ここまで、原作を非常に忠実になぞったアニメでした。
コミックとアニメというメディアの違いゆえに、忠実になぞるといっても、その雰囲気を正しく再現するのは難しいのですが、やりとげていました。
ここまでは。
で、ここでいきなり終わるのは無いだろう。(^^;
まずは、原作に忠実だったゆえに、ここまでではアニメを選択する意味というのはあまりありません。原作だけ読んでいれば、同じものが得られるうえに、物語の最後まで読めるのです。
なので、今後終盤に向けてコミックでは概念というか世界観が先行しがちでドラマが薄れてしまった部分を、アニメとしてどう魅せるかに注目したいところだったのです。
いろんな側面で解釈の余地がある原作を、アニメはどう解釈してみせるのか…
なので、ここで終わってしまっては、このアニメは「コミック読んでれば必要無い」「途中で途切れたもの」になってしまうのです。
ここまで原作を雰囲気まで忠実に再現してきたことが、かえってマイナスになってしまうのです。
コミック抜きでアニメだけで見れば…非常にできがいいけれど、尻切れトンボだったアニメ、ということになるでしょう。
よくあることです。(^^;