー |
言語 | 中国語 |
稼働時間 | 1 時間 59 分 |
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商品の説明
いじめ。誤解。仕返し。ソーシャルネットワークに増殖する不安と悪意。
ある朝、少女が死んだ――。瑞々しさあふれる台湾青春映画の系譜に新たな潮流をもたらした傑作ミステリー!
●発売・販売元
マクザム
●規格
カラー/16:9 シネスコ/片面1層/本編 89分+特典 約30分/字幕:1.日本語字幕/音声:1.オリジナル中国語〈ドルビー・デジタル・5.1chサラウンド〉
特典映像:インタビュー(チャン・ロンジー監督/ヤオ・アイニン)、初日舞台挨拶、オリジナル&日本版劇場予告編 ほか
●製作年・国
2014年・台湾
●原題
共犯(英題:Partners in crime)
●権利元
Double Edge Entertainment © 2014 All rights reserved.
●解説
台湾青春映画に新たなる傑作が誕生! 『光にふれる』のチャン・ロンジー監督が放つサスペンスフルな学園ミステリー! !
ミステリアスな女生徒の死。彼女は自殺なのか、それとも―。本作『共犯』は、チャン・ロンジー監督が『光にふれる』に続いてメガホンを取った、2本目の長編映画。FacebookなどのSNSを通じてのコミュニケーションが日常化した現代に生きる若者たちの孤独と痛み、絶望と希望を、スタイリッシュな映像とサスペンスフルな演出で描き切った。
メインキャストの6人の少年少女のうち、本格的な演技経験があったのはホアン・リーファイ(黄立淮)役のウー・チエンホーと、チュウ・チンイー(朱静怡)役のウェン・チェンリンだけ。しかし、他の4人も長編映画初出演らしい初々しさと演技力を備えた逸材ばかりで、本作の公開後、それぞれがドラマや映画に抜擢されている。中でもモデル経験のあったヤオ・アイニンは本作の日本公開に併せて来日。「めざましどようび」に出演したほか、雑誌「装苑」の表紙を飾るなど、その美貌に注目が集まった。そして、主題歌を歌うのは日本の人気バンド“flumpool"。彼らのヒット曲『強く儚く』を中国語で披露している。
ホウ・シャオシェンの『恋恋風塵』、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』、そして近年では『藍色夏恋』『あの頃、君を追いかけた』など、その時代の世相や風俗を反映させつつ、若者たちの青春を瑞々しく描いてきた台湾映画界。その系譜に名を連ねる青春映画の名作が、またひとつ誕生した。
●物語
ホアン・リーファイ(黄立淮)は、いつもの通学路の路地裏で、血を流して倒れている女生徒を発見した。そこに、同じ学校のイエ・イーカイ(葉一凱)とリン・ヨンチュン(林永群)も通りかかり、3人は警察へ通報することに。それまで知り合いでもなかった彼らは、第一発見者として事情を聞かれたり、学校でカウンセリングを受けたりするうち、自然と会話を交わすようになっていく。話題は亡くなった女生徒 シャー・ウェイチャオ(夏薇喬)のことだ。彼女は自殺だったのか、それとも―。シャーの死の真相を調べ始める3人。次第に明らかになってきたのは、謎めいた陰に彩られた彼女の素顔だった。そしてある日、ホアンは彼女がいじめられていた証拠を見つけたと告げ…。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 中国語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4932545987965
- 監督 : チャン・ロンジー
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 59 分
- 発売日 : 2016/1/8
- 出演 : ウー・チエンホー, ヤオ・アイニン, チェン・カイユアン, トン・ユィカイ, ウェン・チェンリン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 中国語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : マクザム
- ASIN : B0162AEXP4
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 166,162位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,035位外国の青春映画
- - 5,968位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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因果応報が一つのテーマとしてあるように思うが、当然ながら偶然や不条理もある。或いは因中有果なんて言葉もあるが、いずれにしてもそういう、事の繋がりというものを意識した作りだと感じた。その事の裏に、一人から広がる嘘や噂が大衆によって真実たらしめることの曖昧さと恐ろしさが、端的に描かれている。
それを若者に落とし込むと、脆く、儚く、情緒的だ。それがそこはかとなく文学的に感じるから面白い。
残念なことを言ってしまうと、心理から滲み出る雰囲気が少し物足りないように感じた。息苦しさや孤独、友愛や嘘や悔恨、それらの傍らにある濁った水や雨や血や湿度。これが綺麗と言えば聞こえはいいが、どうもサラッとし過ぎていて、もう少し観ているこちらの喉や鳩尾にまで染みて息苦しくなるような粘り気のような重さが欲しかったところ。
緻密な展開、綿密な描写を好む場合には、少し物足りないかもしれない。
とはいえ、無駄の少ない構成で、画の色は良く、セリフ構成、カット割含め巧く綺麗に纏められた作品だと感じた。☆3.5だが、あまり深く重い何かを期待せずに観るなら、という意味も含めて☆4。
人間の外見と内面が違うって事を描いているのは良く分かる。
少し不真面目な子が実は仲間想いの良い奴だったり、真面目そうなのがサイコパス風味だったり。
見ていてワクワクはあるんだけどそこに達しない少し残念な作品。
この作品の訴えが分からないって事は私は欠陥品何だろう。
その後の展開が複雑なので登場人物ごとに整理してみる。ネタバレ注意。
夏。裕福な母子家庭育ちだが、母親は海外出張などでよく家を留守にするため、誰もいない部屋で孤独を募らせる。タバコを吸う、クラブに通う、告白してきた男子生徒にビンタをする、かなりエキセントリックな女の子。
真偽のほどは定かでないが、彼女が金を盗んだという噂が流れたとき、本当かどうかわからないのにそういう噂をするべきではないと彼女を庇った朱に対して好意を抱く。しかし、孤独で友達もいない彼女は、正常なコミュニーケーションの取り方がわからない。そこで彼女は偶然図書室で朱が書架から取り出そうとしていた異邦人を先にとることができたので、代わりにそこに自身の日記を挿入。トイレに朱を閉じ込めたあと、異邦人を直接手渡し、彼女がそれを返却するとき、日記を読み、自分のことを知ってくれることを期待した。恐ろしく回りくどく歪な方法である。当然彼女の真意が伝わることはなく、彼女はより孤独を深め、不幸な死を遂げる。
黄。家はクリーニング屋。妹がいる。友達は1人もおらず、他の生徒に虐められていた。
登校中に転落死した夏の死体を見つける。林、葉と彼女の死について調べるため、彼女の家に侵入したとき、彼女の日記を見つける。友達のいない彼は、それを基に、彼女の死についてストーリーを作り上げ、それに沿って3人で調査を進める過程で2人と友達になろうと計画する。ここから、夏と同じく、正常なコミュニーケーション能力が彼にもないことがわかる。
彼はまず彼女の遺言のようなメモを書く。「朱。全部あんたのせいよ」
これを読んだ2人は朱が彼女を虐めていたというストーリーに乗せられる。黄は「朱が夏を体育館裏で虐めていたところを見た」という嘘の目撃情報を2人に伝え、ストーリーの補強を図る。
3人は嬉々として朱に対する制裁の準備を始める。彼らは夏の死まで互いに話したこともないような間柄だったが、準備の過程で友人のような付き合いになる。黄の目論見は上手くいった。
準備が整うと、3人は朱を沼(作中で湖と呼称されているがどう見ても沼)におびき寄せ、彼らなりの制裁を加える。そしてその後の水遊びで、黄は溺死する。
林。秀才。いつも人に囲まれ、友達が多いように描かれているが、実は勉強以外で彼が友達と関わっているところは描写されていない。彼自身、週末に友達と遊ぶことはないと明言している。ドラえもんで言うところの出木杉くんポジションだと思われる。
朱に制裁を加えた後、沼で溺れかけ、それを助けようとした黄を事故とはいえ結果的に溺れさせる。罪悪感と保身の間で揺れる。ラストで彼が言う「どうでもいい。黄が生きてさえいれば。」この言葉に全てが詰まっている。
葉。スケボー、ロードバイク、ピアス、派手な服装、盗み食い、飲酒喫煙など、優等生とは言えないが、映画の中の描写で判断する限り根っからの悪人ではない。
彼の始めた沼での水遊びの結果、黄が溺死する。自分が死なせた恐怖で逃げ出した林とは対称的に、1人残り黄のことを探し続けた。黄を殺した噂が流れ、黄の妹から問い詰められ罵倒されるが、黄を助けられなかった負い目、水遊びを始めたのは自分であることから責任を感じ、沼で何が起きたのか真実を語ることはない。正直自分だったらとっとと真実を話して保身を図ると思うので、少しも共感できないが、まあこういう人間もいるだろうなと理解できる。
噂を確かめるためにやってきた朱から図書室にある夏の日記帳のことを聞き、夏が朱に虐められていたというストーリーが作られたものであることに気づく。
朱。委員長的ポジションの優等生。夏に関する陰口をたしなめているところから分かるように公平公正な人物。
仲良くなりたい夏からアプローチを受けるが、それが回りくどく歪だったために彼女の目的がわからず、2人の距離が縮まることはなかった。
夏を虐めていたのは朱であるという黄の作り話に乗せられた3人によって身に覚えのない制裁を受ける。その際沼で誰かが遊んでいるところ、溺れているところを目撃している。
校内で葉が黄を殺したという噂が事実のように語られている中、それにとらわれることなく、沼で目撃した事実、つまり葉の無実を確認するため、噂の真偽を見極めるため、葉のもとを訪れる。実に公明正大な人物である。
整理してみて、自分なりに感想がまとまったので少し書く。
この作品は2人の死者(夏と黄)を出すが、2人は明らかに対比されている。性別も生い立ちも違うが、2人とも孤独でコミニュケーション能力がない。歪な手段で孤独を抜け出そうとするところも同じである。
夏は残念ながら孤独のまま運悪く死んでしまうが、黄は短い時間であっても孤独から脱け出すことに成功する。彼が沼で伝えようとしていたのは日記のことで、たぶん真実を知ったとき、林と葉は怒るだろうが、ラストの2人の反応を見る限り、それで関係が終わってしまうことはないはずである。過程はどうあれ、彼らは友達になった。
では夏に救いはないのか、僕はあると思う。彼女の回りくどいやり方は失敗したが、不幸な事故さえなければ、そして時間さえあれば、それがいつまで続くのかは誰にもわからないが、少なくとも朱は彼女を受け入れてくれたに違いない。朱とはそういう人物である。
最後に、映画に出てくる女の子たちがみんな可愛いことを強調しておきたい。
夏は小松菜奈と橋本環奈をブレンドしたような女の子。
黄の妹は浜辺美波に雰囲気の似ている女の子。
朱は困り眉の可愛い美少女である。
追記
書くのを忘れていたが、作中に日本の漫画進撃の巨人のウォールアートが登場する。台湾でも読まれているとは知らなかった。
共感も出来なきゃ展開も突っ込み処満載。
どこか思わせ振りな伏線だけはあちこちに・・・って感じ。
ある意味、虚飾にまみれた部分は韓国事情に近い感じだけどね・・・中国も同じなのか?
それにしても・・・池の水が汚くてワラ。
大腸菌どころじゃ済まなさそう・・・。
自殺の理由を探っていくストーリー。
SNSが発達した時代の学生は、昔よりつらいことも多いよなぁ・・・。
としみじみ観てしましました。
映像もろもろのクオリティは透明感がありとても高い。
思春期の繊細な心理描写も◎
孤独が浮き彫りになるってつらい。
でも、宗田理大先生の大人気シリーズに登場する当時の中学生でもこんな子達居ないって位のお馬鹿な設定とストーリー。
中二病陰キャ馬鹿(寧ろ勇者)とそれに巻き込まれる馬鹿、馬鹿すぎるが故に人を巻き込み傷付けそのまま勝手に死ぬという天下無敵のアホ落ち。
どう考えても気付くだろうに何故かそのまま犯罪に走る三馬鹿トリオ、
唯一の善良で人に迷惑を掛けない女の子がただ可哀想になる苛々ストーリー。
全く話に入っていけないくらい設定が矛盾だらけで、何一つ辻褄が合わないのに最大に苛々させられる。
最初に亡くなった女の子が、丸顔で明らかに拒食症なのが唯一のリアリティが感じられる場面で最後だけそこの絵面だけ最高だった!!